CRY

Twitterには長いやつ

BBガールズの土曜パームトーン劇場(2019年11月9日)

BBガールズの登場前から手拍子するのがすっかり定着している。

まずカナさんが現れる。今月はピースをしながらの最初のフレーズだ。藍色のワンピース。 厚木で初めて披露された、「風のファンタジスタ」で受賞した「fm GIG アカデミー賞 最優秀歌唱賞」の賞金で得た衣装。星形のイヤリングも見える。

手を打ちながらたじさんが登場。1度真ん中近くまで姿を見せてから、左手へマイクを取りにいく。カナさんと近い色のワンピースに、沖縄のミンサーっぽい飾りの白いラインが、真ん中に縦にと、袖口にも入っている。その下に長めの白いスカート。前はなかったと思う。ライブ中の動きの関係だろうか。

「もっとオールドファッションド」

最初から拳の振り付け。

今日はたじさんのスキャットが印象的だ。それでもまだあえて抑え気味にしているように思える。

スキャットに続いてカナさんのソロ。両手で高音を連打。からの美しいグリッサンドは、虹のような余韻を描く。

今日会場に来て最初に気づいたのが、キーボードの前にピンクのファイルがないことだった。ステージの右端に譜面台が置いてあり、そのせいかキーボードはいつもより左、ステージの中央に寄っている気がする。

そのおかげで、カナさんの両手の動きが全部見える。これはめちゃめちゃうれしい。見事な指の運びを見ながら、生み出される音色を聴くのは格別だ。

最後のサビの繰り返し。たじさんが1か所高く歌うのも好き。

 

「それはウソじゃない!?」

先月アンコールで歌われたし、今日こそ終盤で聴けるかと思ったが、早くも来た。

振り付けが変わってる。サビで半身になったたじさんは、リズムに合わせて体を振るが、足の位置は動かさない。先月までは前にステップしてたし、1回のサビの前半と後半で体の向きを変えていた。

今日の動きはしぜんに見える。きっちり決めてなくて、曲に乗って自由に動いている感じがいい。その中でカナさんがたじさんと角度を合わせてくれるのもうれしい。

もちろん、また戻すとか新しい振り付けにするとなったら、それを楽しむ。

 

最初の挨拶。たじさんが「ホールみたいなエコーがかかっている」と言うと、心なしかさらにエコーが強くなったようで、「この後も盛りあがっていきましょう」という声が響く。

おじぎをしたたじさん。曲が鳴って体を起こし、顔を上げるともう赤い世界に入っている。

たじさんが左手を緩く払うと、カナさんの最初の音がひとつ。

「苦い林檎酒」

間奏のスキャット。カナさんは左手は動かさず右手で弾いている。「キーボード、カナ」の紹介あたりから両手で奏でていく。ここの指の動きが見れるのもいい。いろいろ事情があるのでしょうが、これを隠すのはもったいないと思う。

背中を向けて腰のあたりに左手を置いていたたじさんが、前に戻ってくる。「白い壁にもたれ」で、カナさんの右手が同じ形のまま4段階下りていく。

後奏のスキャットは澄んでいながらも深い。数あるたじさんのボーカルの魅力のひとつ。ライブの大きな聴きどころのひとつだ。

 

「泡のないグラス」

いつもより抑えたたじさんのうた。ところどころ悲しみを表現しながらも、声への感情の込め方を少なくしている。BBガールズのバラードの中でも特に悲しく、最も重いと言ってもいい「泡のないグラス」をこういうふうにうたうのは、初めて聴いた気がする。想いをたっぷり乗せたり声に力を入れたりするたじさんのうたも僕はものすごく好きなのに、今日の「泡のないグラス」は特に沁みてくる。抑制した歌声から悲しみがよく伝わってくる。カナさんのピアノもまた、控えめに寄り添っている。

サビの繰り返し。たじさんの声が強くなる。カナさんのピアノも劇的に高まる。たじさんの声はそれでも以前よりは抑えめか。けれどとても強く胸を突く。

しめくくりもささやくように。最後の低音までしぜんに連なっている。

気がつけば、飾り気のない素の明かりに浮かび上がっている二人。曲をこわさないように、完全に静かになってから拍手をする。

最高の「泡のないグラス」だった。

 

ビートが始まる。カナさんが音を奏でたじさんが動き出すと同時に、ステージに色が戻る。

「ひらいたトランプ」

手拍子をする曲。「泡のないグラス」からの切り換えもなめらかだ。

1番の後の間奏で、小さめのスキャット。ハミング。息の音。

2番の最後の「呼ぶのーーー」が、声を小さくしてるのに響いている。さすがたじさん。

それを受けてのカナさんのソロ。定番の高音の連打に行く前、今日だけのフレーズが特に素敵。しかも、リズムに乗った指の動きが全部見えるのだから、なおさら曲といっしょに心が弾む。

3番のサビ。強まるたじさんの声。カナさんの「ウーー」や「アーーアーーアーー」のコーラスで、さらに歌が引き立つ。

強く伸ばした歌声から後奏へ。たじさんのスキャット。その声に表情がある。それとともにどこまでも軽快に弾むカナさんのピアノ。この手の動きがこれまで見えなかったとはもったいない。たじさんのスキャットは最後までつやつや。なんて見事でおしゃれな曲。なんてかっこいいBBガールズ。

 

「たじーっ!」の声が飛び、たじさんの深々としたおじぎからMCに入る。

 

「BBガールズは9歳」と繰り返されていて、結成してそんなにたつの?と驚く。

お二人でラジオ「まだまだGIRLでいいかしら」をするようになったのが2012年。シングル「まだまだGIRLでいいかしら」でのCDデビューが2013年。どちらにしても、9歳でも9年目でもなくない?  他の数え方や別の起点があるのかもしれない。あるいは、そういうノリなのか。

 

お話からカバー曲に行く流れを感じる。

もちろん今月も、カバー曲予想をかなり考えた。

 

男性ニューミュージックシンガーのヒット曲で、歌詞は女性目線というのが、最初のヒント。

まず思いついたのが4曲。

松山千春「恋」

五十嵐浩晃「ディープ・パープル」

南こうせつ「夢一夜」

雅夢愛はかげろう

 

毎月2曲カバーしているけど、まだ今まで取り上げたことのない男性ニューミュージックアーティスト。うち1曲は大ヒットソング。

2曲は別のアーティストの曲。

両方ともニューミュージックの大物。

歌詞の中に季節を表す言葉はないが、曲調は秋っぽい。

1曲は諸々の関係でこの季節にヒットした。ザ・ベストテンにも入っていた。

 

さまざまなヒントを追加してもらった。

松山千春「恋」は1月の発売だったから落ちる。

でも、南こうせつ「夢一夜」はどの条件にも合っているのでは。調べてみたら、化粧品のCMソングで、秋から冬にかけてヒットしている。まだ生き残ってる。全く傷がない。もしかしたら当たっているのでは。

 

もう1曲は女性歌手にシングルとして提供した後、セルフカバーしてアルバムに入れた曲。

そこまで有名ではないが、ファンなら絶対知ってる。話題にはなっていた。いい曲を選んだと言ってもらえると思う。

 

「夢一夜」以外の曲を考える。

ニューミュージックの大物男性歌手という条件がしぼりやすそうだ。かたっぱしから検討していく。

 

吉田拓郎「やさしい悪魔」「メランコリー」は、キャンディーズ梓みちよでヒットしている。
風「22才の別れ」
因幡晃「わかって下さい」
アリス「帰らざる日々」
チャゲ&飛鳥「万里の河」
長渕剛巡恋歌
堀江淳「メモリー・グラス」
杉真理「バカンスはいつも雨(レイン)」
浜田省吾「あばずれセブンティーン」
徳永英明「レイニー・ブルー」
女性目線の曲だが、どれも他のヒントに合わない。

 

松山千春山下達郎井上陽水佐野元春村下孝蔵布施明坂本龍一忌野清志郎高橋幸宏細野晴臣矢沢永吉武田鉄矢

「恋」以外、女性目線の歌詞のヒット曲や提供曲が思い浮かばない。

甲斐バンドさだまさしオフコースは、BBガールズはすでにカバーしている。

 

「夢一夜」以外の候補が見つけられずにいた昨日の夜中、サザンオールスターズ「海」がジューシィ・フルーツのシングルになっていたことを知る。これだ! 「夢一夜」以上に当たっている可能性が高いかもしれない。

興奮したが、ジューシィ・フルーツの「海」はB面だったことがわかった。やったと思ったが外れだったか。

 

最終的に何とか4曲集めた。

南こうせつ「夢一夜」

安全地帯「碧い瞳のエリス」

サザンオールスターズ「シャボン」

小椋佳「泣かせて」

「シャボン」は長山洋子への提供曲。可能性はあるか。

「泣かせて」は研ナオコのイメージだから、ちょっと強引な予想かもしれない。

 

カナさんのピアノが始まる。この前奏は本当にそうなのでは。

「素肌に…片袖 通したーぁだけで」

「夢一夜」

たじさんはおおらかに伸ばしたり、唐突でなくしぜんに短く終えたり。どの語尾にも余韻がある。盛りあげる前のAメロで、僕はもう泣けてきた。もともと好きな歌だけど、泣けることはなかった。やはりこの声が好きだからなのだろうな。その歌声を守護する演奏も好き。

いちばん高い音も、力を入れずして無理なくきれいに出す。

「ああ夢一夜」でカナさんがハモる。

ゆっくりになる「一夜限りに咲く花のよう」では、カナさんは高音を3度鳴らすのみにとどめる。その間たじさんは、どんなふうに速さを緩めようと、間をあけようと詞をつなげようと自由だ。ここも素晴らしい。

BBガールズによる大好きなカバーが今月もまた増えた。

 

カナさんのピアノ。たじさんがうたい出す。

聴いたことがある。知っている曲だ。何のカバーだ?

いや、これは「枯葉」じゃないか! 「ハッピースマイルミュージック 秋のスペシャル」でBBガールズがカバーした、シャンソンの名曲。なぜもっと早く気づけなかったのか。聴き込み方が甘い証拠だ。僕はファンとしてまだまだだ。

でも、何よりも「枯葉」が聴けたことがうれしい! あのイベントは平日だったから見に行けなかったのだ。こうして生で聴ける機会を得られるとは。

悲しくうたうたじさん。心に力のないヒロイン自身がうたっているような声は、やさしくも聴こえる。声はほとんど張らない。それでいて、しっとりした中から悲しみが伝わってくる。

「暮ーれーゆーくー」から曲調が変わる。たじさんの後をカナさんが輪唱していく。高い方でコーラスするカナさん。いつか追いついて重なる二人。

たじさん一人で繰り返す。「いーろーーあーせーしーーーーーーーー」と伸ばした音の豊かな深みが、悲しさと秋の情景と人生の秋を語る。

カナさんのピアノがとまる。

「おーちーーばーーーーーーーーーーーー」

最後も伸ばしていく。声を強めずにおきながら、この雰囲気を生み出す。語尾に余情を残していくのがたまらなくいい。

歌詞は越路吹雪が歌った岩谷時子のもの。本当に聴けてよかった。

僕が生で聴けなかった、カバーや、BBガールズオリジナル曲のスペシャルバージョンも、たくさんライブに通っていたらいつか聴けるだろうか。

もちろん、リクエスト企画でもないかぎりは、お二人がやりたい曲を、または、さらに成長するために挑戦する曲をやってくれるのが一番だけれど。

 

「枯葉」に拍手を贈ろうと思うが、カナさんのピアノがとぎれない。次の曲に移っているようだ。そうか、いつもは童謡の演奏をはさんで2曲目のカバーに行くところを、今日は間に「枯葉」を入れたんだ。今月のカバーは構成が違うと聴いていたけど、こういうことだったのか。ライブの前半と後半に1曲ずつ分けるのかなとか思ってた。

彼の気持ちを理解できるがゆえに心変わりに気づいてしまった女性のバラード。

少し前まで愛されていると感じていた。あの時期のことも信じられなくなり、確かめたいと思うつらさ。

「もう一度だけ」という印象的な繰り返しが、少しずつ高まっていく。

知らない曲だったが、いい曲といいカバーに出会えた。

 

カナさんとたじさんが去り、ステージは青一色になる。

聴こえてくるのは、あのノスタルジックなインストだ。

 

カナさんが先に戻ってくる。拍手でお出迎え。カナさんは最初にキーボードの楽譜立てをもう取り去ってしまう。やった! これで楽譜立ての枠さえなしで、カナさんが演奏する手が見える。

たじさんも左からマイクを取って真ん中の前へ。これはあの曲だぞ。

「人生はミラーボール」

後半のオープニングでの「ガーディアン・エンジェル」は8月に使っているし、今月は「人生はミラーボール」かもとは思っていた。カバー曲にもよるところだけど。

衣装が変わってカナさんは白、たじさんは緑のワンピース。たくさん入っている柄は同じっぽい。カナさんは黄色の、たじさんはオレンジの、細い帯みたいに見えるベルトをしていて、前に長く垂らしている。6月のわくわく梅小路フェス初日にお披露目された衣装で、土曜パームトーン劇場で着られるのは初めてだ。

「Are you lady?」で、カナさんは先月と逆で右手を内から外へ動かし、客席を指差していく。たじさんの左手とクロスする形だ。

お二人とも楽しそうなのがとてもいい。見てるこちらもますますうれしく楽しくなっていく。

2番はたじさんお一人での「Are you lady?」。カナさんは両手で演奏中だ。

「あなた次第」を長く長く長く伸ばす。一度声を弱めてからまた強くしていく。その間声は途切れない。ずっとスムーズに続いている。「だーーい」の部分だけで大きく揺らしてうねりをつくり出す。聴いてて「おおっ!」って思うし、心地いい。毎回いろんな歌い方が聴けて、そのどれもが好きになる。

カナさんのソロが特に新鮮だ。いつも聴いてるあの音、こうやって弾いているのだなあ。さえぎる物がないのがつくづくうれしい。

「BBガールズ!」と客席が声を合わせ、人差し指を伸ばした両手を上げる。

後奏。たじさんが人差し指を立てた左手を回し続ける。これも客席がいっしょにやってもいいのかもしれない。手拍子したい気持ちもあるが、さて、今度からどうしよう。

 

「恋してオムレツ」

たじさんが体をひねる振り付けが定番に。カナさんも座りながら体をひねって向きを合わせる。歌に入ってからも、たじさんと同じステップだ。

1番のカナさん。「ワー」で両腕を伸ばし、最大の円を描く。いつもの何倍も大きくて驚く。笑顔になるカナさん。僕も笑ってしまう。今日も楽しい。BBガールズのライブは、激しく盛りあがれるし、感動で泣けるし、楽しくてたまらなくもなるのだ。

2番のカナさん。「ンー」で握った両手をあごに。もう片手バージョンは考えられない。拳は見せるのがポイントみたい。来月から意識してやってみる。

間奏のMC。「というわけで、第2部がスタートしました。後はもうオリジナルをたくさん歌って、たくさん盛りあがっていこうと思いますので、みなさん最後までお付き合いくださーい!」

拍手を受けての3番。この流れならもちろん、カナさんは「イェイ!」で両腕を高く伸ばす。僕は控えめにしておこうとライブ前は思っていたけれど、今日のこの感じならいいよねと、高いダブルピース。たじさんはカナさん側の左手で小さく。

最後はたじさんが右手を、カナさんが左手を、開いて斜めに伸ばす。たじさんは視線を外す得意のポーズだ。

今日の「恋してオムレツ」もひたすら楽しかった。久しぶり、今年初めてぐらいにテンポが早く感じたけど、そんなはずないよな。僕の感覚がおかしい。

 

「特に定まってない楽しい」MC。

 

「恋してオムレツ」でカナさんの振り付けが大きかったのは、「気分的に解放されたかった」から。「1部はしんみりした曲が多くて、秋って感じだった」

僕はBBガールズのライブでは、静かな曲が続いているとはあまり感じない。どのバラードもしっかり聴きごたえがあって、1曲ずつ世界にひたれるから。

 

カバー曲の答え合わせ。

南こうせつ「夢一夜」。「枯葉」。松山千春「もう一度」。

「夢一夜」の歌詞「紅をひく」がキーワードで、今日はめっちゃ紅をひいた。

たじさんのメイクの印象が違ったのは、そのせいだったのか。僕は鈍いのでわからなかった。

たじさんの今日の課題は、うたい上げないこと。

 

カナさんの手元がスケスケ。いっぱい見られてる。

楽譜立てがないのは本当に素晴らしい。いいことしかない。

 

明日は富山でライブ。

きときと」が富山弁で「新鮮」という意味だと、カナさんの発言で初めて知れた。

 

来月は今年最後の土曜パームトーン劇場。総まとめ。

これまでのカバーを全部やろうか。オリジナルも削らずに。すごいボリューム。

冗談っぽく言ってはるけど、カバーの再演はありだと真剣に思う。やるなら、まずは何といっても松田聖子瑠璃色の地球」。そして、今年のカバーコーナーの原点とも言える中島みゆき「ミルク32」。庄野真代「アデュー」も大好きだが、「ミルク32」とどちらかになるのかな。僕にとって特別な甲斐バンド「きんぽうげ」も、まだ生で聴けていない山口百恵「乙女座 宮」もと、欲ばってはバチが当たる。

瑠璃色の地球」と「ミルク32」は、来年2月9日(日)の京都ミューズホールでのライブでもやるのではと、勝手に前々から予想している。

 

カナさんは鼻血が出たことがない。

甲斐よしひろと同じ体質だ。

 

12月15日(日) 森乃福郎さんの高瀬川寄席

12月21日(土) ミステリ研究会 マーダーミステリー&ボードゲーム大会

12月22日(日) カオスな占い祭り

12月29日(日) 忘年会ライブ

1月12日(日)昼 日曜日だけど、BBガールズの土曜パームトーン劇場

1月12日(日)夜 TIME FOR LOVEの日曜パームトーン劇場

 

BBガールズはevent space PALMTONE(阪急京都河原町駅京阪三条駅から徒歩)で歌うイベントが続く。

その前に、12月7日(土) BBガールズの土曜パームトーン劇場 だ。

 

さらに、京都ミューズホール(KYOTO MUSE)でのライブに向けて、いろんなラジオにも出演する。

ラジオ大阪にも出るそうだ。レイザーラモンRGさんの番組に投稿していたから、感慨深い。

 

「では後半戦です」

「夜明けの月に」

カナさんの前奏からバージョン。

この大切なバラードでも、たじさんは抑えてうたっているようだ。語尾も短めにしている気がする。カナさんのコーラスもそうだ。ミーティングやリハーサルで今月はこううたおうと決めていたのだろうか。それとも、たじさんのうたい方を見て、この場でそわせているのだろうか。

2番で少し強めるようになったと見えたたじさんのうたが、3番の前半ではまた抑えられる。

同じ曲でも毎回違う。今日この時だけの「夜明けの月に」

 

カナさんが悲しげな高音を少し奏でる。

前奏からは一転、楽しそうな曲調だ。このピアノはもしかして……うわあ、「離れてもそばにいて」だ!

