CRY

Twitterには長いやつ

BBガールズの土曜パームトーン劇場(2019年12月7日)

今月のカバー曲は、すかいどんさんが2曲とも当てていると思う。

それなら、全曲順予想をやってみよう。

 

まず、BBガールズのオリジナル曲を3つのグループに分ける。僕の勝手なイメージですけど。

 

Aグループ 「大きい曲」

(まだまだGIRLでいいかしら 風のファンタジスタ 人生はミラーボール 平成ガール ガーディアン・エンジェル)

激しい曲、ライブ終盤のたたみ掛けで盛りあがる曲。1曲目や後半1曲目にも合っている。「風のファンタジスタ」は静かなイントロから高まっていくため、バラードの後にもよく配置される。

 

Bグループ 「中ぐらいの曲」

(恋してオムレツ ひらいたトランプ クランベリージャム それはウソじゃない!? 苦い林檎酒)

ミディアムテンポの曲、おしゃれな曲、明るく楽しい曲。終盤のたたみ掛け以外ならどこででも使いやすい。場合によっては1曲目もあり。バラードの後にMCに行くよりは、これらの曲で会場を沸かせてからMCという流れが多い。「苦い林檎酒」はしっとりとしていてバラード寄りだが、たじさんのスキャットなどBBガールズの魅力を伝えやすいので、1曲目でもいける。

 

Cグループ 「バラード」

(陽だまりの鳥 夜明けの月に 透明な水 泡のないグラス 離れてもそばにいて)

静かな曲も、うたい上げる壮大な曲も。ふつう1曲目はない。バラードを続けるのか、バラードの後にどの曲を持ってくるのか、考えどころ。特に「泡のないグラス」は重みを感じさせることのできる曲なので、直後にインターバルに入らない場合、次の曲は慎重に選ばれているはず。「夜明けの月に」は明るい雰囲気。「離れてもそばにいて」はおしゃれでBグループ寄り。

 

この他に、今年の土曜パームトーン劇場では曲順が固定されている曲が2つある。

1曲目の「もっとオールドファッションド」と、アンコールの最後の「境界線はいらない」だ。この2曲は今月も定位置で間違いなさそう。

 

以上のことを基本として、今月ありそうなことや先月からの流れも考えて曲順を予想した。

さまざまなセットリストがつくれるが、これに決めた。

 

もっとオールドファッションド

クランベリージャム

 MC

離れてもそばにいて

透明な水

夜明けの月に

風のファンタジスタ

 MC

カバー曲1

カバー曲2

(衣装チェンジ)

恋してオムレツ

それはウソじゃない!?

 MC

ひらいたトランプ

苦い林檎酒

泡のないグラス

ガーディアン・エンジェル

人生はミラーボール

平成ガール

まだまだGIRLでいいかしら

(アンコール)

 MC

陽だまりの鳥

境界線はいらない

 

今月の重要事項として、来年2月9日(日)のKYOTO MUSE(京都ミューズホール)ワンマンライブの告知がある。これはMCで真摯な言葉とともに伝えられるのではないか。それなら、「陽だまりの鳥」の前にMCを入れて、そこで話されるのでは。その告知をクローズアップさせるため、「陽だまりの鳥」をアンコールに置く。

 

今年の土曜パームトーン劇場には、前の月に前半で歌われた曲は後半へ、後半で歌われた曲は前半へ動かすという特徴がある。それによって印象が変わり、より新鮮味のあるライブに感じられる。

そこで、11月に前半だった「それはウソじゃない!?」「苦い林檎酒」「ひらいたトランプ」を後ろへ、11月に後半だった「夜明けの月に」「離れてもそばにいて」「クランベリージャム」を前に持っていく。

クランベリージャム」は前の曲が終わった瞬間にイントロを始めて、スピード感を出すことができる。その効果をアップできるのはどこか。1曲目のすぐ後なんてどうだろう。

 

Aグループの「大きな曲」5曲を全部終盤たたみ掛けに使うことは少ない。うち1曲は前半か中盤の目立つところ、あるいはアンコールに持っていくと予想する。アンコールは「陽だまりの鳥」と決めているから、前に持っていくことになる。

今月のカバーは2曲とも壮大なバラードっぽいから、その前もバラードにするのではなく、一旦盛りあげてからMCをはさんでカバーという流れだと読む。「クランベリージャム」は2曲目に使うから、3曲目からはしばらく静かな曲が続く。その後で一旦盛りあげるならば、バラードの後にも合う「風のファンタジスタ」がいいかもしれない。前半で歌われることは少ないが、せっかく予想するなら穴狙い。意外なところを当てた方が気持ちがいい。

 

後半のハイライトにしたいのが、「ガーディアン・エンジェル」だ。もともと人気のある曲で、ライブでも目立つところで歌われてきたが、このところますますかっこよく進化し続けている。バラードの後に「ガーディアン・エンジェル」のイントロが流れ、手拍子で一気に雰囲気が変わるという場面を用意してみよう。

「ガーディアン・エンジェル」の前のバラードには、最も落差のある重厚な「泡のないグラス」を思い切って。「泡のないグラス」は「透明な水」と交互に隔月でうたわれることが多く、今月は「透明な水」がうたわれる番なのだが、今年最後の土曜パームトーン劇場、集大成としてどちらもうたわれるのでは。

 

先月までにやった名カバーの再演で、松田聖子瑠璃色の地球」や中島みゆき「ミルク32」を歌って今年をしめくくる案は、さすがにボリュームが増えすぎるかなと思い、採用せず。

聴けるとしたら2月9日(日)のKYOTO MUSEではないだろうか。

 

(めちゃめちゃ続く)

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BBガールズの土曜パームトーン劇場(2019年11月9日)

BBガールズの登場前から手拍子するのがすっかり定着している。

まずカナさんが現れる。今月はピースをしながらの最初のフレーズだ。藍色のワンピース。 厚木で初めて披露された、「風のファンタジスタ」で受賞した「fm GIG アカデミー賞 最優秀歌唱賞」の賞金で得た衣装。星形のイヤリングも見える。

手を打ちながらたじさんが登場。1度真ん中近くまで姿を見せてから、左手へマイクを取りにいく。カナさんと近い色のワンピースに、沖縄のミンサーっぽい飾りの白いラインが、真ん中に縦にと、袖口にも入っている。その下に長めの白いスカート。前はなかったと思う。ライブ中の動きの関係だろうか。

「もっとオールドファッションド」

最初から拳の振り付け。

今日はたじさんのスキャットが印象的だ。それでもまだあえて抑え気味にしているように思える。

スキャットに続いてカナさんのソロ。両手で高音を連打。からの美しいグリッサンドは、虹のような余韻を描く。

今日会場に来て最初に気づいたのが、キーボードの前にピンクのファイルがないことだった。ステージの右端に譜面台が置いてあり、そのせいかキーボードはいつもより左、ステージの中央に寄っている気がする。

そのおかげで、カナさんの両手の動きが全部見える。これはめちゃめちゃうれしい。見事な指の運びを見ながら、生み出される音色を聴くのは格別だ。

最後のサビの繰り返し。たじさんが1か所高く歌うのも好き。

 

「それはウソじゃない!?」

先月アンコールで歌われたし、今日こそ終盤で聴けるかと思ったが、早くも来た。

振り付けが変わってる。サビで半身になったたじさんは、リズムに合わせて体を振るが、足の位置は動かさない。先月までは前にステップしてたし、1回のサビの前半と後半で体の向きを変えていた。

今日の動きはしぜんに見える。きっちり決めてなくて、曲に乗って自由に動いている感じがいい。その中でカナさんがたじさんと角度を合わせてくれるのもうれしい。

もちろん、また戻すとか新しい振り付けにするとなったら、それを楽しむ。

 

最初の挨拶。たじさんが「ホールみたいなエコーがかかっている」と言うと、心なしかさらにエコーが強くなったようで、「この後も盛りあがっていきましょう」という声が響く。

おじぎをしたたじさん。曲が鳴って体を起こし、顔を上げるともう赤い世界に入っている。

たじさんが左手を緩く払うと、カナさんの最初の音がひとつ。

「苦い林檎酒」

間奏のスキャット。カナさんは左手は動かさず右手で弾いている。「キーボード、カナ」の紹介あたりから両手で奏でていく。ここの指の動きが見れるのもいい。いろいろ事情があるのでしょうが、これを隠すのはもったいないと思う。

