昨日と同じ曲がかかり、スモークがたかれる。
歓声のなか、甲斐が登場。
ジャケットは昨日とおんなじやけど、シャツは光沢のあるブルー。
今回、ニューヴァージョンの歌詞は少なくて、「街の明かりつくこ～ろ・・・」とうたった くらいやってんけど、今日の「胸いっぱいの愛」では１番の前半の歌詞をとばしてしまった。 初日見てない人は、なかなか何の曲かわからんかったんちゃうかなあ。
ＭＣは大幅に減った。
「昨日は１曲ごとにしゃべってたんだけど」と甲斐。
その少ないＭＣでは、「昨日も来てた何割かが、「今日はじっくり聴こう」と してるな！２、３曲目やったときにはっきりわかった！ははあ、そう来るか（笑）」
イスの上で胸にあのギターを抱きしめた甲斐が、「橋の明かり」をうたう。
発見した。甲斐の声は、あ段とえ段が特にいい！い段やお段は力強いが、 あ段・え段はよく響いて泣ける。
「愛の灯をすべて・・・つけておいて・・・君はこの部屋から・・・いきなり消えた・・・ 水を流しっ放しで・・・君は出ていっちまった・・・俺をのこし出っぱなしさ・・・水が この目から・・・」
語尾のあ段え段連発に陶酔。
「帰る車の流れ・・・」「冬の太陽の下で・・・」と、この曲にはあ段え段が多い。
今唐突に実感した。あ段とえ段の響きがいい！
今日特筆すべきは「ＧＥＴ！」事件。
ヴォーカルが入るところで甲斐が笑い出した。ジョージとメッケンがさり気なく 演奏で歌い出しを教えた、という。「そんなのわかってるのに（笑）」
２回目のイントロをまた甲斐がさえぎる。笑っていたため客の曲への反応が 遅れたのか、「メリハリのない奴らだと思わない（笑）？」と客席を指差してジョージに。
３度目。「気ーにいったのは おー前の香水があっ」と歌うが、音がはずれている。 首を振って演奏ストップ。客が騒ぐ。みんなヒューヒュー言ってる。
４たび気をとりなおして、イントロに続いて歌い出す。やっぱり少し音が狂っている。 「このＢＡＲで一番 最高だったからーさあ」まで行ったが結局ストップ。もう客席は 大よろこび。すごい騒ぎよう。
次はイントロなしで甲斐が歌いはじめ、それからバックの演奏が入った。今度は バッチリ。
異様な盛りあがり。５回もやったん見たのは、初めてやもんなあ。
「ＧＥＴ！」が終わると、「もう一発！」と言って「シネマ クラブ」へ。
「らせん階段」。甲斐の弾き語り。
メニューが変わるなら、形態からいってここかとも考えたが、やっぱりこの曲は 外せない。
メンバーが登場し「風の中・・・」
「破れたハート・・・」がない！曲順を入れ換えたのか？しかしその次は 「渇いた街」やった。
「翼あるもの」にも変化があった。
ラストのアクションに注目していたら、「俺の声が・・・」以降がなかったのである。 サビの繰り返しのあと、一瞬間がありＳｉｎｇｅｒヴァージョンかと思ったが、静かにならずに そのまま「観覧車」へなだれ込んだ。
前回ソロで、「俺の声が・・・」から後もアップテンポで突っ走るアレンジをやった ことはあったけど、全くなくなるパターンは初めて見た。「観覧車」の後に続きを歌うのか とも思ったが、そういうこともなかったし。
「漂泊者（アウトロー）」
マイクを客席に向けて「愛をくれえよおーっ！」と歌わせる。僕も今日は歌ったし、 手拍子もした。
アンコール。力一杯、甲斐コールをする。
「テレフォン ノイローゼ」
ピックは真ん中へ。甲斐がよく来ると思って正面右前方に立っていたのだが、 昨日よりは右側に来る回数が少ない感じ。
甲斐が、ずっと右サイドで弾いているジョージを左へ送り出した。
「かけがえのないもの」がよかった！
「一生分の約束をする 君と」「働くすべてをもちかえる」という歌詞が心に染みた。
ワークソングといえば「恋愛平行線」、という印象があったが、こっちの方が それらしいか。今日初めて感じた。
あえてベストを選ぶなら、昨日が「観覧車」、今日はこの「かけがえのないもの」。 そして、２日間通して最も感動したのは「橋の明かり」。４月のＭＶＰは「橋の明かり」に 決定！
今回のチケットは７２１０円するけど、パワステ初の三方客入れステージと、 それに、何といってもあの近さ！だけで充分お釣りがくる。弦が切れたんも全部見え んねんから。
さあ、５月も燃えるぞ！
ダイナマイトが１５０屯
胸いっぱいの愛
恋愛平行線
地下室のメロディー
橋の明かり
ＬＡＤＹ
ＧＥＴ！
シネマ クラブ
らせん階段
風の中の火のように
渇いた街
翼あるもの
観覧車８２
漂泊者（アウトロー）
かけがえのないもの