アルバム「ラ・ブラバ/LA BRAVA」のバージョンは、ハリウッド映画に出てくるような、ステージのある広いクラブのイメージ。酒を飲む上品な客たちの前で、歌姫たじさんが歌う。そばにはグランドピアノを弾くカナさん。後方には大人数のバンドが並んでいる。アルバムからはさまざまな楽器の音が聴こえる。

それが、今はカナさんのピアノだけの演奏だ。すごい。初めて見れたし、初めての形のはず。めっちゃうれしい!

アルバムより速めのテンポ。それに連れてたじさんの歌も変わってくる。甘えるのは変わらない。

楽譜立てがないことがさらに意味を増す。カナさんのピアノがずっと興味をひく。音の強弱。生み出すリズム。飾りのように滑り込ませるフレーズ。

たじさんは最後に「好きなー あなーたーーーーーーー」と大きく歌う。真っすぐに。解放の時だ。

めちゃめちゃよかった。カナさんの生演奏のみのたじさんの歌。

浴衣ライブの「苦い林檎酒」にも感激したし、オリジナル曲の別バージョンもいろいろ聴けたら、ものすごくうれしい。

 

引き続きカナさんのピアノのみ。ここはこれしかない。

「陽だまりの鳥」

やはり抑えてうたうたじさん。

「浮かんで消え た」と、やや遅らせ、かすれさせる。

2番で一度だけ浮かぶあなたの笑顔。

「浮かんで消え~~~た」、今度は大きくしかしさりげなく揺らして繊細な「た」につなげる。

「ただ静かに」の語尾を投げる。めずらしい形。

後奏のスキャットに、「ウォーウォーーーウ」という音が入る。これも今日ならでは。このうたい方に合わせて選んだ音なのか。あるいは、しぜんに出るものなのだろうか。

いちばん最後はこのところハミングで二段階上げていたが、今日は一回にとどめた。

BBガールズを代表するバラードも、たゆまず試して、さらなる進化を探っている。

 

クランベリージャム」

間髪入れずに始まることが多い曲だが、さすがに今日はバラードの後で少し間をとってから。

元気で、楽しく、オシャレに。ライブが一気に明るくなっている。

たじさんが回る。「フーッ!」1回転して正面を向くとその場で跳ねる。音楽にも合っているし軽快。

カナさんのオシャレなピアノ。「醒めてしまうもの」での連打が気持ちいい、かっこいい。素敵なフレーズがソロ並みに次々と繰り出されてる。この手の動きを今日まで隠してたなんて。

たじさんが回る。「フーッ!」振り付けからの流れか、回り出しは腕を上にあげている。速さがある。

サビの繰り返しを終え、たじさんが回る。今度は両手を上げたままだ。「フーッ!」何と、そのまま2回転目へ。上げた両手をひらひらさせて、走るようにして。一気に2回転するのも、1曲で4回転するのも新記録。

クランベリージャム」が終盤に歌われることは少ないけど、盛りあがっていいな。

 

たじさんが真ん中の前へ出て拳を上げる。

「風のファンタジスタ」だと思ったが、聴こえてきたのはたかしさんのギター。

「平成ガール」

たじさんのパワフルなボーカルがいい。「浮かんでたいの」の語尾の深み。激しい曲に抑えるも何もない。強い歌を堪能する。しかも、しっかりメリハリは利かせてある歌だ。

「エッアーン」なしで「君のルーツも教えて」を長く伸ばした音が、光沢を見せて美しくなめらかに少しずつ小さくなっていく。

間奏のギターとともに、カナさんのキーボードも攻めている。楽譜立てをなくしたことに、今日何度感謝しているだろう。

たじさんの強い歌が帰ってくる。「ゆとりだとバカにされたって」の「だ」と「バ」を強めるかっこいい声。「ベイベー、ベイベー」と重ねる小気味よさ。

さあ、後奏だ。たじさんは左へ。カナさんの指が細かく鍵盤を上がっていく。今日は両手バージョンだ。その両手が今度は駆け下りる。右手だけが再び頂点まで上り、一気に一番下までグリッサンド。同時に全ての音が果てる。たじさんは顔を横に向けて決める。「カナーっ!」たじさんもカナさんに拍手だ。

 

ひらめくイントロ。手拍子が始まる。カナさんの左の低いグリッサンドからあの前奏へ。

「ガーディアン・エンジェル」

この切り札が取ってあったもんね。いや、とにかくかっこいい。元々ライブで輝く曲だけど、このところの熱の高まりはすさまじい。どんどんすごくなっている。

間奏へいざなうたじさんの「アー」のささやき。

カナさんのソロがまたまた絶品だ。曲のリズムは一定なのに、このスピード感、弾む躍動感。「カナーっ!」

最後にたじさん一人で繰り返す「ガーディアン・エンジェル」の伸ばし方。

手持ちの札がMUSEに向けてどんどん強さを揺るぎないものにしていく。

 

一緒に客席もカウントを数える。カナさんが両手を上げたから、僕も両手で指を出していく。たじさんが足を上げて「フーッ!」

「まだまだGIRLでいいかしら」

これこそ最強の切り札だ。

「ウブな白い花なら」の吐息まじりに弱めた語尾の魅力。

全部見えるカナさんのソロ。「カナーっ!」の声を浴びて、「今日も幸せー」と左手を斜めに上げて右のグリッサンド

どんどん強くなるたじさんの歌。これこれ。抑えずに全部解き放ったときの声量、つや、迫力、声の伸び、届かせる力、澄んだきれいさ、豊かな響き、心に迫る情感。ことごとく素晴らしい。

「たじーっ!」と叫んだ後、僕はぼーっとしてしまい、「カナーっ!」と叫ぶこともできずに、ステージから去るお二人を見てただ強く手を打っていた。

 

アンコールに戻ってきたお二人の名前を呼ぶ声が出せなかった。激しく盛りあがった後なのに。いや、盛りあがってあまりにも感動したからか。

 

たじさんはBBガールズタオルを手にしている。イントロが始まり、そのままタオルを持った左手を上げる。

「風のファンタジスタ

「アンコールありがとうございまーす。2曲お楽しみください」

いつもより小さめの声で詞を丁寧に手渡してくる。

かと思えば、たくましい声が飛んでくる。

そしてまた後奏がすごい。最後の音を伸ばして響かせる。強く長く強く長く。この音だけでも人々を感動させられそうだ。それにとどまらず詞のメッセージもずっしりともらえるのだから、本当に素晴らしい。

 

もうイントロが鳴っている。

「あっという間の土曜パームトーン劇場、お楽しみいただけましたでしょうか? ありがとうございます! また来月もお会いできるように、この曲でお別れしたいなと思います。『境界線はいらない』」

前奏や間奏で客席に呼び掛けて、アンコールはMCなしというのもいいものだな。ずっとかっこいいままで。後半戦宣言する前のMCで十分しゃべってくれたし、告知もあった。

たじさんもカナさんもリラックスして楽しんでいるようだ。

サビでは客席にBBガールズタオルが広がり、揺れる。

今月の土曜パームトーン劇場も終わっていく。今日も最高のライブだった。

「たじーっ!」「カナーっ!」

最後は全力で叫んで感動を伝えることができた。

 

この曲、今日は特別いいなと感じる。そして、そういう曲が続々と現れる。そういうライブだった。

ちょっと思い出しただけでも、抑えた中で悲しみが沁みてきた「泡のないグラス」。そうだ、この曲でたじさんの髪の内側が紫に見えてハッとして、結局ライトだったのだけど、あれはたぶん自分の席からだけ見えた名場面だった。どの席であっても、その場所だけのうれしい発見があったはず。

泣けた「夢一夜」。聴けて感激した「枯葉」。カナさんの生演奏だけで聴けた「離れてもそばにいて」。後奏もまた盛りあがった「平成ガール」。とてつもなくかっこよくなり続けている「ガーディアン・エンジェル」。

カバーは難しい課題でもあるのに、毎月本当に見事な仕上がりだ。

オリジナル曲も磨かれ続けてどんどんまぶしく光り輝いている。ますます好きになるばかり。

ライブの構成も強力だ。このままプロらしく、アーティスト然として、ステージではかっこよくあり続けてほしい。もちろん、これは勝手な願望で、お二人が心からやりたいようにライブしてもらって、ファンはついていくだけです。

MUSEでも圧巻のライブができるのは間違いない。

あとはもっと多くの人たちにBBガールズを知ってもらって、さらにたくさんのお客さんに来ていただきたいな。

 

  ライブのアーカイブ映像はこちらです。

freshlive.tv

 

2019年11月9日 event space PALMTONE

 

もっとオールドファッションド

それはウソじゃない!?

苦い林檎酒

泡のないグラス

ひらいたトランプ

夢一夜

枯葉

~ もう一度

人生はミラーボール

恋してオムレツ

夜明けの月に

離れてもそばにいて

陽だまりの鳥

クランベリージャム

平成ガール

ガーディアン・エンジェル

まだまだGIRLでいいかしら

 

風のファンタジスタ

境界線はいらない

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BBガールズの土曜パームトーン劇場(2019年10月13日)

今月のカバー2曲のヒントは、「季節や10月には関係がない」「男性ロックボーカリストが歌っている」「すごく有名とは言えないが、片方の曲は、CRY(僕)は絶対に知っている」「たじさんにとってチャレンジになる難しい歌」「発表された年代は離れている」「いい曲すぎてカナさんは泣いてしまうかも」「比較的当てやすそうな方の曲の歌詞に『月』が出てくる」という感じ。

 

ヒントがまだ出そろっていない状況で考えたのは、

キリンジ「エイリアンズ」

CHAGE and ASKA「モーニングムーン」

ANDY WILLIAMS「MOON RIVER」

さだまさしまほろば」

スガシカオ「黄金の月」

エレファントカシマシ「今宵の月のように」

ポルノグラフィティ「アポロ」

 

でも、ほとんどが有名すぎる。

まほろば」はアルバム曲だが、さだまさしをヒントでロックとは言わないだろう。

 

僕が知らない「月」が出てくる曲をTwitterで教えてもらった。

カラオケに行き、JOYSOUNDのキーワード検索で「つき」と入れてみた。結果、千曲以上が該当した。「熱き心に」みたいに、「月」じゃない「つき」もヒットしてしまうのだ。歌詞を確認しつついろいろ歌ってみたが、考え過ぎてめずらしく疲れてしまった。

 

それから、ようやく気づく。他の人は知らないかもしれないが僕は知っている、というのがポイントではないか。

僕が他の方より詳しいと思われている男性ボーカル曲といえば、甲斐よしひろ関連か、映画の曲だと思う。

映画の主題歌や挿入歌は有名なのが多い。では、甲斐よしひろ甲斐バンド・KAI FIVEの曲か、甲斐よしひろが他のミュージシャンに提供した曲、あるいは甲斐よしひろがカバーした曲なのでは。

BBガールズが3月の「きんぽうげ」に続いて甲斐の曲をカバーしてくれるなら、夢のようだ。期待しすぎないようにしないと、バチでも当たりそうだ。でも、甲斐の曲の可能性はけっこうある気がする。希望も込めて予想してみよう。

 

12日は台風で仕事が休みになった。時間はある。甲斐のディスコグラフィをデビューから順に見ていき、歌詞に月が出てきたか思い出してみる。

 

「魔女の季節」は独特で、BBガールズのイメージにもなく、チャレンジと言えばチャレンジだが、さすがにないか。

「最後の夜汽車」「スウィート・スムース・ステイトメント」「嵐の明日」「月に泣く」は名曲だけど、このへんのバラードはたじさんは簡単にうたいこなしそう。甲斐がカバーしたマリオ清藤「ユエの流れ」も同じく。

「HERO」はヒットしているし、BBガールズのお二人もご存知の曲だからない。

「荒野をくだって」はあやしい。アルバムではいかにも男目線のうたい方をされている。カバーしがいがあるかも。

「オクトーバー・ムーン」は今月にうってつけ。そのために条件から外れる。

「TWO MOON JUNCTION」は「NIGHT TRIPPER」の別バージョンだから、本家を差し置いての抜擢はない。

「サーフ・ムーン」をキーボードだけでカバーしたらびっくりだがどうか。

 

そうして、ようやく予想を7曲にしぼった。

 

甲斐よしひろ「波」

もちろん素人考えだけど、バラードの中では難しそうな気がする。生き物全体をうたう壮大なテーマで、たじさんがうたうのにふさわしいかもしれない。

 

甲斐バンドメガロポリスノクターン

しぶい魅力の曲。BBガールズのレパートリーにない雰囲気という印象。

 

KAI FIVE「落下する月」

これも少し変わっている気がする。洋楽っぽさもあるのかな。でも、タイトルに「月」が入っているのに、ヒントを「月」にはしなさそう。いや、裏の裏ということもある?

 

甲斐バンド「ムーンライト・プリズナー」

甲斐バンド後期のハードボイルド路線というか、この曲はハードコアというか。かなり妖しい歌詞だし、たじさんのイメージにない曲といえば、一人称が「俺」の男っぽいロックだと思うので、大いなるチャレンジではあるかと。

 

佐野元春「こんな素敵な日には」

甲斐以外の候補。ベストアルバム「No Damage」に入っているが、シングルではない。起伏が少ない曲調。ただ、カナさんはこういうのもオシャレに弾いてみせそう。たじさんもソロの「あなたのために歌うわ」もあるし、新境地とは言えないかもしれないな。

 

時任三郎「みえない手のひらで」

甲斐が男性アーティストに提供した曲は少なく、「月」が出てくるのはこの曲だけだと思う。家族愛の歌もBBガールズにとってめずらしいのでは。「月」が関係ないなら、竹本孝之に書いた「Weekend Lullaby」を聴きたかったところ。

 

甲斐バンド「ラヴ・マイナス・ゼロ」

BBガールズのカバーでこの曲が聴けたなら、どんなに幸せなことだろう。ムードのある世界観を現出してくれそう。

 

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入場し、カナさん作の秘蔵音源入りCDとたじさんの特製イラストポストカードをいただく。

気のせいかキーボードがいつもより真ん中寄り、前寄りに見える。そして、ピンクのA4バインダーが楽譜立てに乗っている。これはたぶん初めて見た。BBガールズのステッカー付き。

席についてカバー曲予想の話をして、ステージの様子をさらにチェック。

先月 京都サンガのタオルがかかっていた右端のマイクスタンドには、マイクが備えられている。

 

チャーリーズ・エンジェル」のテーマから、「Fai La Brava」

そして、「もっとオールドファッションド」のイントロ。

今月も、BBガールズの登場前から手拍子が起こる。

そこへやはり手を打ちながらカナさんが登場。「カナーっ!」上に伸ばした左手の人差し指を立てる。銀色の指輪が見える。右手で最初の音を奏でる。

カナさんの衣装は朱色がかった派手な赤に、黒のベルト。円のバックルも見える。

たじさんも手を打ちながらステージへ。「たじーっ!」

たじさんが前半からノースリーブなのは初めてでは。そのワンピースは赤だけどえんじに近い、カナさんよりも落ち着いた色。ベルトもカナさんと同じ黒で、前がリボンの形になっている。なんとなく黒猫を連想する。「魔女の宅急便」みたいな。

最初は拳を上げないたじさん。2回目から拳を上げるバージョンだった。客席でも同じ動きをして「グッデイゾードファッション」

お二人とも、靴も黒だ。赤と黒で印象強い。違うタイプのデザインで、カナさんのは演奏に支障がないように選んでありそう。たじさんの方はけっこうヒールがある。今日は「クランベリージャム」でまわるのは大変なのでは。後半から靴を換えて、大きく動く曲をやるのかな。

ハーモニーもスキャットも聴けるオープニング。早くBBガールズとしてCD化してほしい曲だ。

 

たじさんが左手の上に右肘を乗せる。左手を腰に当てて、一度後ろを向いてから振り返るような動き。カナさんもそれに合わせて、イスごと体の向きを変える。

「恋してオムレツ」

声を出さずに歌詞を口ずさみ、「シュビドゥビ ショビドゥバ」に切り替えたりしながら見る。

たじさんのボックスはいくつかバリエーションがあるのかも。

弧を描くように両手を開く、カナさんの1番の振り付けも、ドヨパでは2か月ぶりの復活。

「胸! まで! 焼け そう」と、切ってアクセントをつける歌い方。これはめずらしくて印象的。

2度目の間奏で観客への挨拶。笑顔で「イェーイ」って言う明るく心地よいノリ。

3番。カナさんの「イェイ」は顔の横あたり。たじさんは左手のピースをリズムよくカナさん側に出す。

最後はお二人並んで両手を開く。このとき、たじさんの手がピースになってる。これは初めて見た気がする。

今日の「恋してオムレツ」、特にめちゃめちゃ楽しかった!