背中を向けて腰のあたりに左手を置いていたたじさんが、前に戻ってくる。「白い壁にもたれ」で、カナさんの右手が同じ形のまま4段階下りていく。

後奏のスキャットは澄んでいながらも深い。数あるたじさんのボーカルの魅力のひとつ。ライブの大きな聴きどころのひとつだ。

 

「泡のないグラス」

いつもより抑えたたじさんのうた。ところどころ悲しみを表現しながらも、声への感情の込め方を少なくしている。BBガールズのバラードの中でも特に悲しく、最も重いと言ってもいい「泡のないグラス」をこういうふうにうたうのは、初めて聴いた気がする。想いをたっぷり乗せたり声に力を入れたりするたじさんのうたも僕はものすごく好きなのに、今日の「泡のないグラス」は特に沁みてくる。抑制した歌声から悲しみがよく伝わってくる。カナさんのピアノもまた、控えめに寄り添っている。

サビの繰り返し。たじさんの声が強くなる。カナさんのピアノも劇的に高まる。たじさんの声はそれでも以前よりは抑えめか。けれどとても強く胸を突く。

しめくくりもささやくように。最後の低音までしぜんに連なっている。

気がつけば、飾り気のない素の明かりに浮かび上がっている二人。曲をこわさないように、完全に静かになってから拍手をする。

最高の「泡のないグラス」だった。

 

ビートが始まる。カナさんが音を奏でたじさんが動き出すと同時に、ステージに色が戻る。

「ひらいたトランプ」

手拍子をする曲。「泡のないグラス」からの切り換えもなめらかだ。

1番の後の間奏で、小さめのスキャット。ハミング。息の音。

2番の最後の「呼ぶのーーー」が、声を小さくしてるのに響いている。さすがたじさん。

それを受けてのカナさんのソロ。定番の高音の連打に行く前、今日だけのフレーズが特に素敵。しかも、リズムに乗った指の動きが全部見えるのだから、なおさら曲といっしょに心が弾む。

3番のサビ。強まるたじさんの声。カナさんの「ウーー」や「アーーアーーアーー」のコーラスで、さらに歌が引き立つ。

強く伸ばした歌声から後奏へ。たじさんのスキャット。その声に表情がある。それとともにどこまでも軽快に弾むカナさんのピアノ。この手の動きがこれまで見えなかったとはもったいない。たじさんのスキャットは最後までつやつや。なんて見事でおしゃれな曲。なんてかっこいいBBガールズ。

 

「たじーっ!」の声が飛び、たじさんの深々としたおじぎからMCに入る。

 

「BBガールズは9歳」と繰り返されていて、結成してそんなにたつの?と驚く。

お二人でラジオ「まだまだGIRLでいいかしら」をするようになったのが2012年。シングル「まだまだGIRLでいいかしら」でのCDデビューが2013年。どちらにしても、9歳でも9年目でもなくない?  他の数え方や別の起点があるのかもしれない。あるいは、そういうノリなのか。

 

お話からカバー曲に行く流れを感じる。

もちろん今月も、カバー曲予想をかなり考えた。

 

男性ニューミュージックシンガーのヒット曲で、歌詞は女性目線というのが、最初のヒント。

まず思いついたのが4曲。

松山千春「恋」

五十嵐浩晃「ディープ・パープル」

南こうせつ「夢一夜」

雅夢愛はかげろう

 

毎月2曲カバーしているけど、まだ今まで取り上げたことのない男性ニューミュージックアーティスト。うち1曲は大ヒットソング。

2曲は別のアーティストの曲。

両方ともニューミュージックの大物。

歌詞の中に季節を表す言葉はないが、曲調は秋っぽい。

1曲は諸々の関係でこの季節にヒットした。ザ・ベストテンにも入っていた。

 

さまざまなヒントを追加してもらった。

松山千春「恋」は1月の発売だったから落ちる。

でも、南こうせつ「夢一夜」はどの条件にも合っているのでは。調べてみたら、化粧品のCMソングで、秋から冬にかけてヒットしている。まだ生き残ってる。全く傷がない。もしかしたら当たっているのでは。

 

もう1曲は女性歌手にシングルとして提供した後、セルフカバーしてアルバムに入れた曲。

そこまで有名ではないが、ファンなら絶対知ってる。話題にはなっていた。いい曲を選んだと言ってもらえると思う。

 

「夢一夜」以外の曲を考える。

ニューミュージックの大物男性歌手という条件がしぼりやすそうだ。かたっぱしから検討していく。

 

吉田拓郎「やさしい悪魔」「メランコリー」は、キャンディーズ梓みちよでヒットしている。
風「22才の別れ」
因幡晃「わかって下さい」
アリス「帰らざる日々」
チャゲ&飛鳥「万里の河」
長渕剛巡恋歌
堀江淳「メモリー・グラス」
杉真理「バカンスはいつも雨(レイン)」
浜田省吾「あばずれセブンティーン」
徳永英明「レイニー・ブルー」
女性目線の曲だが、どれも他のヒントに合わない。

 

松山千春山下達郎井上陽水佐野元春村下孝蔵布施明坂本龍一忌野清志郎高橋幸宏細野晴臣矢沢永吉武田鉄矢

「恋」以外、女性目線の歌詞のヒット曲や提供曲が思い浮かばない。

甲斐バンドさだまさしオフコースは、BBガールズはすでにカバーしている。

 

「夢一夜」以外の候補が見つけられずにいた昨日の夜中、サザンオールスターズ「海」がジューシィ・フルーツのシングルになっていたことを知る。これだ! 「夢一夜」以上に当たっている可能性が高いかもしれない。

興奮したが、ジューシィ・フルーツの「海」はB面だったことがわかった。やったと思ったが外れだったか。

 

最終的に何とか4曲集めた。

南こうせつ「夢一夜」

安全地帯「碧い瞳のエリス」

サザンオールスターズ「シャボン」

小椋佳「泣かせて」

「シャボン」は長山洋子への提供曲。可能性はあるか。

「泣かせて」は研ナオコのイメージだから、ちょっと強引な予想かもしれない。

 

カナさんのピアノが始まる。この前奏は本当にそうなのでは。

「素肌に…片袖 通したーぁだけで」

「夢一夜」

たじさんはおおらかに伸ばしたり、唐突でなくしぜんに短く終えたり。どの語尾にも余韻がある。盛りあげる前のAメロで、僕はもう泣けてきた。もともと好きな歌だけど、泣けることはなかった。やはりこの声が好きだからなのだろうな。その歌声を守護する演奏も好き。

いちばん高い音も、力を入れずして無理なくきれいに出す。

「ああ夢一夜」でカナさんがハモる。

ゆっくりになる「一夜限りに咲く花のよう」では、カナさんは高音を3度鳴らすのみにとどめる。その間たじさんは、どんなふうに速さを緩めようと、間をあけようと詞をつなげようと自由だ。ここも素晴らしい。

BBガールズによる大好きなカバーが今月もまた増えた。

 

カナさんのピアノ。たじさんがうたい出す。

聴いたことがある。知っている曲だ。何のカバーだ?

いや、これは「枯葉」じゃないか! 「ハッピースマイルミュージック 秋のスペシャル」でBBガールズがカバーした、シャンソンの名曲。なぜもっと早く気づけなかったのか。聴き込み方が甘い証拠だ。僕はファンとしてまだまだだ。

でも、何よりも「枯葉」が聴けたことがうれしい! あのイベントは平日だったから見に行けなかったのだ。こうして生で聴ける機会を得られるとは。

悲しくうたうたじさん。心に力のないヒロイン自身がうたっているような声は、やさしくも聴こえる。声はほとんど張らない。それでいて、しっとりした中から悲しみが伝わってくる。

「暮ーれーゆーくー」から曲調が変わる。たじさんの後をカナさんが輪唱していく。高い方でコーラスするカナさん。いつか追いついて重なる二人。

たじさん一人で繰り返す。「いーろーーあーせーしーーーーーーーー」と伸ばした音の豊かな深みが、悲しさと秋の情景と人生の秋を語る。

カナさんのピアノがとまる。

「おーちーーばーーーーーーーーーーーー」

最後も伸ばしていく。声を強めずにおきながら、この雰囲気を生み出す。語尾に余情を残していくのがたまらなくいい。

歌詞は越路吹雪が歌った岩谷時子のもの。本当に聴けてよかった。

僕が生で聴けなかった、カバーや、BBガールズオリジナル曲のスペシャルバージョンも、たくさんライブに通っていたらいつか聴けるだろうか。

もちろん、リクエスト企画でもないかぎりは、お二人がやりたい曲を、または、さらに成長するために挑戦する曲をやってくれるのが一番だけれど。

 