 

あらためて最初のMC。

「土曜パームトーン劇場」だけど、初の日曜開催。

「やっぱライブ楽しいんで、みんなにも楽しんでもらえるように、今日も歌っていきたいなと思います。最後までよろしくお願いします!」

 

「ひらいたトランプ」

ここまで序盤で歌われるのは久々だろう。

前奏で低めのスキャットをたっぷり聴かせてくれる。

「心も枯れてくものよ」の語尾は短く切りぎみ。ここからの間奏ではスキャットは封印される。

2回目の間奏に入るところで、たじさんは「アイ」と言う代わりみたいに、体を左に傾ける。ここからのカナさんの演奏が好き。ライブに通うごとに、「ひらいたトランプ」を聴くたびに、どんどん楽しみになっていく。今日はどんなソロなのかと。もちろん繰り返される三連打も、さり気なくクールに見せるグリッサンドも、コーラスもめっちゃ素敵だ。

最後の「何もかも奪いあえる」を高く張るたじさんの声。それに連れるカナさんのコーラス。たじさんの歌がさらに強くなる。伸ばしていく。後奏のスキャットへ。かっこいい声。オシャレなリズム。高く澄むスキャットも。いつもながら全編見どころだ。

 

イントロに驚く。

クランベリージャム」だ。

たじさんの動きがやわらかで、しぜんなしなやかさを感じる。ますますいいな。

そして、難なく見事にまわる。ヒールなのにすごい。客席からの「フーッ!」の声も増えている。

2回目にまわるたじさん。ちょっとスピードを落とす。これもいい。

カナさんのキーボードの高音。パチパチと彩るリズム。「one more jam one more love」。何もかもがオシャレで素敵。

3回目はさらにゆっくりまわるたじさん。スカートがふわっとして、かわいらしかった。

 

スポットライトが消えると、たじさんはもう次の曲の世界に入っている。赤い影になって揺れるたじさん。

「苦い林檎酒」

たじさんと違うタイミングで、歌詞の中のひと言を伸ばしていくカナさんのコーラスがずっと好きだ。

間奏でたじさんは「カナ……」とは言わずに後ろへさがり、少し腕を振って軽く踊る。

歌詞を全てうたい終えたたじさんが、太い声で泣くようなスキャット。尺八の音色に続いては、高音を聴かせてくれる。演奏が終わり、たじさんが伸ばす美しい声だけが響く。そのときたじさんは赤い影に戻っていた。

 

赤のステージが、水玉のある白へ。カナさんのピアノ。

「透明な水」

今度はこの曲に入り込んでいるたじさん。やや放心したみたいに、ほぼ体を動かさず、けだるそうな声でうたい出す。カナさんのピアノは、たじさんのまわりでわずかに飛沫が跳ねるように。「夏も終わるわ」の「わ」は、今日も浮かべていく。

たじさんの声に少しずつ力がこもっていく。ときにはほんの少しだけ歌詞の乗せ方を変えたりもして。

いつの間にかステージは青が濃くなっている。水玉はまさに透明に見える。ある明かりは水中に射している光のようだ。

「あと少し 抱いていて」と声を高め、「あなたを」から「こんなにも」で静かめで丁寧なうたい方へ。「愛してる」には切なさをこめ、語尾は響かせる。

スキャットもハミングもなく後ずさるたじさんが青に溶けていく。

 

MCに入るも、カナさんは「『透明な水』の余韻にひたってしもてた」「『ああ、何か今日あたし水中におるわー』と思って弾いてて」

 

余韻の深さにお二人とも言葉が出ず、ラジオパーソナリティなのにと言ってから、「BBガールズのまだまだGIRLでいいかしら」の8周年について。

番組を始めたきっかけ。それがあってfm GIGに来ていなければ、こうしてプロとしてステージに立つこともなかった。

BBガールズの出会いと結成秘話。

 

サウンドパークで発売になったBBガールズタオルと、BBガールズTシャツが多い客席を見ると、アイドルのライブ会場みたいと思われたそう。

でも、ロックのライブでもみんなけっこうタオル巻いてますよ。

 

感謝が大事という話。

 

来年2月9日(日)の京都ミューズホールでのワンマンライブに向けて。

「みんなもね、あたしたちについてきていただけるように、あたしたちもいいライブをこれからも届けていこうじゃないか」

カナさんがたじさんに呼びかけた。

 

「それでは聴いてもらいましょう」とたじさん。

カナさんのピアノが入る。!!これだったのか!! 僕は思わず上体を前に倒してしまった。一瞬ステージから目が切れたかと思うと惜しい。が、それぐらい衝撃だったのだ。すぐにわかった。甲斐ファンならば誰もがわかる。

「最後の夜汽車」!

カナさんが前奏のフレーズを2回奏でると、もう歌が入る。ボーカルとピアノの二人だけの、BBガールズの「最後の夜汽車」だ。

「スポットライトは どこかのスターのもの」

歌詞を連想させる円いスポットに照らし出されたたじさんがうたう。情感をこめて。

「生きてきた」は低めのメロディで。

「拍手が鳴りやみ」でアクセントをつけたカナさんの一音で、バックの細やかなライトが消える。「客がいなくなっても」

「悲しいシンガー のよに」は再び低く。

「僕が さびしいって 言ったら あの人は バカねって そっと 笑った  ほほに 優しく 手をやりながら 僕しか いないって 言ってくれた」

この3番にぞくっとする。これまでにカバーした中島みゆき「ミルク32」、庄野真代「アデュー」のような、たじさんが主人公になり切って演じるような歌。「最後の夜汽車」がこんなふうにうたわれるとは。

3番の サビで初めてカナさんのコーラスが入る。たじさんは「ウーウー」とはさんでから「僕の街を 遠ざかる」

カナさんのピアノが音階を下りてくる。

2度目の「その裏側で」を強く張り上げるフェイク。これもすごい。さまざまなバージョンの「最後の夜汽車」を聴いてきたけど、こういう歌われ方は初めて聴いた。

そして、これこそいくつもの形があるサビの繰り返し。2度目で「君が乗ったーーー」と高い方へ進む。「オーーオ~オー」から「僕の街をーーーーー」と語尾を伸ばし、ブレイク。それから哀しくやさしい声で「遠ざかる」の語尾をさらにさらに伸ばしていく。カナさんのピアノが前奏の音で入る。たじさんの声も続く。やがてピアノの音色だけになり、あのフレーズを2回弾いてから、美しい旋律が繊細に高くのぼって終わる。このアレンジも初めて聴いた。カナさんが仕上げたのでしょう。ピアノだけの演奏、BBガールズならではの「最後の夜汽車」。ピアノの前奏も、ギターのない間奏も後奏も短くしてあり、ドラムのないしめくくりも独特で見事。大切にカバーしてくださったんですね。

3月の「きんぽうげ」に続いて、BBガールズによる甲斐バンドのカバーが聴けた!! 僕が大好きな二大アーティストなんだ。この感激がわかってもらえるだろうか。本当にうれしくて、めちゃめちゃありがたい。僕はものすごいしあわせものだ。しみじみよかったです。

 

 カナさんが「カントリー・ロード」を奏でる。心地よいリズム。ここの部分も好きで、毎月楽しみだ。

次のカバー曲へと移っていく。たじさんにもライトが当たり、うたい始める。

「ばあちゃんは赤いベレー帽が似合う」

この曲、知ってる。この前の木曜日の「かしこTV」と、昨日の「ムンサタ」会員限定放送で聴いた。なにげない感じでかけていたのに、まさか伏線だったとは。ありがたい。

小山卓治の「ばあちゃんごめんね」

1番のサビあたりから泣けてしまう。

2番の後にカナさんが「ウー ウー ウー ウー」とコーラス。たじさんも合流していく。

ばあちゃんに謝りながらも、「僕は行かなきゃいけないんだ」「僕はこっちでやることがあるんだ」「そこにいてあげられなかった」という事情や想いも想像できる。わかる。だからこそ、「僕はちゃんと大人になった」のだろう。

ばあちゃんはきっとまったく怒らないし、全部ゆるしてくれそうだ。でも、本当はものすごくさみしいんじゃないか。

そんなことが頭に浮かんで泣ける。

たじさんの瞳もうるうるしているように見える。

もう一度「ウー ウー ウー ウー」と声を合わせて曲が終わっていった。

 

おじぎをしてからお二人が去る。

8月からのあの音楽が流れてくる。ばあちゃんの歌から郷愁的な曲へのつながり。

カバーで感動した後のこの時間もいいものだ。

 

あのメロディが小さくなり、高音が少しずつちりばめられる。

カナさんが、たじさんが、帰ってくる。僕らは静かに見守る。

やっぱりここはこの曲だ。カバー曲の歌詞に「月」が出てくると知ってから、その後はこれだと思ってた。御色直しをはさんでもそれは変わらない。「乙女座 宮」「瑠璃色の地球」に続けてうたわれたように。

「夜明けの月に」

最近つくづく思っている。たじさんは声量があるし、高音が出せるし、バラードもうまいし、情感を込められるし、歌詞をしっかり届けることができるし、語尾に余情を乗せられるし、オシャレな曲も歌いこなせるし、歌を演じるように表現することもできるし、さまざまな声を出したり聴かせたりする技術もたくさん持っている。僕では気づけなかったり言葉にできなかったりするすごさもあるだろう。盛りあがる曲を続けてパワーで押すこともできるし、例えば4曲ぐらいいろんなタイプの曲を並べて多彩な面を見せることもできる。本当に素晴らしい。そこにカナさんのハーモニーが加わるのだから、鬼に金棒だ。

今日の「夜明けの月に」は、丁寧に聴かせてくれる。2番だけ増えるカナさんのコーラスも素敵。

後半の衣装は、お二人ともアルバム「ラ・ブラバ/LA BRAVA」の白いBBガールズTシャツに、カナさんは藤紫、たじさんはクリームイエローの色違いのスカート。

その姿で大切な曲を伝えてくれた。勇気をもらえる「夜明けの月に」

 

「離れてもそばにいて」

たじさんは甘えている雰囲気でうたい出す。マイクを両手で、それも指をのばしてはさんでいる持ち方からも、それが感じられる。

歌の後ろのカナさんのピアノも、少しずつ上がったりする間奏も、印象的。

悟ったような詞の3番に入ると、たじさんがしあわせそうな表情になる。

最後は上品な挨拶っぽく少し膝を曲げ、首を傾けて、曲の終わりに合わせて両手を広げた。

 

バラードが続いた流れを変えるイントロ。カナさんの短い右のグリッサンド。すぐに手拍子が起きる。

「それはウソじゃない!?」

予想より歌われるのが早い。先月はアンコールでだったし、もしかしたら終盤怒濤の盛りあがりの中に組み込まれるかもと思ってた。

Aメロで左右に揺れるたじさんに合わせて、カナさんも同じ方へ揺れている。9月のわくわくシティーパークでは、Bメロで動きをシンクロさせるのが目を引いたけど、今日はたじさんがステップを踏みながら体を沈めていくとき、カナさんはより細かい指を運ぶリズムに身を任せてる感じ。あの日とは違う角度の席にいるから、そう見えるのだろうか。サビではまた、たじさんの足が右前から左前に入れかわるとき、カナさんも体をひねって角度を合わす。

注目してた最後の振り付け。たじさんは先月と同じく、手のひらをこちらに向けた左手で、自分の顔を隠して決めた。これがかっこいいのだ。「たじーっ!」

 

盛りあがったところでMCへ。

 

「今月のカバー曲当ては、該当者なし!」

1曲目は甲斐バンドの「最後の夜汽車」

2曲目は、一昨日このevent space PALMTONEでライブをされた、小山卓治さんの「ばあちゃんごめんね」

 

この流れ、やっぱりいいな。

前半にカバー曲をやって、インターバルの後に再登場。後半の1曲目はどうするのかと予想する楽しみもある。それから、MCでカバー曲についての話も聴かせてもらえる。

 

「ばあちゃんごめんね」では、カナさんは泣いてしまっていたという。たじさんもやはり、うるうる来てたらしい。

話しているうちに、カナさんはまたも涙。

ライブで泣くカナさんを見るのは3回目。去年の3月、たじさんからお誕生日のメッセージを贈られたときと、今年の4月、超満員でKYOTO MUSEでのライブを勝ち取ったとき以来。

カナさんが旦那様のおばあちゃんに初めて会ったときのお話。なんていい人。なんて素敵な奥様。

「会えるときに会いに行かないといけない」

 

「会えなくなる前に。友達でもそう。思い出して」

「BBガールズにも、会いに来れるときに、来といてくれてるみなさんは大好き」

 

「うちらだって、いつまでできるかわかれへんもんね。いつ何があるかわからない。災害もあるし。今日ここでライブができることに感謝しながら」

 

先月の土曜パームトーン劇場の前の、たじさんのツイートを思い出す。

もしも何かがあって歌えなくなったらという不安を綴っておられた。

アーティスト側にも、そういう思いがあるのですね。それはね。

ファンとしても、大好きなBBガールズのライブに無事に行けるかという心配がある。行けるかぎり、できるだけ多く、BBガールズのライブが見たい。だから、来月の富山にも行きたい。道の駅 雨晴。

 

こういう話の後には、この曲しかない。

大切な人を喪失したバラード。

「陽だまりの鳥」

「なにげない 優しさなら ひとつふたつと さが せるけ ど」

弱めの声。いつもと違う切りかた。悲しい歌にさらにひき込まれる。

照明は白と黄色。夕陽の色に染まることはない。そうか、陽だまりだから夕暮れとはかぎらないんだ。むしろ昼か。「陽だまりの中で 鳥が飛んで 幻のような 空に紛れてゆく」は青空をイメージして聴くことが多いのに。いろんな印象に引っ張られている。僕の聴き込み方は甘かった。もう一度、詞をとらえ直さなければ。

後奏。慟哭を思わせる低音から、美しく澄んだ声へ。

今日のMCからの「陽だまりの鳥」も素晴らしかった。

 

たじさんの影が左手を挙げている。客席も手を挙げる。ビートが鳴り出すと、たじさんが顔を上げる。拳に力がこもる。

「風のファンタジスタ

カラフルに変わっていくライト。BB大喜利 夏の陣に続いて、いつもの緑とは違う見せ方だ。

たじさんのつややかな声が伸びていく。力んでいる素振りはない。しなやかな強さを感じる。

カナさんのピアノだけが曲の終わりを告げ、たじさんは左手を掲げる。サウンドパークではなかったから、わくわくシティーパーク以来だ。このポーズには思い入れがあるから、見れてうれしい。

 

ライトが落とされ、「たじーっ!」と声援できる間があってから、ギターが聴こえてくる。

「平成ガール」

めちゃめちゃ盛りあがる。すっかりライブ終盤の定番にのし上がってる。めっちゃ好き。早くカラオケに入れてほしい。

カナさんの隠しコーラスは今日は控えめ。

歌詞も好きなとこいっぱいあるけど、最近のいちばんのお気に入り部分が「ただあた!しら!しく! ありたーーーい」とアクセントを付けて歌われて最高。

この激しい曲にあっても、ひたすら美しく伸ばされたたじさんの最後の音の見事さを聴け。

そこからはカナさんの見せ場だ。鍵盤を細かく上がり下がりグリッサンドへと移行する。この必殺技を今日は右手だけで披露。毎回違った楽しみが飛び出す平成ガール。カナさんの両手が鍵盤を離れ、たじさんが両腕を広げたところで曲の姿が消える。

 

ビートとカウント。このマンスリーワンマンライブは、毎回いろんな構成を試みてるから、来るんじゃないかと思ってた。今日も最後から2曲目のはず。

「まだまだGIRLでいいかしら」

もう座ってるのがもどかしいくらい。自分の席で迷惑にならない範囲で体を動かす。この熱狂がたまらない。お二人も楽しそうだ。

間奏で声援を浴びたカナさんは「100の感謝」

またまたすごい後奏のたじさん。深く豊かに張った声から、最後は「オーイェーーイイェーーーーーーィ」カナさんがもう一音加えることなく、たじさんの声だけで終えた。

 

カナさんの右グリッサンド。たじさんが跳ぶ。

「人生はミラーボール」

そう、まだこの曲がとってあるのだ。ここかなと思ってた。先月は久々に前で歌われて、今日はいちばん最後。

先月に続いて、今月も最初の「フーッ!」はなし。

「Are you lady?」で左から右へ客席を指していくカナさんに、たじさんも動きを合わせる。これいいなあ。

1番が終わると、「最後の曲になっております。最大級の感謝っ」

たじさんは次の「Are you lady?」でも同様に、客席を指す。

「あーなたしだーーーーー~~~ン~~~」と客席全体を示して、カナさんの間奏へ突入。

ファンが集まったワンマンライブだ。煽りも合図も必要ない。「BBガールズ!!」

うきうきするスキャット。高くなる。パワフルな「イェーーーーーーーーイ イェーエーイ」

最後の伸ばす音に乗せて、「みなさん今日もありがとうございましたーーーー」。カナさんも声を重ね、拍手みたいに高音を叩いて本編最後を飾ってくれた。

 

アンコールの手拍子の中、あのイントロがひらひらと舞う。手拍子は即座に曲に従う。頭上で手を打つカナさんの再登場。カナさんのキーボードで高まる興奮。たじさんが走ってくる。手にしたBBガールズタオルを左側のマイクスタンドにかけ、センターへ。お二人のハーモニーが聴けるサビが始まる。

「ガーディアン・エンジェル」は、やはりインターバルの後にぴったりだ。「カナーっ!」「たじーっ!」の声も飛ぶ。この幕開けのかっこよさ。

そして、ついに来た。8月のライブ中に予想してたことがとうとう今実現してる。「ガーディアン・エンジェル」、初のアンコール1曲目だ。

天使の羽の動き。カラフルに変わり続けるライト。カナさんの間奏。全てがめくるめく「ガーディアン・エンジェル」

後奏でもう一度たじさんが曲のタイトルを歌う。最後を伸ばして低くする貴重なバージョン。音が果てるとともに横を向き、左手がその前を円を描きながら降りていく。

この曲の素晴らしさをまた改めて実感できた。

 

大阪城野外音楽堂で行われたサウンドパークへの感謝の言葉。

「ああやって前で踊ってくださってる方がいないと、私たちも100以上の力出ないやん。ライブは100の力で挑むけど、それ以上出すのってやっぱり、お客さんが楽しんでくれたはる……」

 

「本当に楽しいし、気持ちいいし、もうそのままの、もっとのテンションで、ミューズホールに向けて。もう言うてる間なんですよ」

 

お二人とも、今日のカバー2曲は本当に歌詞がすごくいいので、後で見てほしいと言う。

甲斐よしひろは何度かだけ、「この曲が書けたのだから、もう今後曲が書けなくなってもいい」とまで思えたことがあったという。「最後の夜汽車」は、その最初の曲だったはず。

冒頭の詞は比喩ととらえることもできると思うけど、舞台に立たれる方々は、主人公も自分と同じ舞台に立つ者だと感じることが多いみたい。

鶴瓶さんもさんまさんもご自分のライブで歌われている。

 

来月のBBガールズの土曜パームトーン劇場も2週目。11月9日(土)。

翌日の富山県道の駅雨晴との2DAYSだ。

 

「境界線はいらない」の前奏に乗せて。

「またMUSEに向けて練習とかしていきますので、是非応援してください。応援してもらえるアーティストでいれるようにがんばっていきたいと思います。今日は本当にありがとうございました!」

右手にBBガールズタオルを持っているので、たじさんはめずらしくマイクを左手に持って歌っていく。

サビではサウンドパークでやった通りに、頭上でタオルを広げて左右に振る。

うなずくたじさんを見て、いっしょに歌ってもいいんだと「ラララ ラララ」が大きくなっていく。

曲のエンディングでカナさんのそばに寄り、「みんなありがとうーーー」と言ってBBガールズタオルを広げる。ちょっとおどけてからふわっと跳ねるたじさんに、カナさんが最後の音色を添えた。

 

今月のライブも最高だった!!

進化していくオリジナル曲。渾身のカバー。その配置、ライブの構成。今日だけの特別、その時その時のひらめき、一瞬の輝き。

それを生で見るのが、何倍も何倍もいい。自分が選んだ席から、好きな角度で、見たいところを見ることができる。臨場感や一体感は言うまでもない。

BBガールズの土曜パームトーン劇場はすごいと、何度言っても足りない。

 これが積み重なって迎えるKYOTO MUSEでのライブ、ただただ楽しみしかない。

でも、その前に11月の土曜パームトーン劇場だ。見逃せない入魂のライブが毎月やって来る。BBガールズのファンはしあわせです。

 

  ライブのアーカイブ映像はこちらです。

https://freshlive.tv/gigtvmix/273030

 

2019年10月13日 event space PALMTONE

 

もっとオールドファッションド

恋してオムレツ

ひらいたトランプ

クランベリージャム

苦い林檎酒

透明な水

最後の夜汽車

カントリー・ロード ~ ばあちゃんごめんね

夜明けの月に

離れてもそばにいて

それはウソじゃない!?

陽だまりの鳥

風のファンタジスタ

平成ガール

まだまだGIRLでいいかしら

人生はミラーボール

 

ガーディアン・エンジェル

境界線はいらない

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会場にFMはしもとの番組表が置いてあった。「BBガールズの人生はミラーボール」の番組中にも触れていたやつ。BBガールズが表紙に載っている。手に入ってうれしい。

最後のページにはFMはしもとのCMについて書いてあった。FMはしもとでCMを打てば、「BBガールズの人生はミラーボール」のアーカイブを(ポッドキャストとか形は何でもいいので)残してもらえるでしょうか? どうですか、FMはしもとさん!

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今月は変則日程で日曜開催だったので、ゆっくり会場に残れる。初めてビールとか飲んじゃうもんね。

プロデューサーの冴沢͡鐘己さんから、曲のこと、カバーのアレンジの話など聴かせてもらう。先月も「SEPTEMBER」のコーラスの割り振りについて話せてありがたかったが、時間が足りなかった。今月は「最後の夜汽車」のこともたっぷり聴けた。

僕の予想はマニアック過ぎたみたい。「最後の夜汽車」、当てたかったな。ピアノですもんね。

BBガールズのお二人も来られて、少し曲のことが聴けた。休みの日のライブはよい。

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入場特典のCDでも、「最後の夜汽車」と「ばあちゃんごめんね」のカバー秘話が聴けた。めちゃめちゃうれしい!

こちらも毎月楽しみなたじさんのポストカードも、特に好きな感じ。ご自分の顔はわがままっぽい表情にしつつ、カナさんには変なことはしない。たじさんのカナさんへの感謝が、いつもにじみ出ている。

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アルバム「SHORE BREAK」発売記念 ~ 山下圭志 LIVE in 名古屋Breath(2019年9月15日)

地下鉄東山線中村公園駅に来たのは初めてだけど、「Live & Dining Breath」はすぐにわかった。駅から遠くないし、交差点の目立つ場所にある。初めての人も遠征の人も安心だ。

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開場と同時に入る。

店内は広い。ゆえにステージも広い。キーボードは右寄りに置いてある。「YAMAHA CP4 STAGE」と入っているから、ジングルウィークや北山かなんデビューLIVEのものと同系統らしい。赤いギターも立ててある。BBガールズのTwitterによると、スモークやレーザービームの設備もあるという。

客席は途中に段差があって、後ろからでも見やすそうだが、だいぶ前方の真ん中の席に座ることができた。

ステージを向いて左には、大きめのスクリーン。

反対の右後方に、注文カウンターと、料理を並べるスペースがある。このライブはランチビュッフェが付いている。かなりおいしいという評判だ。

 

隣の席の女性BBガールズファンは食事をかなり楽しみにしている様子。恥をかかせる訳にはいかない。時間が来てビュッフェ開始の合図があると、僕は先陣を切ってお皿の前へ躍り出ようとはしゃいだ。が、すぐに「介助の必要がある方が優先です」というアナウンスが入る。それは当然だ。気が付かなかった。恥ずかしい。

すぐに自分の席へ引き返すが、わざとステージの前を通って、近くからキーボードの鍵盤を確認した。52鍵、京都・木屋町のevent space PALMTONEでカナさんが毎月弾いているのと同じだ。向こうの方は、BB大喜利 夏の陣の打ち上げで数えておいた。

 

ビュッフェの料理は評判通り、本当においしかった。ひとつにしぼって特筆するなら、エビのピザ! シーフードピザという言い方では表現できない。香りからして豊潤で、エビ! という感じ。あれはエビ!のピザ!

 

入場時に小さな紙袋をもらった。

僕はネタバレを避けるために開けていなかったが、同じテーブルの方々のお話ではクラッカーということだった。いつ鳴らすのだろうか。一応、すぐに紐を引っ張れるようにしておく。

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いよいよライブ開始。

トップバッターは、TIME FOR LOVE。

「夜明けのムーンシャイナー」は、たじさんの「ハ~ア」という高音コーラス入りで聴くことが多かったので、ないと違った感じ。頭の中でたじさんの声を補って聴く。

ボーカルの冴沢さんが客席まで下りてきて、会場を温めた。最前列の少年が笑顔になったことがその証明。 

TIME FOR LOVEは4曲のステージだった。

 

続いて、我らがBBガールズ。

二人とも夏らしいパイナップルの柄のワンピース。カナさんが黒、たじさんが白。トロピカルなアロハっぽい衣装なのは、夏のイメージが強い山下圭志さんに合わせたのだろう。足元は二人ともオシャレな黒のサンダル。左手首にはおそろいにも見える細い飾りがいくつか。たじさんの右腕の幅が広い金のブレスレットは、穴が開いてないみたいだから、先週の土曜パームトーン劇場とは別の物らしい。

 

「苦い林檎酒」

広いBreathが静まり、たじさんの歌に聴き入ってる気配がする。

いつもは赤に染まる曲だが、今日は青い照明で。

「首をすべる指先の」とうたうたじさん。あれ、もうこんな先までうたってたっけ。早くも2番? もう間奏? もしかして、ショートバージョンだったのだろうか。それだけ夢中で聴いてたのかな。本当に短く感じる。

さあ、後奏だ。たじさんのスキャットが客席を渡り最後方まで届いている感覚がある。名古屋のみなさん、これがBBガールズです。どうですか。この二人、やるでしょう。

 

「人生はミラーボール」

たじさんが「フーッ」って声をあげる。最初はニューバージョンから入る。

「重なるふたりのVOICE」たじさんがカナさんの方を見る。

たじさんが振る肘の曲げ方がいろいろある。

客席が二段になった広い会場。その奥まで放つ強い声。さっきの「苦い林檎酒」とはまた違ったタイプの曲で会場を魅了している。

指差しポーズがビタッと決まる。カナさんの間奏を経て、「行くぞー」「BBガールズ!!」

最後は今日も「アーーー」なしで両手を広げた。

 

MCでは山下圭志さんへの祝福や、名古屋でのライブは初めてだということを述べる。

 

「陽だまりの鳥」

黄色と白の照明の中、たじさんの歌とカナさんのピアノ。BBガールズにとって大切な歌。

カナさんは高い方でコーラス。たじさんの声が強くなる。ラストでさらに強くなる。そこからハミングへ。ハミングがもう一段高くなる。この終わり方も好きだ。

名古屋のみなさんはこの曲も聴き入ってくれた。

 

「風のファンタジスタ

おお、来た! 最後の4曲目は代表曲の「まだまだGIRLでいいかしら」だと思ってたからサプライズ。

思えば、名古屋のファンで「風のファンタジスタ」が好きな人が来てるから、やはり今日は外さないか。絶対よろこんでくれているな。

たじさんがフルパワーの声を放出。会場を圧倒してる。

 

もう1曲あった!! 前奏で最後の曲だと告げる。

「まだまだGIRLでいいかしら」

こちらもやっぱり外せない。初めて名古屋の人たちの前に出るのに、この曲を見てもらわないとね。

「まだまだGIRLでいいかしら」が聴けたうれしさと、5曲聴けたよろこび。めっちゃ興奮して手を打って振り付けして動きまくった。楽しい!

 

BBガールズの名古屋初ステージ、めっちゃよかった。

たじさんの迫力ある歌と最高のスキャット、カナさんのオシャレかつかっこいい演奏と素晴らしいコーラス。名古屋の方々にも響いたはず。

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一旦休憩が入る。

スモークがたかれ、いちだんと凝った照明になり、ここからが今日の主役の登場だとステージが知らしめている。

けっこう時間があるようなので、BBガールズのライブの様子をスマホにメモしておく。

そろそろ始まりそうだと思って目を上げると、ステージの左にBBガールズの二人が立っていた。しまった! 出てくるところを見逃した! 不覚! スモークの中を現れるところを見たかった。

 

山下圭志さんが登場。

1曲目は「JETTY」

この時のためにアルバム「SHOE BREAK」を聴いてきた。BBガールズがどこでどうコーラスするか把握してある。

「JETTY」では、「オー・マイ・トゥルー・ハート・ジェッティー」だ。最後に「フー」もある。

スモークと特別なライトの中、BBガールズが二人ならんでコーラスする姿は感慨深い。曲に合わせて体を揺らし、「フー」で手振りをして、ムードたっぷりだ。

山下圭志さんは「女神」という詞を歌いながら、BBガールズを示す。山下圭志さんはBBガールズに対して失礼ボケをしない。いつも紳士で、BBガールズファンとしても安心して気持ちよくステージを見ることができる。もちろん歌のうまさは言うまでもない。

 

次にBBガールズの魅惑のコーラスが聴けたのは「ハバナ・モヒート」

「ハバーナ ハバーナ ハバーナ ハバーナモヒートー フーッ」

ここのハーモニーも振り付けも素敵だ。山下圭志さんと詞とタイミングが違うのもまた聴き心地がいい。

BBガールズ、めっちゃ活躍してくれる。

 

他にBBガールズが参加したのは、「おやすみロンリーナイト」

カナさんがキーボードを演奏する。アルバムでもカナさんが弾いている曲だ。

カナさんの髪飾りがなくなっていることに気づいた。もしかして、今日BBガールズの曲で舞台に立つときは髪飾りをして、サポートで出るときは髪飾りを外すと決めているのか。こだわりとか気持ちの切り換えとか、そういうことか。

と思ったが、後ではまた着けていた。深読みし過ぎたみたい。

 

さらにBBガールズ関連の「約束のない恋」が歌われる。

山下圭志さん作詞、カナさん作曲のコラボ曲。2018年6月、BBガールズの土曜パームトーン劇場でたじさんに歌われた。山下圭志さんのボーカルで生で聴くのは初めてだ。

ディスコを感じる。でも、これってフュージョンっぽいのかなと思うところもある。

 

山下圭志さん一人でのステージはアルバム「SHORE BREAK」の曲をほとんどそそぎ込む。二部構成で衣装チェンジもある豪華版。ご自慢の歌とダンスに加えて、ギターを弾いたり、客席に下りて曲を書いた倉持経一さんといっしょに歌ったり。バラエティに富んだサービス。これまで僕があまり生で聴けていなかったバラードも何曲か聴けた。そういう中でも特に印象強かったのは「アリバイのA」

 

フィナーレは「虹色のパレード」

BBガールズも三度コーラスで登場。カナさんが回転する姿は貴重だ。

みんな立ち上がっていっしょに振り付けして、盛大にこのライブを終える。

いつか「まだまだGIRLでいいかしら」でも立って盛りあがりたい。

 

そして、終盤にサプライズがあった。

ケーキが運び込まれる。山下圭志さんのお誕生日祝いだ。ケーキといっても、山下圭志さんが甘い物が苦手なのか、お刺身でできたケーキだ。舟盛りみたいな外観に、真っ赤なハートのバルーン、和風の小さな傘、「HAPPY BIRTHDAY」の文字、ろうそく。

入場時に配られたクラッカーはこの時のためだったのだ。パン! パン! とたくさんのクラッカーが鳴る。大丈夫なのか? カナさんは破裂音が苦手のはず。でも、意外と平気そうな様子。使わないのも祝福してないみたいだし、なるべく驚かせないタイミングを見はからってそっとひもを引いた。

そしてそして、BBガールズから「Happy Birthday to You」の歌のプレゼントだ。これがたまらなく素敵だった。カナさんの演奏でたじさんが歌う。雰囲気たっぷりで惹き込まれる。「Happy Birthday to You」は映画の中で歌われる回数1位なのではと思っているが、そのどれよりいい。情感いっぱいのキーボードに、好きな声で聴こえてくるのだから。ケネディ大統領に向けて歌うマリリン・モンローを超えている。この歌を贈られる山下圭志さんは本当に幸せ者だな。うらやましい。でも、もちろん、これは山下圭志さんが歌手という表現者で、創作活動をして舞台に立ってきたから受け取れる贈り物だ。一般人の僕には縁のない特別なプレゼント。お誕生日おめでとうございます!!