「枯葉」に拍手を贈ろうと思うが、カナさんのピアノがとぎれない。次の曲に移っているようだ。そうか、いつもは童謡の演奏をはさんで2曲目のカバーに行くところを、今日は間に「枯葉」を入れたんだ。今月のカバーは構成が違うと聴いていたけど、こういうことだったのか。ライブの前半と後半に1曲ずつ分けるのかなとか思ってた。

彼の気持ちを理解できるがゆえに心変わりに気づいてしまった女性のバラード。

少し前まで愛されていると感じていた。あの時期のことも信じられなくなり、確かめたいと思うつらさ。

「もう一度だけ」という印象的な繰り返しが、少しずつ高まっていく。

知らない曲だったが、いい曲といいカバーに出会えた。

 

カナさんとたじさんが去り、ステージは青一色になる。

聴こえてくるのは、あのノスタルジックなインストだ。

 

カナさんが先に戻ってくる。拍手でお出迎え。カナさんは最初にキーボードの楽譜立てをもう取り去ってしまう。やった! これで楽譜立ての枠さえなしで、カナさんが演奏する手が見える。

たじさんも左からマイクを取って真ん中の前へ。これはあの曲だぞ。

「人生はミラーボール」

後半のオープニングでの「ガーディアン・エンジェル」は8月に使っているし、今月は「人生はミラーボール」かもとは思っていた。カバー曲にもよるところだけど。

衣装が変わってカナさんは白、たじさんは緑のワンピース。たくさん入っている柄は同じっぽい。カナさんは黄色の、たじさんはオレンジの、細い帯みたいに見えるベルトをしていて、前に長く垂らしている。6月のわくわく梅小路フェス初日にお披露目された衣装で、土曜パームトーン劇場で着られるのは初めてだ。

「Are you lady?」で、カナさんは先月と逆で右手を内から外へ動かし、客席を指差していく。たじさんの左手とクロスする形だ。

お二人とも楽しそうなのがとてもいい。見てるこちらもますますうれしく楽しくなっていく。

2番はたじさんお一人での「Are you lady?」。カナさんは両手で演奏中だ。

「あなた次第」を長く長く長く伸ばす。一度声を弱めてからまた強くしていく。その間声は途切れない。ずっとスムーズに続いている。「だーーい」の部分だけで大きく揺らしてうねりをつくり出す。聴いてて「おおっ!」って思うし、心地いい。毎回いろんな歌い方が聴けて、そのどれもが好きになる。

カナさんのソロが特に新鮮だ。いつも聴いてるあの音、こうやって弾いているのだなあ。さえぎる物がないのがつくづくうれしい。

「BBガールズ!」と客席が声を合わせ、人差し指を伸ばした両手を上げる。

後奏。たじさんが人差し指を立てた左手を回し続ける。これも客席がいっしょにやってもいいのかもしれない。手拍子したい気持ちもあるが、さて、今度からどうしよう。

 

「恋してオムレツ」

たじさんが体をひねる振り付けが定番に。カナさんも座りながら体をひねって向きを合わせる。歌に入ってからも、たじさんと同じステップだ。

1番のカナさん。「ワー」で両腕を伸ばし、最大の円を描く。いつもの何倍も大きくて驚く。笑顔になるカナさん。僕も笑ってしまう。今日も楽しい。BBガールズのライブは、激しく盛りあがれるし、感動で泣けるし、楽しくてたまらなくもなるのだ。

2番のカナさん。「ンー」で握った両手をあごに。もう片手バージョンは考えられない。拳は見せるのがポイントみたい。来月から意識してやってみる。

間奏のMC。「というわけで、第2部がスタートしました。後はもうオリジナルをたくさん歌って、たくさん盛りあがっていこうと思いますので、みなさん最後までお付き合いくださーい!」

拍手を受けての3番。この流れならもちろん、カナさんは「イェイ!」で両腕を高く伸ばす。僕は控えめにしておこうとライブ前は思っていたけれど、今日のこの感じならいいよねと、高いダブルピース。たじさんはカナさん側の左手で小さく。

最後はたじさんが右手を、カナさんが左手を、開いて斜めに伸ばす。たじさんは視線を外す得意のポーズだ。

今日の「恋してオムレツ」もひたすら楽しかった。久しぶり、今年初めてぐらいにテンポが早く感じたけど、そんなはずないよな。僕の感覚がおかしい。

 

「特に定まってない楽しい」MC。

 

「恋してオムレツ」でカナさんの振り付けが大きかったのは、「気分的に解放されたかった」から。「1部はしんみりした曲が多くて、秋って感じだった」

僕はBBガールズのライブでは、静かな曲が続いているとはあまり感じない。どのバラードもしっかり聴きごたえがあって、1曲ずつ世界にひたれるから。

 

カバー曲の答え合わせ。

南こうせつ「夢一夜」。「枯葉」。松山千春「もう一度」。

「夢一夜」の歌詞「紅をひく」がキーワードで、今日はめっちゃ紅をひいた。

たじさんのメイクの印象が違ったのは、そのせいだったのか。僕は鈍いのでわからなかった。

たじさんの今日の課題は、うたい上げないこと。

 

カナさんの手元がスケスケ。いっぱい見られてる。

楽譜立てがないのは本当に素晴らしい。いいことしかない。

 

明日は富山でライブ。

きときと」が富山弁で「新鮮」という意味だと、カナさんの発言で初めて知れた。

 

来月は今年最後の土曜パームトーン劇場。総まとめ。

これまでのカバーを全部やろうか。オリジナルも削らずに。すごいボリューム。

冗談っぽく言ってはるけど、カバーの再演はありだと真剣に思う。やるなら、まずは何といっても松田聖子瑠璃色の地球」。そして、今年のカバーコーナーの原点とも言える中島みゆき「ミルク32」。庄野真代「アデュー」も大好きだが、「ミルク32」とどちらかになるのかな。僕にとって特別な甲斐バンド「きんぽうげ」も、まだ生で聴けていない山口百恵「乙女座 宮」もと、欲ばってはバチが当たる。

瑠璃色の地球」と「ミルク32」は、来年2月9日(日)の京都ミューズホールでのライブでもやるのではと、勝手に前々から予想している。

 

カナさんは鼻血が出たことがない。

甲斐よしひろと同じ体質だ。

 

12月15日(日) 森乃福郎さんの高瀬川寄席

12月21日(土) ミステリ研究会 マーダーミステリー&ボードゲーム大会

12月22日(日) カオスな占い祭り

12月29日(日) 忘年会ライブ

1月12日(日)昼 日曜日だけど、BBガールズの土曜パームトーン劇場

1月12日(日)夜 TIME FOR LOVEの日曜パームトーン劇場

 

BBガールズはevent space PALMTONE(阪急京都河原町駅京阪三条駅から徒歩)で歌うイベントが続く。

その前に、12月7日(土) BBガールズの土曜パームトーン劇場 だ。

 

さらに、京都ミューズホール(KYOTO MUSE)でのライブに向けて、いろんなラジオにも出演する。

ラジオ大阪にも出るそうだ。レイザーラモンRGさんの番組に投稿していたから、感慨深い。

 

「では後半戦です」

「夜明けの月に」

カナさんの前奏からバージョン。

この大切なバラードでも、たじさんは抑えてうたっているようだ。語尾も短めにしている気がする。カナさんのコーラスもそうだ。ミーティングやリハーサルで今月はこううたおうと決めていたのだろうか。それとも、たじさんのうたい方を見て、この場でそわせているのだろうか。

2番で少し強めるようになったと見えたたじさんのうたが、3番の前半ではまた抑えられる。

同じ曲でも毎回違う。今日この時だけの「夜明けの月に」

 

カナさんが悲しげな高音を少し奏でる。

前奏からは一転、楽しそうな曲調だ。このピアノはもしかして……うわあ、「離れてもそばにいて」だ!

アルバム「ラ・ブラバ/LA BRAVA」のバージョンは、ハリウッド映画に出てくるような、ステージのある広いクラブのイメージ。酒を飲む上品な客たちの前で、歌姫たじさんが歌う。そばにはグランドピアノを弾くカナさん。後方には大人数のバンドが並んでいる。アルバムからはさまざまな楽器の音が聴こえる。

それが、今はカナさんのピアノだけの演奏だ。すごい。初めて見れたし、初めての形のはず。めっちゃうれしい!