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終演後は早めに会場を出た。BBガールズと話したりCDを買ったりしに来られるお客さんが多そうだ。常連のファンがじゃまにならないようにしたい。それに、これから仕事もあるし。

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新幹線で大阪に戻って少し仕事。それから遊びに出た。さらに、そのメンバーの何人かと飲みに行く。駅まで必死に走ったが、ぎりぎりで終電を逃がす。久々にタクシーで帰宅した。いつもなら朝までカラオケで時間をつぶすところだが、明日はたじさんのソロライブだから。

BBガールズの土曜パームトーン劇場(2019年9月7日)

今月はカバー曲のヒントを聴けなかったが、あらかじめカラオケで秋の曲をいろいろ歌っておいた。明らかに10月11月を描いていたり、秋の終わりから冬の初めにかけてが舞台の曲は除いて。

竹内まりや「SEPTEMBER」

一風堂「すみれSeptember Love」

香坂みゆき「ニュアンスしましょ」

松田聖子「風は秋色」「風立ちぬ

8月の土曜パームトーン劇場の特典CDで、BBガールズのお二人が知っているとほのめかしていた太田裕美「九月の雨」はないはず。土曜パームトーン劇場で毎月歌われる2曲のカバーは、これまでBBガールズが歌ったり演奏したりしたことがなく、難易度が高くて、これをうまくカバーできたら成長になるというお二人への課題でもあるから。

その意味で、いかにもアイドル然としている松田聖子の初期の曲もなさそう。

「ニュアンスしましょ」も、変化球のおもしろさだと思うので、予想から外してよさそうだ。

 

開場時間の13時半になるまでに会場に着く。

入場特典のCDが今月から先着10名限定になったので、油断できない。

 

会場に入ってすぐすかいどんさんに今月のカバー曲のヒントを教えてもらった。

女性ボーカルで秋の曲。1曲は当たるかもしれないが、もう1曲はまず当てられない。難しい方の曲は、いろんな人にカバーされている。

とのことだった。それなら、「すみれSeptember Love」も消える。「SEPTEMBER」しかない。

 

冴沢さんが席に来られて、改めてヒントを伝えてくれた。

「1曲はベタです」と言われたので、「ベタなら『SEPTEMBER』です」と即答する。

冴沢さんは何も言わずに持ち場へ戻られた。

 

難しい方はどの曲だろう?

当てられないのは、はっきり秋の曲ではないからなのでは。8月のさだまさし「しあわせについて」が、夏を示す歌詞はないけれども夏を感じさせたように、そんな感じで秋を思わせる曲。

ふと大橋純子シルエット・ロマンス」が浮かぶ。大橋純子なら、「たそがれマイ・ラブ」もある。黄昏って秋っぽいな。夕暮れとか夕陽とかが入ってる曲かも。

カバーされているという面からしぼってみよう。ゆっくり考え起こしている時間はない。中森明菜「歌姫」シリーズを検索する。収録曲の中で黄昏を感じさせるタイトルは……見つからない。

 

一方で、ステージのチェックも欠かさない。

いつもと違うところはないか? あった。右端にマフラータオルが掛けてある。紫がかった色の。途中で折ってあり、書かれているアルファベットは読み取れない。

さすがに考え過ぎか。タオルはライブに関係ないよね。

 

そのうちBGMの音量が上がる。客電が落ちる。ライトを眺め、ステージに集中していく。

 

「Fai La Brava」が流れる。

カナさんの「シュビドゥビドゥビドゥビ」がよく聴こえる。スピーカーが近いのは、いろんなことに気づけそうでよい。

 

「もっとオールドファッションド」のイントロ。

カナさんの姿が見える前から手拍子をする。他の方も手拍子していて、いきなりいい感じ。

左ソデからカナさんが現れる。「カナーっ!」手拍子をしながら舞台右寄りのキーボードへ。立ったまま左手の拳を上へ伸ばし、右手であのフレーズ。ここで拳を握るのは、確か初めて見たはず。

カナさんの衣装は、上がざっくり肩が開き気味の、大きめの造りに見える白の半袖。下はシースルーのスカートで、スパンコールなのか銀の円がいくつも光っている。

たじさんも登場。「たじーっ!」

初っ端から新しい振り付けが来る。「グッ」「デイ」でそれぞれ拳を上げ、「オールドファッションド」で開いた手を下していく。これは客もいっしょにやるべき動きに違いない。さっそく同じようにやっていく。

「風のファンタジスタ」以外にも拳を上げる曲ができたのもいいな。3月からずっと1曲目に歌われているから、きっと来年2月9日(日)の京都ミューズホールでのワンマンライブでもオープニングを飾るのだろうけど、そのとき常連ファンと拳を上げて始まる景色も素敵だろう。それを見て、初めてライブに来たお客さんたちもやってくれそう。

「風のファンタジスタ」みたいに拳に力を込めるのではなく、手の動きが軽快なのもオープニング感が濃い。これまでたじさんが自由に動いてきた曲で、歌入り前に跳ねたり、逆に銃を向けるみたいにピタッて止まったりする場面も好きだったから、なじんでいっていろんな動きをもし見せてくれたら、またさらにうれしい。

たじさんの髪色が黒に近づいている。長さも短くなったようだ。クレオパトラっぽいと感じる。衣装はカナさんと同じく、白の半袖にシースルーのスカート。同じ白でも、カナさんのは派手に目を引く感じで、たじさんのは可憐な印象。スカートもアクセサリーもキラキラしてるし、左腕のブレスレットは金色で幅が広く装飾も豪華で、ますますクレオパトラだ。

5月に美空ひばり「リンゴ追分」をカバーするとき、たじさんは黒髪にした。クレオパトラっぽいカバー曲って、あるのかな。

客席の手拍子が最初からずっと大きくてうれしい。

シースルーのスカートはめっちゃきれいで、特に好きな衣装がまた増えた。なんて魅惑的なライブの幕開け。

 

「たじーっ!」の声に両手でピースしたたじさんが跳ぶ。

「人生はミラーボール」

「おーっ」と声を出してしまった。以前はよく1曲目に歌われていたが、前半で披露されるのは久々。MUSEのライブをかけた4月以来だ。

「重なるふたりのVOICE」で、たじさんがカナさんと自分を交互に指差す。こういうの大好き。「Are you lady?」ではたじさんが左手を横に振る。カナさんは左手で客席をぐるっと指差す。「まだまだGIRL」

「盛り上がる」でたじさんが肘を曲げた左手を上下させるのも楽しい。

たじさんの歌い方は豊かな声量をあえて抑えて、それでもしっかり伝える表現を狙っている感じ。

「楽しむが勝ちね 人生はミラーボール あなた次第」、僕がTwitterのヘッダーにしているいちばん好きな歌詞のところで、今日いちばん歌声が強くなる。と同時に指差すアクションが最高だ。「あーなたしだーーーーあーーーい ンン」と伸ばす声もハミングっぽく終えるのも素晴らしい。

「もっとほら叫んでー アーー…」もうマイクを客席に向けるだけでいい。カナさんとともに人差し指を出した両手を上げる。「BBガールズ!!」

「回せレインボーーーーー」今日はミラーボールの照明がないが、たじさんがたっぷりとスキャットを聴かせてくれる。その間ずっと上げた左腕を回し続ける。歌い切ると左の拳で宙を打ってステップ。カナさんの音に合わせてキーボードを弾くような仕草とステップ。ちょっと跳んで足首を交差させ、両手を広げて、上体をカナさんの側に傾けた。

 

このまま「ガーディアン・エンジェル」も続けてやってしまうのか。

聴こえてきたのは明るくかわいい前奏。たじさんの振り付けに合わせて、カナさんも体の向きを変えるのがまたいい。

「恋してオムレツ」

1番のカナさんの動き。僕はいつも通り両手を広げたが、カナさんは握った両手をあごの下に当てるポーズ。これまで2番で見せていたものだ。あれ? 両手を広げるのはやめたの? カナさんは「違ったね」みたいなふうに笑っている。

間奏でも、カナさんは体を左右に振って、向きをたじさんに合わせる。

これは2番はどうなるんだ。もう1度両手を握るのか、入れ換えて1番の動きをするのか。きっとこっちだと予想して、本来の2番のポーズを取る。カナさんも2つのグーを口元に持っていき、少し首もかしげて見せる。

間奏のたじさんのMC。「さあ9月の、BBガールズ土曜パームトーン劇場みなさんお越しいただきまして、ありがとうございまーす! 」と左腕を広げながらお辞儀。

「今日も楽しいライブにしていきますので、最後まで楽しんでいってください。よろしくお願いしまーす!」と両腕を広げてお辞儀。

3番の「イェイ」。カナさんは先月より低めの、頭の上ぐらいの高さでダブルピース。たじさんはカナさん側の左手でピースしながら、今日は右足も上げる。

たじさんは「包んでー」で左手を腰に当てるとき後ろを向き、「んでー」と歌いながら前を向く。これがいつもより目立って見える。カナさんもそこで角度を変えている。「恋してオムレツ」がいっそう楽しくなっていく予感がする。

 

腕を広げてポーズを決めたBBガールズに拍手がわき始めたばかりだけど、もう次の曲が始まっている。

クランベリージャム」

そうか、MCは「恋してオムレツ」の間奏だけにして、前半は突っ走るのだな。

前奏で大きく手拍子するたじさん。先月は浴衣だったから、手拍子も控えめで、体を左右に揺らしながらおすまししていた。

「恋するレシピなら見せてあげる」サビで手を横へ上へと舞い上げるたじさん。これまでもよく見せていた動きだけど、今日はきっちり決めてやっている感じ。と思ったら、たじさんがまわった! 早くも。「フーッ!」

2番でニューバージョンの歌詞とそれに合わせた振り付け。

そして、2番のサビ終わりにもたじさんがまわってくれた! 「フーッ!」これはもうサビごとにまわると決めたのだろうか。

「one more jam one more love」を経て、3度目のサビの繰り返し。たじさんがまたまたまわる。「フーッ!」たじさんもカナさんも笑顔になる。たじさんは声援に応えてダブルピース、と思ったら指3本ずつ出してる? 3回まわったのサインなのかも?

めちゃめちゃ楽しくてなぜか泣けてくる。BBガールズのライブ、大好きだ。

最後の2つのビートで、首を振るたじさん。表情も決まっていてかっこいい。「たじーっ!」

 

一旦表情をくずしたたじさんが、イントロが鳴るとすぐ曲の世界に入る。再び顔を上げたときには、見下ろしてるくらいの顔つきになってる。赤い照明に染められて。

「苦い林檎酒」

やはり今日のたじさんは、声量を抑えたうえで伝えることをテーマにしている気がする。が、後奏のスキャットの入りで「ナナナアアーーーイェーーーーイ イェーーイ」と久々に強く声を張る。圧巻だ。それからまた声を落とし、きれいな高音へ移っていった。

 

先月はリズムを刻むところからだったが、今日はイントロあり。

 「夜明けの月に」

今月も聴くことができた。この夏をともに乗り越えてきた曲。もしもできることなら毎月聴きたい。

1番の後、たじさんが「ラララララーーララ」と一人でうたう。

じっくりひたっていると、「この手のあたたかさぅを~ー」というフェイクが来る。

2番の後は二人で声を合わせて「 ラララ ララ ララララ」

「眠るまで」からたじさんが、左手もそえて両手でマイクを持つ。ハッとする印象的な場面。

3番の後はたじさんの「ラララララーー」とカナさんの「 ラララ 」が二重になり、「ララ ララララ」ってひとつになる。たじさんが最後に伸ばした音が残る。

 

ここでMC。もう1曲MCなしでやって、衣装を変えるまで話さないのかと思ってた。ちょっと意外。もちろん、このあたりで話してくれるのもいい。

 

「みなさんお越しいただきまして、ありがとうございまーす。BBガールズでーす」

 

「けっこう怒濤のね、流れでね、さしてもらって。いや、今日ほんと、『お客さん、来てくれるのかな』って、毎回言ってるけど、思ってましたけど。楽屋にいると、ざわざわざわざわと」

「そうそうそう。たくさん声が聞こえてきて、声だけで『ああ、誰来てくれてるな』ってわかるみたいな」

「すごくうれしかったです。ありがとうございます。マンスリーなんでね。初めて来てくれた人もいはるし。うれしいですよね」

「ありがとうございます」

「ありがとうございます。今日、心をこめて歌っていきたいと思います」

 

夏の終わり。

「夏、楽しかったよね」

淡路島でのライブ「わくわくシティーパーク in 淡路島」の思い出。

草むら。海。ドラクエのところ。

 

明日の「BB大喜利 夏の陣」が終わったら、夏も終わり。

 

今月も前半でカバー曲をやるみたい。予想してなかったけど、この形、いい気がする。

 

カナさんの前奏が変わり、原曲のイントロのフレーズになる。

間違いない。予想が当たった。竹内まりや「SEPTEMBER」

オリジナルより早めのテンポでオシャレ。それに合わせてたじさんの歌入りも少しタイミングを変えている。これがまた、原曲のイメージをくずさず、自分らしさも出し、聴いていて心地いいという絶妙さ。

「クレヨン画」の「が」を若干投げる。

サビの「セプテンバー」はカナさんとともに、短く切り気味で。このアレンジならではで印象強い。

サビの後半では「セプテンバー」と声を重ねた後、カナさんがもう一度「セプテンバー」と輪唱みたいにコーラス。今月も大活躍だ。

「そして九月は」でふいにたじさんが声を弱める。ますます惹き込まれてしまう。

「淋しい」をたじさんは「さびしい」の方で歌う。

「借りていた Dictionary 明日返すわ」抑えた声、落ち着いた雰囲気が実にかっこいい。カナさんの「明日返すわ」が追う。

「それがGood-bye」「Bye-bye」「Good-bye」「Bye-bye」

最後のサビ。たじさん一人の「セプテンバー」。カナさんの「シュビドゥビドゥビドゥビドゥバッパー」が入り始める。

「あたしひとりが 傷つくことが 残されたやさしさねーえ~~」とフェイクを少し。

早めのアレンジでありながら、「トリコロールの 海辺の服も 二度と着ることはない」で悲しみがぐっと伝わってくる。

本来はコーラスの部分だからカナさんが歌うと思ってた「Say good-bye in September」を、たじさんがそのまま高い声に切り替えて歌って驚く。カナさんは「シュビドゥビドゥビドゥビドゥバッパー」の方で行く。なんて見事な。

続けて「ウーーウウウウーウーウーウーウーー ウー」と声を合わせる。

「セプテンバー(シュビドゥビドゥビドゥビドゥバッパー)ランランランランランランラン」ここの「セプテンバー」の語尾が悲しくていてきれい。

「ラララララララ(ウーーウーウ)ラララララララ(ウーウーウーウーー)ララララララララララ」

後奏は短めで終えた。

このハーモニー。このアレンジ。二人でここまでしあげてしまうBBガールズ。

原曲のままたじさんが歌ってもきっと素晴らしかっただろう。逆にテンポを落としてバラード色を強めても、切れるような悲しみが沁みてきただろう。だが、BBガールズにはこの武器もあるのだ。すごいな。やれることが多い。土曜パームトーン劇場を経験するたびに、毎月進化しているんだ。

好きな曲をさらに超えてしまうBBガールズのカバー。もう何曲目だろう。毎月楽しみでしかたない。

 

茜色。カナさんが「赤とんぼ」を奏でる。

やがて哀しみの濃い音色に。さらに曲調が移り、たじさんの歌へ。

「あの日 待ちつづけてた の ほんとよ 沈む 夕陽の 中」

ささやくような声で。

「まさか 同じこの街で」

哀しい微笑み。これは久しぶりに、たじさんが物語を演じるような、ヒロインになり切って歌の中で生きていると感じさせる、入り込む系の名カバーだ。

吐息のような「不思議ね」

一転、「若くはないわ」で声を高める。

サビが過ぎるとまた弱く、あるいは少し強くうたう。そして、強く告げるさよなら「アデュー」が響く。

「深い さみしさに負けて あなたを 忘れたんじゃ ない の よ」

「ないのよ」の「よ」の前に男は無力だ。こんなふうに言われたのなら。

ずっと哀しいカナさんのピアノが間奏で高まっていく。高音も低音も痛切で。音の間隔が劇的に。

もう一度強くうたうたじさん。でも、「すべてを捨てた」は過去形だ。確かに別れてしまう二人。

「あの日 待ちつづけてた の ほんとよ 沈む 夕陽の なか」

初めの詞を、あのときより強めにうたう。万感の想いをこめた「ほんとよ」が心に迫る。このひとことが、「あの日 待ちつづけたの」も「沈む 夕陽の なか」もいっそう哀しく染める。

最後の「なか」で声を弱めたたじさん。手をゆっくりと下げていく。夕陽が沈むように。

カナさんのピアノも弱まっていく。夕陽が力を失うように。

 

じっとおじぎをするたじさん。二人に拍手が贈られる。郷愁を誘うメロディが聴こえてくる。カナさんが立ち上がっておじぎをする。舞台の照明が落ちる。二人の姿が消える。

後に残ったメロディは、先月と同じ曲。これも映画音楽なのだろうか。絶品のカバーの余韻にひたらせてくれる。

このところ松田聖子瑠璃色の地球」、さだまさし「しあわせについて」と、メッセージ性の強い曲がとてつもないスケールで癒してくれた。

それとは別に、BBガールズはこういうカバーもできるのだ。1月の中島みゆき「ミルク32」をはじめとして。あらためて、まざまざと思い出させてもらえた。どこまですごい二人なんだ。忘れられない作品を見た。

 

 カナさんとたじさんの静かな登場。「アデュー」の余韻が深くて、掛け声ができなかった。客席からの声なしで出てこられるのは久しぶりに思える。

あのメロディが消え、ビートが刻まれる。

「ひらいたトランプ」

御色直しに続く後半がもう一度曲で始まるの、いいな。新たなオープニングであり、いろいろ試すこともできそうな気がする。

たじさんの後半の衣装はノースリーブで、白地に模様がたくさん入っている。下は辛子色のゆったりしたスカート。

カナさんは上下逆の色使い。たじさんの上と同じ模様のスカート。辛子色の上は長袖だ。

たじさんの丸いイヤリングが、ライトのかげんか金色に光る。これもクレオパトラだ。でも、前半にもあったっけ? カナさんが付けているのも同じイヤリングに見える。

サビ。Twitterで毎週水曜日にアップされる動画「BBガールズのふたりでできるもん」で繰り返し聴いたから、カナさんのコーラスがしっかり聴こえる。

たじさんのスキャット、今日はいちだんと多彩だ。

「アイ」なしで間奏へ。カナさんのソロも今日の特別。音を弾ませてから高い方へときれいに音階をのぼっていき、そのまま高音を続ける。

たじさんが最後に声を張り、「呼ぶのーーーーーーーーーーーーー」と伸ばす。たじさんならまだ伸ばせると思っていると不意に切る。「ナナナナナナナナナナナナーナ」へ移行。最終盤の「タララッタラッタラッターーィ イーイーイイイイイ~イ~イーーー」も今日ならではだし、めっちゃかっこよかった。

 

たじさんが跳ねる。二人が頭上で手を打つ。

ここでこのカードを切ってしまう。

「ガーディアン・エンジェル」

ノースリーブのためか、たじさんの振り付けがつつましやかに見える。

ここでもカナさんのソロがすごい。特にリズムがかっこいい。跳ねるようで変化もあって絶妙にオシャレだ。

 

MC。

 

今回のカバーは、竹内まりやの「SEPTEMBER」と、庄野真代の「アデュー」。

「SEPTEMBER」をお二人とも知らなかったというのは意外だ。竹内まりやの初期の代表曲だと思ってた。

サビを聴いたことがあるかなというぐらいだった「アデュー」は、庄野真代だったのか。先月ワッツマフィンで「飛んでイスタンブール」が流れたから、カラオケで秋の歌を入れた日にたまたま久しぶりに歌っていた。

「毎月ね、何が来るか楽しみにしていただければと」

「予想をしてください。是非ね」

「思います」

「来週のFMはしもとさんで、この話ちょっとしてるんで。裏話とか。どう思って歌ってたかとか」

うわあ! めちゃくちゃ聴きたい!! そういうのを来場特典CDに入れてほしいなあ。もちろん、お二人が話したいことを話されるのがいちばんだけど。

 

夏の終わりはもの悲しくなるけど、さみしい後にはいいことが待ってる。光が差す。みんなに元気をあげたい。

 

「泡のないグラス」

6月の土曜パームトーン劇場以来だ。「夜明けの月に」と「泡のないグラス」をうたうということは、今月は「透明な水」がないのか。アルバム発売以来、毎回この3曲のうちの1曲がセットリストから外れている。

「誰も 彼もが  まるで  幸せを  きっと  分け合うと いう ように」「屈託もなく 笑ってる」

そんな二人と、「沈む」自分の対比。

たじさんはやはり声を強く張らずにいて、かつていねいに表現していく。

サビ前は2回とも「沈むのよ」と速めにうたう。

「緑の星」は自分と無関係にまぶしく見えたのでしょう。同じ「誰も彼もが」からの詞も正反対だ。

「沈黙 に つつーまれてーーえーぃ」

最後の低い音をたじさんが伸ばした。

完全に音が消えてから拍手。

 

カナさんのピアノが鳴ると、たじさんが顔を上げる。

「透明な水」

おお、聴けた! じゃあ、どの曲がなくなるの? 「離れてもそばにいて」がなくなることある? カナさん作曲だぞ。

たじさんは「夏も終わるわ」の「わ」を下げず、宙に浮かせておく。

2番の「砕けてゆくの」の「の」は下げる。

カナさんの高音が、たじさんの歌のまわりでしずくのように輝く。

歌詞をうたい終えると、「アアーーー」というスキャット。さらに、いちばん最後も「ンンーンンー」とハミングでしめくくる。貴重なバージョン。これもよかった。

 

「離れてもそばにいて」

聴けないかと思った曲が順にうたわれていく。「陽だまりの鳥」がないということ? そんなことはもっとなさそうだけど。

たじさんがかかとを上下させる。無邪気に、あえて子供っぽく甘えるイメージ。「わかっているわ」あたりから落ち着いていく。

カナさんのコーラス。ふと、カナさんの姿と雰囲気でうたったら、また違う歌になりそうだと頭に浮かぶ。でも、もちろんうたうのはたじさん。毎月さまざまな顔を見せてくれる。

「魂だって 夢中になれば この世の果ても 飛んでゆけるわ」が、いつもより胸に残る。

 

MC。

 

「『泡のないグラス』『透明な水』『離れてもそばにいて』ってだんだん光が差してくる感じっていうのを、この3曲でイメージしたかってん。

今あたしの中でそれができたので、みんなにも伝わってればなあと」

「そうやっていつもセットリストを決めるんですよ」

「『泡のないグラス』でつらい恋をしたけど、『透明な水』でちょっといい人できて」

「でも、また別れて」

「でも、『離れてもそばにいて』と思える人ができたという」

わあ、こういう話大好き! どんな考えで曲順を決めたかとか、めちゃくちゃ興味がある。むっちゃうれしい。

 

たじさんが前に出て足を開く。「風のファンタジスタ」だと確信してるけど、もし間違えてたらジャマになってしまうから、まだ手は上げない。

「あたしたちもみなさんに元気を与えられる、そういう人たちでありたいので」

「そうなの。もらってばかりじゃいけないの」

「そうなんですよ。みんな、引き寄せようぜ」

やはりファンタジスタだ。

強く拳を突き上げながら、緑の中で真ん中の2つのライトだけが違う色に変わっていくのを、目の上端に感じる。

最後の「引き寄せて」を強く伸ばすたじさん。ゆったり揺らしたりしつつあくまで強く。「駆け抜けて」も強く伸ばす。さらに「ええーーー」と声の力が増す。これが田嶋ゆかだ。

カナさんのピアノ。たじさんがもう一度手を上げる。同じように手を上げていたい気になる。客席もみんな手を上げて終わるのもいいように思える。だが、拍手を贈らずにいられない。

 

たじさんは手を上げたまま。イントロとともにギターの構えに変わる。カナさんのキーボードといっしょに跳ねる。右のグリッサンド

「平成ガール」

1番のラスト。「いつの間にやら夜みたーーーい アッアーン」と声を入れるのもいい。先月も聴けたし、これは定着していきそうだ。カナさんが左手を置いた位置まで右手でグリッサンドしてるのも盛り上げる。

「Wow Wow Wow Wow」でのカナさんの振り付けも、そこからの隠しコーラスを口ずさむのも全部あり。ますます成長する平成ガール。

さあ今月も後奏がすごいぞ。カナさんの両手の指が鍵盤を駆け上がる駆け下がるまた駆け上がる。後の手が前の手を追い抜いてないのが不思議に思えるぐらいの感覚。ここめっちゃ好き。仕上げは右のグリッサンド。「カナーっ!」の声援。たじさんもカナさんに拍手。

 

カウントが早くも。客席からも手を上げて「1、2、1、2、3、4」

カナさんがあの前奏を生み出す。たじさんは両手を広げ、動きをとめてうつむいている。起こした体をしならせて左手と右足をあげる。「フーッ」この名シーンが代表曲の幕開けだ。

「まだまだGIRLでいいかしら」

カナさんが楽しそうで、こちらもますます楽しくなる。

熱狂のまま「カナーっ!」の間奏から繰り返しへ突入。メロディが変わる「白い足に」のアクセントが見事だ。

後奏のたじさん。強い声を解き放っていく。さらに声を高めると、右手にマイクを持ったまま両手を広げ、そのまま豊かに伸ばしていく。オフマイクで最高の声。これも今日屈指の名場面だ。カナさんの最後の音とともに、両手を広げた姿勢で頭を下げる。「たじーっ!」

たじさんもカナさんも充実の笑顔。満足のいく歌と演奏に、この盛りあがりだもんね。

 

「ありがとうございます」

カナさんの静かな調べのなかで、たじさんの言葉。

「今日もたくさんの人に来ていただけて、『人前でね、歌えることは、演奏できることは、当たり前のことではない』っていうふうにカナちゃんもTwitterに書いてて、『ああ、そうやなあ』と思って。結局、聴いてくれる人がいないと、全然意味がないので」

いえいえ。BBガールズがライブをしてくれるから、僕らは見に来れるのです。楽しませていただけるのです。

 

カナさんも話してくれる。

「毎月こうやって足運んでくれたり、見ていただいたりして、幸せ者よね、ほんとに」

 

たじさんが聴かせてくれる。

「今年も9月になりましたが、10月 ―10月は日曜日になりますが― 10月も、11月も、12月も、また来年も、好きでいてもらえるように、がんばっていきたいなあと、思っているので、今後ともみなさんよろしくお願いします」

客席から温かい拍手が起きる。

 

たじさんのこの真摯な言葉は、心に沁みた。

僕はBBガールズのライブにできるかぎり多く来たいと、特にワンマンライブである土曜パームトーン劇場には毎月来たいと、本当に心の底から思っている。

僕がミュージシャンのファンだと言う場合、それは、発表された曲は全部買い、ライブにもできるだけたくさん行きたいという意味で言っている。

だから、僕がファンなのは、甲斐よしひろとBBガールズだけだ。

甲斐バンドを聴き始めたのは中3で、高1から今までライブに通っている。

BBガールズのライブにもずっと通いたい。

BBガールズと甲斐よしひろの共通点は、何といってもライブがすごいこと。ボーカルの声が好きであること。激しい曲もバラードも素晴らしいこと。ライブで歌詞がしっかり聴こえること。その歌詞がいいこと。BBガールズの場合はさらに、お二人のハーモニーと、カナさんの演奏も、好きなところに加わる。

BBガールズのライブは、感動させてくれ、楽しませてくれ、癒してくれる。最高だ。マイナスのことが何ひとつない。生き甲斐だと感じている。

できるかぎり多く見たいし、一回一回を大切に、すみずみまで堪能したい。

 

「それでは最後の 曲……『陽だまりの鳥』」

やはり「陽だまりの鳥」がないはずはなかった。「まだまだGIRLでいいかしら」で終わらなかった時点で、ラストはこの曲しかない。

心のこもったMCからバラードの名曲へ。たじさんの声もカナさんのピアノも繊細で。これはどうしても泣ける。

カナさんの高いコーラスとピアノにつれて、たじさんのうたが強くなる。

体の底から泣くような声から高いハミング。カナさんの最後のピアノが入ると、さらに高く澄んでいく。

いつもと違う緑のライトとともに、今日の「陽だまりの鳥」はひときわ鮮明に記憶に残るだろう。

 

「カナーっ!」「たじーっ!」

お二人がお辞儀をして舞台を去ったときは「陽だまりの鳥」の余韻で声など出せなかったけれど、短いアンコールで戻ってきてくれたときには声援で迎えた。

 

「ありがとうございまーす」

「や~、やっぱり、名前を呼んでもらえるのって、うれしいな」

「うれしいですね」

「うれしいですね」

「呼んでもいいんだぜ」

「そうなんですよ。みんな、呼んでね」

 

「明日、ここで、BB大喜利 夏の陣、やりますので」

「後でリクエスト聞こか。よかったらリクエスト聞きますね。2DAYS来てくれる人には、そういう特典があってもいいよね。曲、好きなん歌ってもらえる、みたいなね」

やったー! これはめちゃめちゃうれしい企画!

 

10月5日(土)に大阪城野外音楽堂で行われる「サウンドパーク」に、BBガールズはバンド「はんなりディスコボールシャワー」を引き連れて参加する。

そのときにBBガールズのタオルも出る。

もちろんすでに予約している。

 

「2月9日(日)のミューズホール ワンマンに向けて、がんばっていきますので、よろしくお願いします!」

 

「来月はお間違いなく。サウンドパークが第1土曜日にあるので、BBガールズのワンマンは10月の13日、日曜日になります」

 

カナさんが「アンコール、タオル持ってきた?」と聞く。

たじさんは舞台右手を示す。

まさか、開演前にチェックしていたあのタオルに意味があったとは。

「みんな、タオル持ってる人は用意しといてください。せっかくなのでタオルを使った曲を、2曲目でできたらなと思ってますので」

これは予想してなかった。タオルは持ってきていない。

 

今月もアンコールを2曲やってくれるということは、残るはあの曲。

イントロでたじさんがブランコを漕ぐみたいに体を揺らす。リラックスした雰囲気。カナさんのカラフルなグリッサンド。たじさんは半身になって右足左足を交互に出すステップへ移行。再び右のグリッサンドが彩る。

「それはウソじゃない!?」

「声が聞きたくて悶えても」の「ても」をきつく投げ放つ。

サビの前半は体の右側を前にしてのステップ。後半は逆向きになる。カナさんも座りながら体を振る。首もかしげながらの奏法だ。

曲が終わる瞬間、たじさんは左の手のひらで顔を隠した。

ついにこの位置まで来た。7月にわくわくシティーパークでもおろして、今や堂々のアンコール曲だ。

 

たじさんがステージの右端に歩いていく。手に取ったあのタオルは、京都サンガのタオルだった。読み取れなかったアルファベットは「KYOCERA」だったのか。

「ちょっと振ってみようかなと思います。また振る用の曲をつくっていくんで」

「境界線はいらない」

左手にタオルを持って歌うたじさん。僕はハンカチを振るのも茶化してるみたいに映らないかとはばかられ、いつも通り、気持ちを込めて両手を振ることにする。

「ラララ ラララ」客席からも声を強めていく。

「今日はみなさん本当にありがとうございましたー! また来月お会いしましょーう!」とタオルを振ってしめくくる。

タオルを振っての「境界線はいらない」も今日ならではだ。

 

声援に両手を振って、BBガールズは左ソデへ去って行った。

 

今月も素晴らしかった。

「夜明けの月に」も「透明な水」も「泡のないグラス」も聴けて、いつもより1曲多い全19曲。スキャットの曲である「Fai La Brava」と「Fai La Brava(reprise)」を除けば、実にBBガールズのオリジナル曲が全部聴けたわけだ!

しかも、カバーの2曲も本当にめちゃめちゃよかった!

どんな心配事も吹っ飛ぶ最高のステージ。先月あらためて感じた、「いつもすごいBBガールズのライブの中でも、土曜パームトーン劇場は特別すごい」という想いをまた確かに感じた。

何があろうとも、好きなBBガールズのライブに来ていれば間違いない。必ず幸せな気持ちになれる。

 

今日もまた進化を実感させてくれたBBガールズ。来年2月9日(日)のKYOTO MUSE、きっとものすごいライブになるね。

 

 

   ライブのアーカイブ映像はこちらです。

freshlive.tv

2019年9月7日 event space PALMTONE

 

もっとオールドファッションド

人生はミラーボール

恋してオムレツ

クランベリージャム

苦い林檎酒

夜明けの月に

SEPTEMBER

赤とんぼ ~ アデュー

ひらいたトランプ

ガーディアン・エンジェル

泡のないグラス

透明な水

離れてもそばにいて

風のファンタジスタ

平成ガール

まだまだGIRLでいいかしら

陽だまりの鳥

 

それはウソじゃない!?