アルバムより速めのテンポ。それに連れてたじさんの歌も変わってくる。甘えるのは変わらない。

楽譜立てがないことがさらに意味を増す。カナさんのピアノがずっと興味をひく。音の強弱。生み出すリズム。飾りのように滑り込ませるフレーズ。

たじさんは最後に「好きなー あなーたーーーーーーー」と大きく歌う。真っすぐに。解放の時だ。

めちゃめちゃよかった。カナさんの生演奏のみのたじさんの歌。

浴衣ライブの「苦い林檎酒」にも感激したし、オリジナル曲の別バージョンもいろいろ聴けたら、ものすごくうれしい。

 

引き続きカナさんのピアノのみ。ここはこれしかない。

「陽だまりの鳥」

やはり抑えてうたうたじさん。

「浮かんで消え た」と、やや遅らせ、かすれさせる。

2番で一度だけ浮かぶあなたの笑顔。

「浮かんで消え~~~た」、今度は大きくしかしさりげなく揺らして繊細な「た」につなげる。

「ただ静かに」の語尾を投げる。めずらしい形。

後奏のスキャットに、「ウォーウォーーーウ」という音が入る。これも今日ならでは。このうたい方に合わせて選んだ音なのか。あるいは、しぜんに出るものなのだろうか。

いちばん最後はこのところハミングで二段階上げていたが、今日は一回にとどめた。

BBガールズを代表するバラードも、たゆまず試して、さらなる進化を探っている。

 

クランベリージャム」

間髪入れずに始まることが多い曲だが、さすがに今日はバラードの後で少し間をとってから。

元気で、楽しく、オシャレに。ライブが一気に明るくなっている。

たじさんが回る。「フーッ!」1回転して正面を向くとその場で跳ねる。音楽にも合っているし軽快。

カナさんのオシャレなピアノ。「醒めてしまうもの」での連打が気持ちいい、かっこいい。素敵なフレーズがソロ並みに次々と繰り出されてる。この手の動きを今日まで隠してたなんて。

たじさんが回る。「フーッ!」振り付けからの流れか、回り出しは腕を上にあげている。速さがある。

サビの繰り返しを終え、たじさんが回る。今度は両手を上げたままだ。「フーッ!」何と、そのまま2回転目へ。上げた両手をひらひらさせて、走るようにして。一気に2回転するのも、1曲で4回転するのも新記録。

クランベリージャム」が終盤に歌われることは少ないけど、盛りあがっていいな。

 

たじさんが真ん中の前へ出て拳を上げる。

「風のファンタジスタ」だと思ったが、聴こえてきたのはたかしさんのギター。

「平成ガール」

たじさんのパワフルなボーカルがいい。「浮かんでたいの」の語尾の深み。激しい曲に抑えるも何もない。強い歌を堪能する。しかも、しっかりメリハリは利かせてある歌だ。

「エッアーン」なしで「君のルーツも教えて」を長く伸ばした音が、光沢を見せて美しくなめらかに少しずつ小さくなっていく。

間奏のギターとともに、カナさんのキーボードも攻めている。楽譜立てをなくしたことに、今日何度感謝しているだろう。

たじさんの強い歌が帰ってくる。「ゆとりだとバカにされたって」の「だ」と「バ」を強めるかっこいい声。「ベイベー、ベイベー」と重ねる小気味よさ。

さあ、後奏だ。たじさんは左へ。カナさんの指が細かく鍵盤を上がっていく。今日は両手バージョンだ。その両手が今度は駆け下りる。右手だけが再び頂点まで上り、一気に一番下までグリッサンド。同時に全ての音が果てる。たじさんは顔を横に向けて決める。「カナーっ!」たじさんもカナさんに拍手だ。

 

ひらめくイントロ。手拍子が始まる。カナさんの左の低いグリッサンドからあの前奏へ。

「ガーディアン・エンジェル」

この切り札が取ってあったもんね。いや、とにかくかっこいい。元々ライブで輝く曲だけど、このところの熱の高まりはすさまじい。どんどんすごくなっている。

間奏へいざなうたじさんの「アー」のささやき。

カナさんのソロがまたまた絶品だ。曲のリズムは一定なのに、このスピード感、弾む躍動感。「カナーっ!」

最後にたじさん一人で繰り返す「ガーディアン・エンジェル」の伸ばし方。

手持ちの札がMUSEに向けてどんどん強さを揺るぎないものにしていく。

 

一緒に客席もカウントを数える。カナさんが両手を上げたから、僕も両手で指を出していく。たじさんが足を上げて「フーッ!」

「まだまだGIRLでいいかしら」

これこそ最強の切り札だ。

「ウブな白い花なら」の吐息まじりに弱めた語尾の魅力。

全部見えるカナさんのソロ。「カナーっ!」の声を浴びて、「今日も幸せー」と左手を斜めに上げて右のグリッサンド

どんどん強くなるたじさんの歌。これこれ。抑えずに全部解き放ったときの声量、つや、迫力、声の伸び、届かせる力、澄んだきれいさ、豊かな響き、心に迫る情感。ことごとく素晴らしい。

「たじーっ!」と叫んだ後、僕はぼーっとしてしまい、「カナーっ!」と叫ぶこともできずに、ステージから去るお二人を見てただ強く手を打っていた。

 

アンコールに戻ってきたお二人の名前を呼ぶ声が出せなかった。激しく盛りあがった後なのに。いや、盛りあがってあまりにも感動したからか。

 

たじさんはBBガールズタオルを手にしている。イントロが始まり、そのままタオルを持った左手を上げる。

「風のファンタジスタ

「アンコールありがとうございまーす。2曲お楽しみください」

いつもより小さめの声で詞を丁寧に手渡してくる。

かと思えば、たくましい声が飛んでくる。

そしてまた後奏がすごい。最後の音を伸ばして響かせる。強く長く強く長く。この音だけでも人々を感動させられそうだ。それにとどまらず詞のメッセージもずっしりともらえるのだから、本当に素晴らしい。

 

もうイントロが鳴っている。

「あっという間の土曜パームトーン劇場、お楽しみいただけましたでしょうか? ありがとうございます! また来月もお会いできるように、この曲でお別れしたいなと思います。『境界線はいらない』」

前奏や間奏で客席に呼び掛けて、アンコールはMCなしというのもいいものだな。ずっとかっこいいままで。後半戦宣言する前のMCで十分しゃべってくれたし、告知もあった。

たじさんもカナさんもリラックスして楽しんでいるようだ。

サビでは客席にBBガールズタオルが広がり、揺れる。

今月の土曜パームトーン劇場も終わっていく。今日も最高のライブだった。

「たじーっ!」「カナーっ!」

最後は全力で叫んで感動を伝えることができた。

 

この曲、今日は特別いいなと感じる。そして、そういう曲が続々と現れる。そういうライブだった。

ちょっと思い出しただけでも、抑えた中で悲しみが沁みてきた「泡のないグラス」。そうだ、この曲でたじさんの髪の内側が紫に見えてハッとして、結局ライトだったのだけど、あれはたぶん自分の席からだけ見えた名場面だった。どの席であっても、その場所だけのうれしい発見があったはず。

泣けた「夢一夜」。聴けて感激した「枯葉」。カナさんの生演奏だけで聴けた「離れてもそばにいて」。後奏もまた盛りあがった「平成ガール」。とてつもなくかっこよくなり続けている「ガーディアン・エンジェル」。

カバーは難しい課題でもあるのに、毎月本当に見事な仕上がりだ。

オリジナル曲も磨かれ続けてどんどんまぶしく光り輝いている。ますます好きになるばかり。

ライブの構成も強力だ。このままプロらしく、アーティスト然として、ステージではかっこよくあり続けてほしい。もちろん、これは勝手な願望で、お二人が心からやりたいようにライブしてもらって、ファンはついていくだけです。

MUSEでも圧巻のライブができるのは間違いない。

あとはもっと多くの人たちにBBガールズを知ってもらって、さらにたくさんのお客さんに来ていただきたいな。

 

  ライブのアーカイブ映像はこちらです。

freshlive.tv

 

2019年11月9日 event space PALMTONE

 

もっとオールドファッションド

それはウソじゃない!?