境界線はいらない

 

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帰ってからのお楽しみ、来場特典のCDを聴く。

今回は何かなと思っていた合言葉、今月はなかった。

そうか、このCDが欲しくて早く来る先着10名にしか渡らないから、もう合言葉も必要ないんですね。

BBガールズの土曜パームトーン劇場(2019年8月3日)

BBガールズのプロデューサー冴沢鐘己さんからのヒントをまとめると、今月のカバー曲は「夏の歌で、男性ボーカルで、シングルになってるヒット曲で、普通ではなかなか思いつかないけど絶対知ってて、イントロを聴いたらわかる」らしい。また、BBガールズはこのライブで浴衣を着るという。BBガールズに合う、浴衣姿に似合うという条件も増えるわけだ。これら全部にかなってる歌、本当にある?
難しかったけど予想してみた。

柳ジョージ&レイニーウッド「青い瞳のステラ、1962年 夏……」
キーボード中心の曲で、イントロも印象的。甲斐バンドが1986年に解散するとき、武道館5日間の後に黒澤フィルムスタジオでの「SPECIAL LAST NIGHT」でカバーした曲。僕のような甲斐ファンならよく知っている、ということを冴沢さんも知っているはず。ただ、どれくらいヒットしたかはわからない。
しかし、何といっても、歌詞に「テネシー・ワルツ」が出てくる。5月の土曜パームトーン劇場でBBガールズがカバーした曲だ。これを絡めてくるのでは。

クリスタルキング「セシル」
コーラスがふんだんに入っているし、「大都会」「蜃気楼」よりも思いつきにくい夏の名曲。

グレープ「精霊流し
1曲はまだ予想できるかもと言われてたので、そちらを当てにいった。実質的な本命。8月だし浴衣だし。ただ、ヒントからすると有名過ぎ売れ過ぎかもしれない。

ラフ&レディ「背番号のないエース」
「You」「ロッカー室の」と掛け合いがあるから、7月の「乙女座 宮」や4月の「traveling」や1月の「中央フリーウェイ」のような名場面が期待できる。夏を示す歌詞はないが、映画版「タッチ」の主題歌で、高校野球がモチーフなので。

吉川晃司「ラ・ヴィアンローズ」
「モニカ」「サヨナラは八月のララバイ」よりは思いつきにくいかなと。冴沢さんがラジオの甲斐バンド特集で「薔薇色の人生」を弾き語りしていたことにも引っかけて。

KUWATA BAND「BAN BAN BAN」
夏を思わせるイントロ。コーラスもたっぷり。たじさんの声で聴くとより感動できそう。去年9月にSuperflyバージョンの「スキップ・ビート」を歌った実績もある。あれは去年のカバーの中で特に大好きだった。

甲斐バンド「東京の一夜」
夏ではないけど夏の曲。新宿の都庁が建つ前、そこの都有地で8月7日に行われた「THE BIG GIG」というイベントで久々に歌われ、そのライブを象徴する曲となった。その音源がシングルカットされたが、シングルでのヒットという感じではないか。

他に考えたのは、はっぴいえんど「はいからはくち」、サザンオールスターズ「Melody(メロディ)」、杉山清貴&オメガトライブ「君のハートはマリンブルー」だが、どれも上記の曲以上に条件に合っていない点が多くて、外した。

予想を7曲にしぼり、会場に入る。
声が出るように喉に油分を与えようと、火曜日と同じから揚げ付きのミニピザを注文。が、売り切れていてカルボナーラに。


2か月ぶりになってしまった「チャーリーズ・エンジェル」のテーマ。
アルバム「ラ・ブラバ/LA BRAVA」の巻頭に入っている「Fai La Brava」が、今月のワンマンライブ開幕を告げる。

「カナーっ!」の声の中、カナさんが頭上高くで手を打ちながら歩いてくる。浴衣姿だからか、たおやかな手拍子だ。キーボードの前に立ち、イントロが途切れた瞬間、左手でピースして右手であのフレーズを弾く。今日のピースは、自分の顔の方に向けて横に倒している。火曜日の浴衣ライブの「花火職人」を意識したバージョンか。スポットを浴びた浴衣は、白地に紺の花の柄。BBカメラとコラボしたときのチェキで見たのかもしれない。
声援に手を振っての、たじさんの登場。たじさんの浴衣には、ピンクと赤の花。全体はこんなに水色だったのか。今週買ったとTwitterにあがったとき、今日のライブ当日まで見ないでおこうとすぐスクロールした。おかげで新鮮に目に映る。
「もっとオールドファッションド」
軽快な曲で、たいていは歌入りで跳ねるたじさんだが、浴衣の今日はそうはいかない。その代わり可憐なステップ。浴衣ならではの名シーン。強い声やキュートな語尾で、歌はもちろんいつもと遜色がない。そのうえに浴衣での情緒が乗ってくる。
たじさんの頬の質感がいつもと違うような。親知らずを抜いた影響とは別な気がする。和服用のメイクとか、日焼け止めとか、そういうことだろうか。
間奏でカナさんを示す仕草も控えめに。と思えば、他の衣装ではないにじり出るような歩の進め方で、意外に速く前に来る。そこからはサビの繰り返し。たじさんの歌にお二人のハーモニーも堪能できる。


「たじーっ!」の声に両手を振りかけたときには次のイントロが始まっている。すぐに曲の世界に入り、交互に肩を入れるようなステップ。
「苦い林檎酒」
お二人の浴衣が真っ赤に染まっている。
淡路島、浴衣ライブ、今日と3回とも聴けたが、全部違う「苦い林檎酒」だ。
ささやきではなく、小さめの声での「カナ」。カナさんはいつの間にか白い光を受けている。舞台左に赤いたじさん、右に白いカナさん。
たじさんのスキャットに遅れた尺八が絡んでくる。きれいな声。あるいは、切なげに大人っぽく。今日は特に澄んだ「アーーイ」が耳に印象的。
美しいスキャットの後に自分の声を混じらせるべきではない。ここは叫ばずに、力一杯拍手した。


クランベリージャム」
たじさんが特によく動く曲のひとつだけど、今日は浴衣で控えめに。そういえば、去年の7月には、浴衣姿でその日だけの特別アレンジで聴かせてくれたのだった。
クランベリージャム」は今日の大きな注目ポイント。この曲で、先月たじさんが初めてまわったのだ。振り付けやアクションが大きい曲はいくつかあるが、たじさんが回転することはまずなかった。定着させるべき素敵な動きだと思うし、まわるのを期待しているとラジオにメールも送った。その後、親知らずを抜いて痛みがあるということで、「歯が痛いのだから無理してまわることないですよ。おだいじになさってください」とラジオにコメントしようと思っていたが、適したタイミングがなくなり、書き込めなかった。浴衣ということもあって、やはり今日はまわらない。それでいいのです。と思ってたらまわった!! サビの繰り返しの後で。すかさず「フーッ!」って声をあげる。たじさんもカナさんも笑顔になった。そりゃあここは声を出して反応するところでしょう。
うれしさいっぱいで最後の「one more jam one more love」を聴く。
ライブのかけがえない思い出が、またひとつ増えた。

3曲終わった時点で、「ガーディアン・エンジェル」は取ってある状態だ。これはアンコールでやるのでは。アンコールを2曲してくれるようになった3月以降、アンコールの1曲目は毎回変わっている。まだそこで歌われていない「ガーディアン・エンジェル」は有力候補だ。


「浴衣で登場しました、BBガールズでーーす!」
最初のMC。
「今日は、前半戦はしっとり、お楽しみいただこうかなと、思っております」
おお、バラードを前にかためるのか。


湧きあがる静かさ。刻まれるリズム。カナさんの透き通った高音が寄せてくる。
「透明な水」
淡路島のアップライトピアノバージョンよりは速いテンポ。
「夏も終わるわ」の下げない感じが胸に残る。
タイミングを後に引き気味にうたっているように思えたたじさんが、「あなたの鼓動にも 届くのに」はスッと切る。この緩急。
後奏でのハミングは今日はなかった。その日ごとの「透明な水」がある。


「離れてもそばにいて」
カナさんのキーボード。一音ずつではなく、片手で押さえた全部の音がかたまって攻めてくるように聴こえる。こういう感覚はめずらしい。
ニューバージョンの歌詞。そこを飾るようなビブラート。
サビの詞は「今はそばにいて」「だけどそばにいて」「もっと抱きしめて」と高まっていくのだな。


「陽だまりの鳥」を前半でうたう展開もあるかと思っていたら、ちょっとアップテンポな曲が来た。
「それはウソじゃない!?」
もうひとつのアンコール候補とも思っていたから、これでますます「ガーディアン・エンジェル」の線が濃くなった。
貫禄を感じさせる強いの、垣間見える弱気、愛くるしく甘い語尾、突き放した歌い方、サバサバした感じ。こんなにも声の色が変わる。しかも「シュビドゥビドゥビドゥバッパー」のハーモニーも楽しめる。ああ、やっぱり「それはウソじゃない!?」が初披露された7月のわくわくシティーパークに行きたかったな。BBガールズの魅力を大いに伝えられる新曲だもんね。
最後のサビ。たじさんはつま先でステージを打つようなステップ。カナさんもキーボードの前に座りながらにして左右に体を振っている。お二人の動きがシンクロしてる。これもいいなあ。毎回の決めにしてほしい。


MCで夏の話。
カナさん「浴衣って、涼しくなるために着るものですね。昔の人はこれを寝巻にして着たはったわけですけど」、すごく暑いらしい。女のひとの浴衣の感じはわからないが、意外と暑いものだとは知らなかった。

カナさんからのお知らせ。「大事なことを言っておきますと、浴衣姿の私たちはここで最後ですので、写真を収める方は収めておいてください。 立とか? 立とか?」
前に出てお二人で並ぶ。「せっかく着たので、撮ってください」とカナさん。
予定になかったみたいだけど、しばし撮影タイムになる。今日はずっと浴衣なんだと思ってた。今月も衣装チェンジあるんですね。
「おそらく、もう浴衣でライブっていうのは、今年はないかなと思いますので」

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「夏らしい曲をいきましょう」「聴いていただきたいと思います」
ここでカバーが来るとは。これまでは毎月ずっと御色直しとMCの後だった。
カナさんが爽やかなイントロを奏でる。たじさんが歌い始める。
知らない曲だった。
やさしめの世界観かな。
サビで「とどけ」「とどけ」「心」「心」と、たじさんに次いでカナさんが歌う。やっぱりこういうの好きだ。あと、この部分は聴いたことがある気がする。
影がよぎる詞もあるが、たじさんの声はカナさんの演奏と同じく爽やかだ。
サビの繰り返し。「時よ」「そっと」で初めてカナさんが先に歌う。
オフコースの「夏の日」という曲らしい。きっとヒットしていたのだろう。僕が知らなかったのは、甲斐よしひろのラジオ「サウンドストリート」で、オフコースの曲をかけないノリがあったからかもしれない。


カナさんが「夏が来れば思い出す はるかな尾瀬」の「夏の思い出」を弾き始める。僕はもともと童謡や唱歌が好きだけど、カナさんの演奏だとさらに好き。美しい前奏や、飾る音がほどこされて、シンプルな原曲が見違える調べになっている。BB大喜利の表彰式でもそうだ。うまい人が弾くとこうなるのだな。
「夏の思い出」が1番の前半までで終わっていく。すぐにたじさんの歌が入る。高いささやくような声で。
「しあわせですか しあわせですか あなた 今」
さだまさしの「しあわせについて」だ。
意外な選曲だと感じる。夏のイメージはない。しかし、サビの後にカナさんの前奏が入り、たじさんが1番を歌い出すとすぐ、この曲がカバーされた理由がわかった。
「どうぞあやまちは 二度とくり返さずに あなたは必ず しあわせになってください」
戦争で亡くなられた方の思いを歌っている。おそらく若くしてしあわせをつかみきれずに亡くなられた方が、死を前にして僕らに語りかけてきている。自分が今の日本で自由に生きられていることのありがたみ。この状況までつないでくださった方々。そういうところに思いがはせられる。
愛する人と めぐり逢えたら 抱きしめた腕を ゆるめてはいけない」
愛する人とめぐり逢えたにもかかわらず、時代に引き裂かれた方が、教えてくれている。
再びサビが来る。カナさんのコーラスが入る。たじさんが「人を愛するよろこびー」と伸ばした声が豊かだ。生き生きしてる。自分の不幸をうらむ気持ちよりも、みんなのしあわせを願う思いが強く込められた歌だから。
とてつもない大きな愛情に泣けてくる。
「ありがとうさよなら 生まれ変われたならば」
覚悟を決めた方が、来世の望みを告げる。他の人たちのしあわせを自分のことより先に語っていた方の思いが、「しあわせになりたい」であふれる。
「ひとりひとりはみなとてもやさしいのに 何も傷つけ合うことなどないのに」
スケールが広がった。世界じゅうのことへと。先月の「瑠璃色の地球」に続いて、人類愛を感じる。さらに泣けてくる。
「みんなみんなしあわせになれたらいいのに 悲しみなんてすべてなくなればいいのに
しあわせですかしあわせですかあなた今 何よりそれが何よりいちばん気がかり」
ひとりひとりみんなのしあわせを願ってくれる気高く尊い存在。その祈りが、たじさんの声を通して沁み入ってくる。自分もそう祈りたい気持ちになってくる。
僕の悩みなんて、小さなことに思えてきた。嫌なことやつらいと思ってたことがどうでもよく感じられてきた。救われる思いで、もっと泣けてくる。
自分の心を形にしたイメージが浮かぶ。全体に丸みを帯びた、やや横に長いやわらかい物体。「しあわせについて」を聴いているうちに、その心の表面から生えていたトゲが抜けていく、心にプツプツ開いていた小さな穴が全部ふさがっていく。そんな感覚。自分の心が像として見えたことなんて、初めてだ。
最後の詞を歌い終えるたじさんの目は、天を向く。祈りを届けようとしているのか。宇宙に浮かぶ地球という名の船を感じているのか。
浴衣の右と左の袖を体の前で折りたたむようにしてから、たじさんがおじぎをした。
これほどの感動をくれるなんて、BBガールズは最高に素晴らしい。いくら控えめに言ったとしても、僕の好みにぴったりの音楽だ。
今なら、よっぽどのこと以外なら、何でも受け入れられる気がする。

おじぎをし続けるたじさん。抒情的なインストが流れ、ライトが落ちると、お二人がもう一度おじぎをする。拍手の中を左手へ歩み去る。
このインストが郷愁を誘うような曲なのだ。「しあわせについて」の情緒が途切れないように配慮されている。僕はずっと目がうるうるしている。「しあわせについて」の歌を演奏を詞を思い返し、ひたり続ける。


マイクスタンドとキーボードに、交互にスポットが当たる。BBガールズを象徴するようなライティング。これ、好きだ。
まさかのイントロ。
「ガーディアン・エンジェル」
アンコールの最初ではなく、ここに持ってきたか。カバーを前半でやるとも思ってなかったし、ライブで予想を裏切られるのは新鮮でわくわくする。
カナさんが頭上で手を打ちながら歩いてくる。たじさんは両手を上で振りつつ走っての登場だ。浴衣とは打って変わっての躍動感。衣装でこうも変わるんですね。お二人とも、斜めに細いラインが入ったノースリーブのワンピース。髪も着物向けのアレンジから戻っている。
間奏に入るところで、たじさんがカナさんに向けて両手を揺らす。ちょうど同じタイミングでカナさんのキーボードが鳴る。わあっと思ういいシーン。
こんなかっこいい曲に乗って手拍子をしながら、僕はまだ泣けていた。どういう感情なんだ。「ガーディアン・エンジェル」を楽しんでいる中でも、「しあわせについて」の祈りと救いが残っているみたい。


「たじーっ!」と叫び終わる頃には次のリズムが始まる。
「ひらいたトランプ」
前奏から聴けるたじさんのスキャット。カナさんのピアノ三連打。コーラスが重なるときめき。強い声を聴かせてきてからの、しっとりとした「呼ぶのー」。間奏へいざなう「アイ」のささやき。背中を向けるたじさん。毎回違ったように聴こえ、いつも心惹かれるカナさんのソロ。「クインさえねじふせてよ~お~」のフェイク。「枯れるわ」のやさしさ。「ナナナ」をはさんでから最後は声を張るライブバージョンの歌い方、今日は「本物の愛をー」で短く切ったと思ったら、「呼ぶのおーーーーーー」と強さと美しさを兼ね備えた声を伸ばす。後奏でも強めたり透き通らせたり変幻自在のスキャット
今日も「ひらいたトランプ」は見せ場がいっぱい。そんな中でも僕はまだまだ泣けているのだった。


今月はここで「長いMC」

浴衣を脱いだ解放感。帯を解いた瞬間の気持ちよさ。「動ける、涼しいー!」

前半でカバー曲が終わるというのは、どうしても浴衣で歌いたかったがため。

「浴衣で激しい曲歌うのなあ」

クランベリージャム」でたじさんはまわるのか問題。「まわってよかった」「しずしずと歌ってたんですけどね」

「夏の日」のコーラスは、「カナちゃん大いそがし」。Twitterの #ふたりでできるもん でも歌ってくれるっぽい。
「冴沢さん、ハモリのたくさんある曲をいっぱい持ってきてくれる」

「歯が痛すぎて、やっと固形物食べた」半熟味付きゆで卵。
カナさんはアメリカンドッグとコールスローが大好き。

「外は暑いんですけれども、しっとりもしつつ、盛りあがりもしつつ、今日は楽しんでいただければなと思います」

BBガールズの「ラ・ブラバ/LA BRAVA」Tシャツ。紫のBB大喜利Tシャツ。

カナさんが拡散している、寝てるときが熱中症になりやすいという情報。
これにはめちゃくちゃ納得している。起きた瞬間、部屋が暑くて頭が痛くて、ということが何度かあった。ラジオ「ダイアンのよなよな」の「津田の未来は明るいぜよ」のコーナーのネタを朝まで、というか次の日の昼近くまで毎週書いていた頃は特に強烈だった。
BBガールズのラジオで、寝る前にコップ1杯の牛乳を飲むのがいいと聴いてから、実践している。おかげさまで快調だ。