苦い林檎酒

泡のないグラス

ひらいたトランプ

夢一夜

枯葉

~ もう一度

人生はミラーボール

恋してオムレツ

夜明けの月に

離れてもそばにいて

陽だまりの鳥

クランベリージャム

平成ガール

ガーディアン・エンジェル

まだまだGIRLでいいかしら

 

風のファンタジスタ

境界線はいらない

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BBガールズの土曜パームトーン劇場(2019年10月13日)

今月のカバー2曲のヒントは、「季節や10月には関係がない」「男性ロックボーカリストが歌っている」「すごく有名とは言えないが、片方の曲は、CRY(僕)は絶対に知っている」「たじさんにとってチャレンジになる難しい歌」「発表された年代は離れている」「いい曲すぎてカナさんは泣いてしまうかも」「比較的当てやすそうな方の曲の歌詞に『月』が出てくる」という感じ。

 

ヒントがまだ出そろっていない状況で考えたのは、

キリンジ「エイリアンズ」

CHAGE and ASKA「モーニングムーン」

ANDY WILLIAMS「MOON RIVER」

さだまさしまほろば」

スガシカオ「黄金の月」

エレファントカシマシ「今宵の月のように」

ポルノグラフィティ「アポロ」

 

でも、ほとんどが有名すぎる。

まほろば」はアルバム曲だが、さだまさしをヒントでロックとは言わないだろう。

 

僕が知らない「月」が出てくる曲をTwitterで教えてもらった。

カラオケに行き、JOYSOUNDのキーワード検索で「つき」と入れてみた。結果、千曲以上が該当した。「熱き心に」みたいに、「月」じゃない「つき」もヒットしてしまうのだ。歌詞を確認しつついろいろ歌ってみたが、考え過ぎてめずらしく疲れてしまった。

 

それから、ようやく気づく。他の人は知らないかもしれないが僕は知っている、というのがポイントではないか。

僕が他の方より詳しいと思われている男性ボーカル曲といえば、甲斐よしひろ関連か、映画の曲だと思う。

映画の主題歌や挿入歌は有名なのが多い。では、甲斐よしひろ甲斐バンド・KAI FIVEの曲か、甲斐よしひろが他のミュージシャンに提供した曲、あるいは甲斐よしひろがカバーした曲なのでは。

BBガールズが3月の「きんぽうげ」に続いて甲斐の曲をカバーしてくれるなら、夢のようだ。期待しすぎないようにしないと、バチでも当たりそうだ。でも、甲斐の曲の可能性はけっこうある気がする。希望も込めて予想してみよう。

 

12日は台風で仕事が休みになった。時間はある。甲斐のディスコグラフィをデビューから順に見ていき、歌詞に月が出てきたか思い出してみる。

 

「魔女の季節」は独特で、BBガールズのイメージにもなく、チャレンジと言えばチャレンジだが、さすがにないか。

「最後の夜汽車」「スウィート・スムース・ステイトメント」「嵐の明日」「月に泣く」は名曲だけど、このへんのバラードはたじさんは簡単にうたいこなしそう。甲斐がカバーしたマリオ清藤「ユエの流れ」も同じく。

「HERO」はヒットしているし、BBガールズのお二人もご存知の曲だからない。

「荒野をくだって」はあやしい。アルバムではいかにも男目線のうたい方をされている。カバーしがいがあるかも。

「オクトーバー・ムーン」は今月にうってつけ。そのために条件から外れる。

「TWO MOON JUNCTION」は「NIGHT TRIPPER」の別バージョンだから、本家を差し置いての抜擢はない。

「サーフ・ムーン」をキーボードだけでカバーしたらびっくりだがどうか。

 

そうして、ようやく予想を7曲にしぼった。

 

甲斐よしひろ「波」

もちろん素人考えだけど、バラードの中では難しそうな気がする。生き物全体をうたう壮大なテーマで、たじさんがうたうのにふさわしいかもしれない。

 

甲斐バンドメガロポリスノクターン

しぶい魅力の曲。BBガールズのレパートリーにない雰囲気という印象。

 

KAI FIVE「落下する月」

これも少し変わっている気がする。洋楽っぽさもあるのかな。でも、タイトルに「月」が入っているのに、ヒントを「月」にはしなさそう。いや、裏の裏ということもある?

 

甲斐バンド「ムーンライト・プリズナー」

甲斐バンド後期のハードボイルド路線というか、この曲はハードコアというか。かなり妖しい歌詞だし、たじさんのイメージにない曲といえば、一人称が「俺」の男っぽいロックだと思うので、大いなるチャレンジではあるかと。

 

佐野元春「こんな素敵な日には」

甲斐以外の候補。ベストアルバム「No Damage」に入っているが、シングルではない。起伏が少ない曲調。ただ、カナさんはこういうのもオシャレに弾いてみせそう。たじさんもソロの「あなたのために歌うわ」もあるし、新境地とは言えないかもしれないな。

 

時任三郎「みえない手のひらで」

甲斐が男性アーティストに提供した曲は少なく、「月」が出てくるのはこの曲だけだと思う。家族愛の歌もBBガールズにとってめずらしいのでは。「月」が関係ないなら、竹本孝之に書いた「Weekend Lullaby」を聴きたかったところ。

 

甲斐バンド「ラヴ・マイナス・ゼロ」

BBガールズのカバーでこの曲が聴けたなら、どんなに幸せなことだろう。ムードのある世界観を現出してくれそう。

 

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入場し、カナさん作の秘蔵音源入りCDとたじさんの特製イラストポストカードをいただく。

気のせいかキーボードがいつもより真ん中寄り、前寄りに見える。そして、ピンクのA4バインダーが楽譜立てに乗っている。これはたぶん初めて見た。BBガールズのステッカー付き。

席についてカバー曲予想の話をして、ステージの様子をさらにチェック。

先月 京都サンガのタオルがかかっていた右端のマイクスタンドには、マイクが備えられている。

 

チャーリーズ・エンジェル」のテーマから、「Fai La Brava」

そして、「もっとオールドファッションド」のイントロ。

今月も、BBガールズの登場前から手拍子が起こる。

そこへやはり手を打ちながらカナさんが登場。「カナーっ!」上に伸ばした左手の人差し指を立てる。銀色の指輪が見える。右手で最初の音を奏でる。

カナさんの衣装は朱色がかった派手な赤に、黒のベルト。円のバックルも見える。

たじさんも手を打ちながらステージへ。「たじーっ!」

たじさんが前半からノースリーブなのは初めてでは。そのワンピースは赤だけどえんじに近い、カナさんよりも落ち着いた色。ベルトもカナさんと同じ黒で、前がリボンの形になっている。なんとなく黒猫を連想する。「魔女の宅急便」みたいな。

最初は拳を上げないたじさん。2回目から拳を上げるバージョンだった。客席でも同じ動きをして「グッデイゾードファッション」

お二人とも、靴も黒だ。赤と黒で印象強い。違うタイプのデザインで、カナさんのは演奏に支障がないように選んでありそう。たじさんの方はけっこうヒールがある。今日は「クランベリージャム」でまわるのは大変なのでは。後半から靴を換えて、大きく動く曲をやるのかな。

ハーモニーもスキャットも聴けるオープニング。早くBBガールズとしてCD化してほしい曲だ。

 

たじさんが左手の上に右肘を乗せる。左手を腰に当てて、一度後ろを向いてから振り返るような動き。カナさんもそれに合わせて、イスごと体の向きを変える。

「恋してオムレツ」

声を出さずに歌詞を口ずさみ、「シュビドゥビ ショビドゥバ」に切り替えたりしながら見る。

たじさんのボックスはいくつかバリエーションがあるのかも。

弧を描くように両手を開く、カナさんの1番の振り付けも、ドヨパでは2か月ぶりの復活。

「胸! まで! 焼け そう」と、切ってアクセントをつける歌い方。これはめずらしくて印象的。

2度目の間奏で観客への挨拶。笑顔で「イェーイ」って言う明るく心地よいノリ。

3番。カナさんの「イェイ」は顔の横あたり。たじさんは左手のピースをリズムよくカナさん側に出す。

最後はお二人並んで両手を開く。このとき、たじさんの手がピースになってる。これは初めて見た気がする。

今日の「恋してオムレツ」、特にめちゃめちゃ楽しかった!

 

あらためて最初のMC。

「土曜パームトーン劇場」だけど、初の日曜開催。

「やっぱライブ楽しいんで、みんなにも楽しんでもらえるように、今日も歌っていきたいなと思います。最後までよろしくお願いします!」

 

「ひらいたトランプ」

ここまで序盤で歌われるのは久々だろう。

前奏で低めのスキャットをたっぷり聴かせてくれる。

「心も枯れてくものよ」の語尾は短く切りぎみ。ここからの間奏ではスキャットは封印される。

2回目の間奏に入るところで、たじさんは「アイ」と言う代わりみたいに、体を左に傾ける。ここからのカナさんの演奏が好き。ライブに通うごとに、「ひらいたトランプ」を聴くたびに、どんどん楽しみになっていく。今日はどんなソロなのかと。もちろん繰り返される三連打も、さり気なくクールに見せるグリッサンドも、コーラスもめっちゃ素敵だ。

最後の「何もかも奪いあえる」を高く張るたじさんの声。それに連れるカナさんのコーラス。たじさんの歌がさらに強くなる。伸ばしていく。後奏のスキャットへ。かっこいい声。オシャレなリズム。高く澄むスキャットも。いつもながら全編見どころだ。

 

イントロに驚く。

クランベリージャム」だ。

たじさんの動きがやわらかで、しぜんなしなやかさを感じる。ますますいいな。

そして、難なく見事にまわる。ヒールなのにすごい。客席からの「フーッ!」の声も増えている。

2回目にまわるたじさん。ちょっとスピードを落とす。これもいい。

カナさんのキーボードの高音。パチパチと彩るリズム。「one more jam one more love」。何もかもがオシャレで素敵。

3回目はさらにゆっくりまわるたじさん。スカートがふわっとして、かわいらしかった。

 

スポットライトが消えると、たじさんはもう次の曲の世界に入っている。赤い影になって揺れるたじさん。

「苦い林檎酒」

たじさんと違うタイミングで、歌詞の中のひと言を伸ばしていくカナさんのコーラスがずっと好きだ。

間奏でたじさんは「カナ……」とは言わずに後ろへさがり、少し腕を振って軽く踊る。

歌詞を全てうたい終えたたじさんが、太い声で泣くようなスキャット。尺八の音色に続いては、高音を聴かせてくれる。演奏が終わり、たじさんが伸ばす美しい声だけが響く。そのときたじさんは赤い影に戻っていた。

 

赤のステージが、水玉のある白へ。カナさんのピアノ。

「透明な水」

今度はこの曲に入り込んでいるたじさん。やや放心したみたいに、ほぼ体を動かさず、けだるそうな声でうたい出す。カナさんのピアノは、たじさんのまわりでわずかに飛沫が跳ねるように。「夏も終わるわ」の「わ」は、今日も浮かべていく。

たじさんの声に少しずつ力がこもっていく。ときにはほんの少しだけ歌詞の乗せ方を変えたりもして。

いつの間にかステージは青が濃くなっている。水玉はまさに透明に見える。ある明かりは水中に射している光のようだ。

「あと少し 抱いていて」と声を高め、「あなたを」から「こんなにも」で静かめで丁寧なうたい方へ。「愛してる」には切なさをこめ、語尾は響かせる。

スキャットもハミングもなく後ずさるたじさんが青に溶けていく。

 

MCに入るも、カナさんは「『透明な水』の余韻にひたってしもてた」「『ああ、何か今日あたし水中におるわー』と思って弾いてて」

 

余韻の深さにお二人とも言葉が出ず、ラジオパーソナリティなのにと言ってから、「BBガールズのまだまだGIRLでいいかしら」の8周年について。

番組を始めたきっかけ。それがあってfm GIGに来ていなければ、こうしてプロとしてステージに立つこともなかった。

BBガールズの出会いと結成秘話。

 

サウンドパークで発売になったBBガールズタオルと、BBガールズTシャツが多い客席を見ると、アイドルのライブ会場みたいと思われたそう。

でも、ロックのライブでもみんなけっこうタオル巻いてますよ。

 

感謝が大事という話。

 

来年2月9日(日)の京都ミューズホールでのワンマンライブに向けて。

「みんなもね、あたしたちについてきていただけるように、あたしたちもいいライブをこれからも届けていこうじゃないか」

カナさんがたじさんに呼びかけた。

 

「それでは聴いてもらいましょう」とたじさん。

カナさんのピアノが入る。!!これだったのか!! 僕は思わず上体を前に倒してしまった。一瞬ステージから目が切れたかと思うと惜しい。が、それぐらい衝撃だったのだ。すぐにわかった。甲斐ファンならば誰もがわかる。

「最後の夜汽車」!

カナさんが前奏のフレーズを2回奏でると、もう歌が入る。ボーカルとピアノの二人だけの、BBガールズの「最後の夜汽車」だ。

「スポットライトは どこかのスターのもの」

歌詞を連想させる円いスポットに照らし出されたたじさんがうたう。情感をこめて。

「生きてきた」は低めのメロディで。

「拍手が鳴りやみ」でアクセントをつけたカナさんの一音で、バックの細やかなライトが消える。「客がいなくなっても」

「悲しいシンガー のよに」は再び低く。

「僕が さびしいって 言ったら あの人は バカねって そっと 笑った  ほほに 優しく 手をやりながら 僕しか いないって 言ってくれた」

この3番にぞくっとする。これまでにカバーした中島みゆき「ミルク32」、庄野真代「アデュー」のような、たじさんが主人公になり切って演じるような歌。「最後の夜汽車」がこんなふうにうたわれるとは。

3番の サビで初めてカナさんのコーラスが入る。たじさんは「ウーウー」とはさんでから「僕の街を 遠ざかる」

カナさんのピアノが音階を下りてくる。

2度目の「その裏側で」を強く張り上げるフェイク。これもすごい。さまざまなバージョンの「最後の夜汽車」を聴いてきたけど、こういう歌われ方は初めて聴いた。

そして、これこそいくつもの形があるサビの繰り返し。2度目で「君が乗ったーーー」と高い方へ進む。「オーーオ~オー」から「僕の街をーーーーー」と語尾を伸ばし、ブレイク。それから哀しくやさしい声で「遠ざかる」の語尾をさらにさらに伸ばしていく。カナさんのピアノが前奏の音で入る。たじさんの声も続く。やがてピアノの音色だけになり、あのフレーズを2回弾いてから、美しい旋律が繊細に高くのぼって終わる。このアレンジも初めて聴いた。カナさんが仕上げたのでしょう。ピアノだけの演奏、BBガールズならではの「最後の夜汽車」。ピアノの前奏も、ギターのない間奏も後奏も短くしてあり、ドラムのないしめくくりも独特で見事。大切にカバーしてくださったんですね。

3月の「きんぽうげ」に続いて、BBガールズによる甲斐バンドのカバーが聴けた!! 僕が大好きな二大アーティストなんだ。この感激がわかってもらえるだろうか。本当にうれしくて、めちゃめちゃありがたい。僕はものすごいしあわせものだ。しみじみよかったです。

 

 カナさんが「カントリー・ロード」を奏でる。心地よいリズム。ここの部分も好きで、毎月楽しみだ。

次のカバー曲へと移っていく。たじさんにもライトが当たり、うたい始める。

「ばあちゃんは赤いベレー帽が似合う」

この曲、知ってる。この前の木曜日の「かしこTV」と、昨日の「ムンサタ」会員限定放送で聴いた。なにげない感じでかけていたのに、まさか伏線だったとは。ありがたい。

小山卓治の「ばあちゃんごめんね」

1番のサビあたりから泣けてしまう。

2番の後にカナさんが「ウー ウー ウー ウー」とコーラス。たじさんも合流していく。

ばあちゃんに謝りながらも、「僕は行かなきゃいけないんだ」「僕はこっちでやることがあるんだ」「そこにいてあげられなかった」という事情や想いも想像できる。わかる。だからこそ、「僕はちゃんと大人になった」のだろう。

ばあちゃんはきっとまったく怒らないし、全部ゆるしてくれそうだ。でも、本当はものすごくさみしいんじゃないか。

そんなことが頭に浮かんで泣ける。

たじさんの瞳もうるうるしているように見える。

もう一度「ウー ウー ウー ウー」と声を合わせて曲が終わっていった。

 

おじぎをしてからお二人が去る。

8月からのあの音楽が流れてくる。ばあちゃんの歌から郷愁的な曲へのつながり。

カバーで感動した後のこの時間もいいものだ。

 

あのメロディが小さくなり、高音が少しずつちりばめられる。

カナさんが、たじさんが、帰ってくる。僕らは静かに見守る。

やっぱりここはこの曲だ。カバー曲の歌詞に「月」が出てくると知ってから、その後はこれだと思ってた。御色直しをはさんでもそれは変わらない。「乙女座 宮」「瑠璃色の地球」に続けてうたわれたように。

「夜明けの月に」

最近つくづく思っている。たじさんは声量があるし、高音が出せるし、バラードもうまいし、情感を込められるし、歌詞をしっかり届けることができるし、語尾に余情を乗せられるし、オシャレな曲も歌いこなせるし、歌を演じるように表現することもできるし、さまざまな声を出したり聴かせたりする技術もたくさん持っている。僕では気づけなかったり言葉にできなかったりするすごさもあるだろう。盛りあがる曲を続けてパワーで押すこともできるし、例えば4曲ぐらいいろんなタイプの曲を並べて多彩な面を見せることもできる。本当に素晴らしい。そこにカナさんのハーモニーが加わるのだから、鬼に金棒だ。

今日の「夜明けの月に」は、丁寧に聴かせてくれる。2番だけ増えるカナさんのコーラスも素敵。

後半の衣装は、お二人ともアルバム「ラ・ブラバ/LA BRAVA」の白いBBガールズTシャツに、カナさんは藤紫、たじさんはクリームイエローの色違いのスカート。

その姿で大切な曲を伝えてくれた。勇気をもらえる「夜明けの月に」

 

「離れてもそばにいて」

たじさんは甘えている雰囲気でうたい出す。マイクを両手で、それも指をのばしてはさんでいる持ち方からも、それが感じられる。

歌の後ろのカナさんのピアノも、少しずつ上がったりする間奏も、印象的。

悟ったような詞の3番に入ると、たじさんがしあわせそうな表情になる。

最後は上品な挨拶っぽく少し膝を曲げ、首を傾けて、曲の終わりに合わせて両手を広げた。

 

バラードが続いた流れを変えるイントロ。カナさんの短い右のグリッサンド。すぐに手拍子が起きる。

「それはウソじゃない!?」

予想より歌われるのが早い。先月はアンコールでだったし、もしかしたら終盤怒濤の盛りあがりの中に組み込まれるかもと思ってた。

Aメロで左右に揺れるたじさんに合わせて、カナさんも同じ方へ揺れている。9月のわくわくシティーパークでは、Bメロで動きをシンクロさせるのが目を引いたけど、今日はたじさんがステップを踏みながら体を沈めていくとき、カナさんはより細かい指を運ぶリズムに身を任せてる感じ。あの日とは違う角度の席にいるから、そう見えるのだろうか。サビではまた、たじさんの足が右前から左前に入れかわるとき、カナさんも体をひねって角度を合わす。

注目してた最後の振り付け。たじさんは先月と同じく、手のひらをこちらに向けた左手で、自分の顔を隠して決めた。これがかっこいいのだ。「たじーっ!」

 

盛りあがったところでMCへ。

 

「今月のカバー曲当ては、該当者なし!」

1曲目は甲斐バンドの「最後の夜汽車」

2曲目は、一昨日このevent space PALMTONEでライブをされた、小山卓治さんの「ばあちゃんごめんね」

 

この流れ、やっぱりいいな。

前半にカバー曲をやって、インターバルの後に再登場。後半の1曲目はどうするのかと予想する楽しみもある。それから、MCでカバー曲についての話も聴かせてもらえる。

 

「ばあちゃんごめんね」では、カナさんは泣いてしまっていたという。たじさんもやはり、うるうる来てたらしい。

話しているうちに、カナさんはまたも涙。

ライブで泣くカナさんを見るのは3回目。去年の3月、たじさんからお誕生日のメッセージを贈られたときと、今年の4月、超満員でKYOTO MUSEでのライブを勝ち取ったとき以来。

カナさんが旦那様のおばあちゃんに初めて会ったときのお話。なんていい人。なんて素敵な奥様。

「会えるときに会いに行かないといけない」

 

「会えなくなる前に。友達でもそう。思い出して」

「BBガールズにも、会いに来れるときに、来といてくれてるみなさんは大好き」

 

「うちらだって、いつまでできるかわかれへんもんね。いつ何があるかわからない。災害もあるし。今日ここでライブができることに感謝しながら」

 

先月の土曜パームトーン劇場の前の、たじさんのツイートを思い出す。

もしも何かがあって歌えなくなったらという不安を綴っておられた。

アーティスト側にも、そういう思いがあるのですね。それはね。

ファンとしても、大好きなBBガールズのライブに無事に行けるかという心配がある。行けるかぎり、できるだけ多く、BBガールズのライブが見たい。だから、来月の富山にも行きたい。道の駅 雨晴。

 

こういう話の後には、この曲しかない。

大切な人を喪失したバラード。

「陽だまりの鳥」

「なにげない 優しさなら ひとつふたつと さが せるけ ど」

弱めの声。いつもと違う切りかた。悲しい歌にさらにひき込まれる。

照明は白と黄色。夕陽の色に染まることはない。そうか、陽だまりだから夕暮れとはかぎらないんだ。むしろ昼か。「陽だまりの中で 鳥が飛んで 幻のような 空に紛れてゆく」は青空をイメージして聴くことが多いのに。いろんな印象に引っ張られている。僕の聴き込み方は甘かった。もう一度、詞をとらえ直さなければ。

後奏。慟哭を思わせる低音から、美しく澄んだ声へ。

今日のMCからの「陽だまりの鳥」も素晴らしかった。

 

たじさんの影が左手を挙げている。客席も手を挙げる。ビートが鳴り出すと、たじさんが顔を上げる。拳に力がこもる。

「風のファンタジスタ

カラフルに変わっていくライト。BB大喜利 夏の陣に続いて、いつもの緑とは違う見せ方だ。

たじさんのつややかな声が伸びていく。力んでいる素振りはない。しなやかな強さを感じる。

カナさんのピアノだけが曲の終わりを告げ、たじさんは左手を掲げる。サウンドパークではなかったから、わくわくシティーパーク以来だ。このポーズには思い入れがあるから、見れてうれしい。

 

ライトが落とされ、「たじーっ!」と声援できる間があってから、ギターが聴こえてくる。

「平成ガール」

めちゃめちゃ盛りあがる。すっかりライブ終盤の定番にのし上がってる。めっちゃ好き。早くカラオケに入れてほしい。

カナさんの隠しコーラスは今日は控えめ。

歌詞も好きなとこいっぱいあるけど、最近のいちばんのお気に入り部分が「ただあた!しら!しく! ありたーーーい」とアクセントを付けて歌われて最高。

この激しい曲にあっても、ひたすら美しく伸ばされたたじさんの最後の音の見事さを聴け。

そこからはカナさんの見せ場だ。鍵盤を細かく上がり下がりグリッサンドへと移行する。この必殺技を今日は右手だけで披露。毎回違った楽しみが飛び出す平成ガール。カナさんの両手が鍵盤を離れ、たじさんが両腕を広げたところで曲の姿が消える。

 

ビートとカウント。このマンスリーワンマンライブは、毎回いろんな構成を試みてるから、来るんじゃないかと思ってた。今日も最後から2曲目のはず。

「まだまだGIRLでいいかしら」

もう座ってるのがもどかしいくらい。自分の席で迷惑にならない範囲で体を動かす。この熱狂がたまらない。お二人も楽しそうだ。

間奏で声援を浴びたカナさんは「100の感謝」

またまたすごい後奏のたじさん。深く豊かに張った声から、最後は「オーイェーーイイェーーーーーーィ」カナさんがもう一音加えることなく、たじさんの声だけで終えた。

 

カナさんの右グリッサンド。たじさんが跳ぶ。

「人生はミラーボール」

そう、まだこの曲がとってあるのだ。ここかなと思ってた。先月は久々に前で歌われて、今日はいちばん最後。

先月に続いて、今月も最初の「フーッ!」はなし。

「Are you lady?」で左から右へ客席を指していくカナさんに、たじさんも動きを合わせる。これいいなあ。

1番が終わると、「最後の曲になっております。最大級の感謝っ」

たじさんは次の「Are you lady?」でも同様に、客席を指す。

「あーなたしだーーーーー~~~ン~~~」と客席全体を示して、カナさんの間奏へ突入。

ファンが集まったワンマンライブだ。煽りも合図も必要ない。「BBガールズ!!」

うきうきするスキャット。高くなる。パワフルな「イェーーーーーーーーイ イェーエーイ」

最後の伸ばす音に乗せて、「みなさん今日もありがとうございましたーーーー」。カナさんも声を重ね、拍手みたいに高音を叩いて本編最後を飾ってくれた。

 

アンコールの手拍子の中、あのイントロがひらひらと舞う。手拍子は即座に曲に従う。頭上で手を打つカナさんの再登場。カナさんのキーボードで高まる興奮。たじさんが走ってくる。手にしたBBガールズタオルを左側のマイクスタンドにかけ、センターへ。お二人のハーモニーが聴けるサビが始まる。

「ガーディアン・エンジェル」は、やはりインターバルの後にぴったりだ。「カナーっ!」「たじーっ!」の声も飛ぶ。この幕開けのかっこよさ。

そして、ついに来た。8月のライブ中に予想してたことがとうとう今実現してる。「ガーディアン・エンジェル」、初のアンコール1曲目だ。

天使の羽の動き。カラフルに変わり続けるライト。カナさんの間奏。全てがめくるめく「ガーディアン・エンジェル」

後奏でもう一度たじさんが曲のタイトルを歌う。最後を伸ばして低くする貴重なバージョン。音が果てるとともに横を向き、左手がその前を円を描きながら降りていく。

この曲の素晴らしさをまた改めて実感できた。

 

大阪城野外音楽堂で行われたサウンドパークへの感謝の言葉。

「ああやって前で踊ってくださってる方がいないと、私たちも100以上の力出ないやん。ライブは100の力で挑むけど、それ以上出すのってやっぱり、お客さんが楽しんでくれたはる……」

 

「本当に楽しいし、気持ちいいし、もうそのままの、もっとのテンションで、ミューズホールに向けて。もう言うてる間なんですよ」

 

お二人とも、今日のカバー2曲は本当に歌詞がすごくいいので、後で見てほしいと言う。

甲斐よしひろは何度かだけ、「この曲が書けたのだから、もう今後曲が書けなくなってもいい」とまで思えたことがあったという。「最後の夜汽車」は、その最初の曲だったはず。

冒頭の詞は比喩ととらえることもできると思うけど、舞台に立たれる方々は、主人公も自分と同じ舞台に立つ者だと感じることが多いみたい。

鶴瓶さんもさんまさんもご自分のライブで歌われている。

 

来月のBBガールズの土曜パームトーン劇場も2週目。11月9日(土)。

翌日の富山県道の駅雨晴との2DAYSだ。

 

「境界線はいらない」の前奏に乗せて。

「またMUSEに向けて練習とかしていきますので、是非応援してください。応援してもらえるアーティストでいれるようにがんばっていきたいと思います。今日は本当にありがとうございました!」

右手にBBガールズタオルを持っているので、たじさんはめずらしくマイクを左手に持って歌っていく。

サビではサウンドパークでやった通りに、頭上でタオルを広げて左右に振る。

うなずくたじさんを見て、いっしょに歌ってもいいんだと「ラララ ラララ」が大きくなっていく。

曲のエンディングでカナさんのそばに寄り、「みんなありがとうーーー」と言ってBBガールズタオルを広げる。ちょっとおどけてからふわっと跳ねるたじさんに、カナさんが最後の音色を添えた。

 

今月のライブも最高だった!!

進化していくオリジナル曲。渾身のカバー。その配置、ライブの構成。今日だけの特別、その時その時のひらめき、一瞬の輝き。

それを生で見るのが、何倍も何倍もいい。自分が選んだ席から、好きな角度で、見たいところを見ることができる。臨場感や一体感は言うまでもない。

BBガールズの土曜パームトーン劇場はすごいと、何度言っても足りない。

 これが積み重なって迎えるKYOTO MUSEでのライブ、ただただ楽しみしかない。

でも、その前に11月の土曜パームトーン劇場だ。見逃せない入魂のライブが毎月やって来る。BBガールズのファンはしあわせです。

 

  ライブのアーカイブ映像はこちらです。

https://freshlive.tv/gigtvmix/273030

 

2019年10月13日 event space PALMTONE

 

もっとオールドファッションド

恋してオムレツ

ひらいたトランプ

クランベリージャム

苦い林檎酒

透明な水

最後の夜汽車

カントリー・ロード ~ ばあちゃんごめんね

夜明けの月に

離れてもそばにいて

それはウソじゃない!?

陽だまりの鳥

風のファンタジスタ

平成ガール

まだまだGIRLでいいかしら

人生はミラーボール

 

ガーディアン・エンジェル

境界線はいらない

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会場にFMはしもとの番組表が置いてあった。「BBガールズの人生はミラーボール」の番組中にも触れていたやつ。BBガールズが表紙に載っている。手に入ってうれしい。

最後のページにはFMはしもとのCMについて書いてあった。FMはしもとでCMを打てば、「BBガールズの人生はミラーボール」のアーカイブを(ポッドキャストとか形は何でもいいので)残してもらえるでしょうか? どうですか、FMはしもとさん!

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今月は変則日程で日曜開催だったので、ゆっくり会場に残れる。初めてビールとか飲んじゃうもんね。

プロデューサーの冴沢͡鐘己さんから、曲のこと、カバーのアレンジの話など聴かせてもらう。先月も「SEPTEMBER」のコーラスの割り振りについて話せてありがたかったが、時間が足りなかった。今月は「最後の夜汽車」のこともたっぷり聴けた。

僕の予想はマニアック過ぎたみたい。「最後の夜汽車」、当てたかったな。ピアノですもんね。

BBガールズのお二人も来られて、少し曲のことが聴けた。休みの日のライブはよい。

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入場特典のCDでも、「最後の夜汽車」と「ばあちゃんごめんね」のカバー秘話が聴けた。めちゃめちゃうれしい!

こちらも毎月楽しみなたじさんのポストカードも、特に好きな感じ。ご自分の顔はわがままっぽい表情にしつつ、カナさんには変なことはしない。たじさんのカナさんへの感謝が、いつもにじみ出ている。

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サウンドパーク(2019年10月5日)

(準備中です)

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アルバム「SHORE BREAK」発売記念 ~ 山下圭志 LIVE in 名古屋Breath(2019年9月15日)

地下鉄東山線中村公園駅に来たのは初めてだけど、「Live & Dining Breath」はすぐにわかった。駅から遠くないし、交差点の目立つ場所にある。初めての人も遠征の人も安心だ。

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開場と同時に入る。

店内は広い。ゆえにステージも広い。キーボードは右寄りに置いてある。「YAMAHA CP4 STAGE」と入っているから、ジングルウィークや北山かなんデビューLIVEのものと同系統らしい。赤いギターも立ててある。BBガールズのTwitterによると、スモークやレーザービームの設備もあるという。

客席は途中に段差があって、後ろからでも見やすそうだが、だいぶ前方の真ん中の席に座ることができた。

ステージを向いて左には、大きめのスクリーン。

反対の右後方に、注文カウンターと、料理を並べるスペースがある。このライブはランチビュッフェが付いている。かなりおいしいという評判だ。

 

隣の席の女性BBガールズファンは食事をかなり楽しみにしている様子。恥をかかせる訳にはいかない。時間が来てビュッフェ開始の合図があると、僕は先陣を切ってお皿の前へ躍り出ようとはしゃいだ。が、すぐに「介助の必要がある方が優先です」というアナウンスが入る。それは当然だ。気が付かなかった。恥ずかしい。

すぐに自分の席へ引き返すが、わざとステージの前を通って、近くからキーボードの鍵盤を確認した。52鍵、京都・木屋町のevent space PALMTONEでカナさんが毎月弾いているのと同じだ。向こうの方は、BB大喜利 夏の陣の打ち上げで数えておいた。

 

ビュッフェの料理は評判通り、本当においしかった。ひとつにしぼって特筆するなら、エビのピザ! シーフードピザという言い方では表現できない。香りからして豊潤で、エビ! という感じ。あれはエビ!のピザ!

 

入場時に小さな紙袋をもらった。

僕はネタバレを避けるために開けていなかったが、同じテーブルの方々のお話ではクラッカーということだった。いつ鳴らすのだろうか。一応、すぐに紐を引っ張れるようにしておく。

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いよいよライブ開始。

トップバッターは、TIME FOR LOVE。

「夜明けのムーンシャイナー」は、たじさんの「ハ~ア」という高音コーラス入りで聴くことが多かったので、ないと違った感じ。頭の中でたじさんの声を補って聴く。

ボーカルの冴沢さんが客席まで下りてきて、会場を温めた。最前列の少年が笑顔になったことがその証明。 

TIME FOR LOVEは4曲のステージだった。

 

(まだまだ続く)