こんなふうに、BBガールズがライブのことや曲のことや、他のいろんな話をするのを、聴くのが好きだ。
去年のお正月に、BBガールズのラジオ「まだまだGIRLでいいかしら」を聴き始めたときから、そうだった。


「寝苦しい夜も、この曲を聴いて」
「夜明けの月に」
カナさんが弾き始める前のイントロはなく、カウントから。前奏はキーボードの演奏が2種類聴こえるような感じ。
聴けた! 今いちばん聴きたかった曲が聴けた! 7月の土曜パームトーン劇場のアーカイブで、「乙女座 宮」「瑠璃色の地球」「夜明けの月に」は必ず毎日2回聴いていた。つらいときに寄り添ってくれ、勇気づけてくれる曲。今日の曲目が決まる頃まで、3週続けてラジオにリクエストした。
たじさんは静かめにていねいにうたっているように思える。先月も癒された「歌にのせて」のやさしさ。
「寒い風が吹くから そばにおいで」
「もしひとりになっても 泣かずにいて」
「すぐに朝は来るから 震えないで」
心に沁みてくる。泣けて泣けて仕方がない。このバラードを聴いたなら、当然のことだ。
今月「夜明けの月に」を聴かせてくださって、本当にありがとうございます。


拍手はやんでいないが、たじさんはもう前に出て拳を上げている。緑のライトは芝を表しているのか。
「風のファンタジスタ
これも勇気をくれる曲。先月も「乙女座 宮」「瑠璃色の地球」「夜明けの月に」「陽だまりの鳥」「風のファンタジスタ」でひとセットという並びだった。
今日のたじさんはしゃがみ込んだ後、低い体勢のままアクションを続けてくれる。ライブの定番曲がまた進化していく。
「耳をかすめ」の語尾を蹴り飛ばすのもいい。
僕も強く拳を突き上げてはいるが、やはり泣ける。今日は何を聴いてもずっとうるうるしているのかもしれない。


「恋してオムレツ」
前奏の振り付け。ついクセで右から始めてしまうが、見た目がたじさんと同じ側になるように修正する。
カナさんといっしょに「シュビドゥビ シュビドゥバ」と、人に聞こえないくらいの小ささで口ずさむ。
「ワー」で両手を弧を描くように広げる。カナさんが笑う。僕もしぜんと笑顔になる。
間奏の振り付け。これもたじさんに合わせる。片手ずつだし、カラオケでもやってるから、これは合わせやすい。
2番の「ンー」。カナさんの動きはこのところ片手が定着してきてるから、シンクロさせようと左拳を頬に当てたら、何とカナさんは久々の両手バージョン。握った両手を口元に持っていく、アイドルのようなポーズ。やった後にまた笑顔。僕も笑ってしまった。ああ、めっちゃ楽しい。
3番。「イェイ」でカナさんは両腕を伸ばしてダブルピース。動きが大きいのいいぞ。たじさんはカナさん側の左手でピース。
「優しく 包んで」で、カナさんがイスを振ってたじさんと体の向きをいっしょにしてるのも素敵。
最後はもちろん、たじさんがカナさんのもとへ行って、パーにした手をそれぞれ外へ伸ばす。
いつの間にかうるうるは消えていた。もうひたすら楽しいばかりだ。


カラフルに明滅するライト。しかし曲は始まらない。「たじーっ!」って叫ぼうかと思ったが、歌入りのじゃまになるかもと思って遠慮した。
たじさんが「行くぞー!」と左拳を上げ、ギターが聴こえてくる。ああ、叫べばよかったな。「平成ガール」だ。
歌い出しからたじさんのアクションが大きい。他の曲に負けじと進化していく「平成ガール」
バンドバージョンじゃないけど、「Wow Wow Wow Wow」でカナさんが大きく手を振る振り付け。他の隠れコーラスも口ずさんでる。うれしいな。みんなでやりたいね。
たじさんは「君のルーツも聴かせてーーーエッアーン」と歌い切る。
ギター。カナさんが低音をひとつ響かせる。続けて両手の指が小刻みに鍵盤を駆け上がる駆け下がる。ちょっと前衛寄りの音どもが狂ったように胸を躍らせる。たじさんも髪を揺らしてめったくたにエアでピアノを弾く動作。最後はカナさんの右のグリッサンドが走り抜ける。たじさんも同時に両手を大きく払う。最高だ。僕は「カナーっ!」って叫ぶ。
淡路島での「まだまだGIRLでいいかしら」の間奏を結実させたような演奏だった。こんなにすごいんだぞ。いつも同じだと思ったら大間違いだ。


跳ねるたじさん。
「人生はミラーボール」
めずらしく最初の「歌わせて」をささやくように歌うと、「フーッ!」と高い声を一閃、それから吐息を聴かせる。歌詞の通り自信満々の歌姫だ。
「Are you lady?」でカナさんが、左手の人差し指で客席を横にずうっと示す。これもいい動き。
お二人が視線を交わしてコーラス。こういう瞬間を見るのも、ファンはうれしい。
僕がTwitterのヘッダーにしているいちばん好きな歌詞のところで、お二人の声がクロスする。
「もっとほら叫んで Ahーー」の後、特に合図はいらない。今月のたじさんは客席に任せてくれた。カナさんとともに人差し指を出した両手を上げる。「BBガールズ!!」
ここも最後はいつも通りじゃない。カナさんが高音を連打して曲をしめくくった。


「ワン、トゥ、ワン、トゥ」カナさんが両手を上げてカウントを示す。たじさんは「スリー、フォー」をささやき声にする。
「まだまだGIRLでいいかしら」
「フーッ!」両脚を曲げて高く跳ぶたじさん。とても細かい汗が舞い、ライトに光る。
そこからはもう、ステージと客席が一体となった熱狂へ。この会場event space PALMTONEだってステージが近い。すごい迫力。
サビの繰り返しへ渡す、高くなる「歌っていいかしら」で頭を振るのもいいな。
後奏。強いスキャットを一度いつもより早く切るたじさん。再び声をあげ、伸ばしていく。最後は跳ばずに体をしならせた。またまたいつもと違う動きだ。


短いアンコールから、まずカナさんが帰ってくる。続いてたじさん。

淡路島のライブからもうそろそろ一週間。「一瞬じゃない?」
今日ははるばるその淡路島からのお客さんも来てくださっている。

カナさん「すごい今日、あたしテンション高いと思いません?」
演奏もアクションも最高でした。

浴衣でキーボードを弾くのは実は大変。

たじさんは先月のKYOTO MUSEでノースリーブデビュー。

来年2月9日(日)、バンドを引き連れての京都ミューズホールでのワンマンライブ。
「絶対損はさせませんので、みなさん是非」

来月は7日が土曜パームトーン劇場。翌8日(日)がBB大喜利 夏の陣。

「最後の最後まで、心をこめて歌いたいなと思います。今日はみなさん来ていただいて本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします」


カナさんの高音から。
「陽だまりの鳥」
アンコールが2曲になった3月に、同じように1曲目にうたわれたバラード。
たじさんは弱めの声でうたっていく。はかなげだけど、きれいでしっかり届く。
ふと見ると、たじさんの首元が汗で光っている。
サビの繰り返し前から強まるたじさんの声。カナさんの高いコーラスがともに行く。
後奏のスキャットもきれいに。それがさらに澄んだハミングへと移ってゆく。


「境界線はいらない」
「みなさん、大きく手を振って、最後の曲をフィナーレを、みんなで歌って飾ってくださいませませー」
前奏のたじさんはリラックスしたふうで、「ニャニャンニャン ニャンニャンニャニャンニャンニャン」って口ずさむ。
「誰が勝手に決めたー 隔たるものがあるとぉ決めたんだぁー」強めの声で語尾を投げていく。
浴衣ライブで聴けなかったCメロも、もちろんしっかり聴ける。
「みんな手をあげろ」という必要もない。「ラララ ラララ」両手を振って声を合わせる。たじさんが手を振りながら客席を見てうなずく。「もっと歌っていいよ」の合図だ。「ラララ ラララ」声を高める。たじさんが「来て」と縦に手を振る。「ラララ ラララ」たじさんが耳に手を当ててみせる。「ラララ ラララ」
最後の曲が終幕に向かう。たじさんとカナさんが顔を見合わせる。うれしくてしょうがないという表情。いっぱい準備して、ずっとがんばってきたワンマンライブが、今月も大成功に終わるのだ。
たじさんが手を上げる。「みなさん、今日はどうもありがとうございました。またお会いしましょうー」カナさんも声を出す。
カナさんの最後の音で、たじさんが跳ぶ。「フーッ!」

「たじーっ!」の声援に両手を振り、「カナーっ!」の叫びに両手でスカートをつまんで持ち上げる礼をして、BBガールズが去っていった。


本当に最高のライブだった。
クランベリージャム」でまわるたじさん。8月に聴く「しあわせについて」の大きな祈り。そこからはずっと泣けて。「夜明けの月に」も聴くことができた。「恋してオムレツ」からはとにかく楽しかった。盛り上がる終盤の攻めた感じも大好きだしかっこいい。

BBガールズは他のライブも素敵だし、その日しか見れない演奏も見せてくれるから、どれも行きたい。
でも、土曜パームトーン劇場はやはり特別すごい。段違いだ。BBガールズのお二人にとっても、この毎月のワンマンライブは別格のはず。この日を大切にしている思いが、「これこそが私たちのステージ」という主張が、伝わってきた。

この上なくしあわせな一日だった。
この夏は食欲もなく、すくすくとやせ続け、胃袋もすっかり小さくなってしまったが、今日はおはぎを買った。最高のライブを見れたお祝いだ。
特典CDも、本当に本当にうれしかった。
浮かれてしまって、何をするのもうれしくなる。
僕はBBガールズのファンでよかった。
天国の一日だった。


 ライブのアーカイブ映像はこちらです。


2019年8月3日 event space PALMTONE

もっとオールドファッションド
苦い林檎酒
クランベリージャム
透明な水
離れてもそばにいて
それはウソじゃない!?
夏の日
夏の思い出 ~ しあわせについて
ガーディアン・エンジェル
ひらいたトランプ
夜明けの月に
風のファンタジスタ
恋してオムレツ
平成ガール
人生はミラーボール
まだまだGIRLでいいかしら

陽だまりの鳥
境界線はいらない


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グッデイゾードファッションド

夏だ! 浴衣だ! パームトーン祭り!(2019年7月30日)

カナさんが籾井優里奈さんと「サウダージ

近い席でしっかりキーボードの演奏を見れた。あんなに関節を立てて弾くものなんですね。いろんなところに全部感心してしまう。

「ピアノだけでこの曲をやるのは初めて」ということもあってか、弾きなれたBBガールズの曲みたいに「どうとでも弾きこなしてやるぜ」という雰囲気ではなく、より引き締まった感じに見える。

コーラスも聴けてうれしい。あらためて聴くとやはりいい曲ですね。

 

右にBBガールズ、左にアコースティックギターの伊藤直輝さん。

「カナちゃんがめずらしく、ハンドマイクで歌ってくれます」に拍手。

「Mr.サマータイム

左右のステップを合わせるたじさんとカナさん。こういうBBガールズもいい。

「ハチのムサシは死んだのさ」も生で聴きたいのだ。また「オールリクエスト! ベスト30歌謡曲」やってください。僕の出張がない時期に。

淡路島で聴いてよかったサーカスのカバーがまた聴けるよろこび。一昨日見た印象、わくわくシティーパーク in 淡路島のブログで書いたこと、昨日カラオケでこの曲を歌って気づいたことも頭に残っていて、さまざまなところに注目できたし、それ以前にとにかくよかった。

この曲の伊藤直輝さんの声には夏を感じる。胸に後悔がある分、気だるく切ないあつさ。

 

カナさんがキーボードの前に座って、「あー、安心する」 

たじさんは、次の曲は直輝さんがメイン だからと、カナさんのそばまで下がる。いつもの間奏でもそうだけど、たじさんは他のメンバーを目立たせるために引くこともできるスター。

カナさんがきれいな高音を奏でている。たじさんが曲紹介で「『元祖OPP!』のこの3人のメンバーで」と話し始め、ラジオや3人のことが聴けるかとわくわくしたが、それは叶わなかった。

真夏の果実

この曲の前奏、こんなにきれいな音でいっぱいやったっけ。カナさんのキーボードの高音が本当に素敵。

うたい出しはたじさん。「泣きたい気持ちは」から直輝さんに交代。Bメロも直輝さんがうたい、たじさんの「アーーーー」「ウーーーーウーーーーウーーーー」という美声のコーラスが来る。サビはカナさんも加わって三人のハーモニー。

2番は直輝さんからたじさん。Bメロは直輝さん。

たじさんの「ウォオオ」からCメロへ。

後奏ではたじさんがスキャットを高く低く聴かせ、ハミングで終える。

歌も演奏もコーラスもよかった。

 

 

クイズ大会。

まっすんさんがMCで出題もする。優勝賞品はまっすんさんのギャグ。

直輝さんの第一答で、これはわざと間違える大喜利なのだと知る。

基本、答えるたびにまっすんさんがノリツッコミをしていく。

BBガールズがいい答を言ったときはBBガールズうちわを掲げるという自分ルールもできた。

直輝さんの「ロッケンロール!」という答に、まっすんさんは「オーッ!、バッバッバーッ」とエアギターでノる。全部ノリツッコミしなくてもいいのに、「オーッ!」はさまなくてもいいのにと思えて、めっちゃ笑ってしまった。

特に好きだった答は、カナさんの「レシート」とあきさんの「パンツ」。

たじさんが6問中4問正解して優勝。優勝賞品のギャグは土曜パームトーン劇場でやる必要はないと、僕は思います。

 

休憩後。いきなり「まっすんラップ」

直輝さんもダンサーに加わる全員参加バージョン。

ここに来る電車の中で淡路島の動画を見て振り付けを確認していた。近いあきさんとカナさんを見ながらパラパラを踊ったが、いちばん難しいと思ってた2番のAメロが、やはりうまくいかなかった。まっすんさん越しにときどき見えるたじさんは、見えるたびに表情が全然違っていた。

うちわの2つめの使い道が見つかった。

女性ダンサー4人の上から顔を出すまっすんさんを、長身の直輝さんが隠して終わった。

 

 

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 

アコースティックギターの直輝さんをはさんで、左にたじさん、右のキーボードにカナさん。

たじさんが手に持っているのは、たぶん「元祖OPP!」でも見てたレモンのシェイカー。

たじさんのシェイカーから曲が始まる。「シェイカー! 田嶋ゆか!」「たじーっ!」

「FLY」

「キーボード、カナ」「カナーっ!」

切れた弦を振り払って演奏し、歌う直輝さん。

「フラーーーーーイ」「スカーイ」でBBガールズがコーラス。直輝さんの「with you」の後にたじさんが「with you」と続けるのも聴けた。

 

カナさん「私たちもこの日だけっていうのがすごい好きなので、今日はBBガールズの曲も、この日だけのバージョンで」

たじさんが引き取る。「だけのバージョンでお送りしたいなと思います。聴いてください、『苦い林檎酒』」

カナさんのキーボードは低め中心。跳ねるような、ときどき少し間を空けるような独特のリズム。おしゃれでかっこいい。これもジャズっぽいと言っていいのだろうか。

浴衣の袖をつかんだりしていたたじさんが歌い出す。今夜の「苦い林檎酒」のヒロインは弱さや深刻さより、ちょっとした余裕を感じさせる。

カナさんの不意の高めの音にドキッとするが、もちろん決してたじさんの歌をうすれさせることなく、胸弾むアクセントになっている。

「あいしてーるー」という生のコーラスが好き。

「カナ…」のささやきからの間奏はなし。サビの繰り返しから、最初の歌詞に戻っていく。後奏に入り、たじさんが強い声を高める。ああ、これは急に「ダッダッ」って切るように曲が終わってしまうのかも。それもかっこいいだろうし、でもそれだといつものたじさんの声が聴けないし。

息をのむように見ていると、後奏は続いた。艶やかで昂るような、ときに気持ちを伝えるためにささやくような、たじさんのスキャットがたっぷり聴ける。やはりここは見せ場だ。

存分に声を聴かせてくれたたじさんが、膝を折ってマイクスタンドの向こうに沈む。

キーボードのみの、今日だけの「苦い林檎酒」、最高だった。

 

「境界線はいらない」の前奏。

 籾井優里奈さん、あきっすん、伊藤直輝さんと、1組ずつ呼び入れていく。

直輝さんたちはサビで手を振ってくれない。まっすんさんはカナさんの隣に行ってキーボードを弾くふり。

祭りのノリがどんどんきつくなっていき、Cメロを聴くことはできなかった。

 

 

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わくわくシティーパーク in 淡路島(2019年7月28日)

BBガールズは「恋してオムレツ」に乗ってオープニングに登場。「ラ・ブラバ/LA BRAVA」の白いTシャツに、カラフルなストライプのスカート。このスカートは特に好きな衣装だ。白、黒、グレー、オレンジに加え、カナさんは赤、たじさんは青のラインが入っている。たじさんのはもっと緑が入っていたような印象があったが、近くで見ると違うのか、他にもう1着あるのか、緑を着られることが多いから記憶が混同しているのか。

淡路島でも、わくわくシティーパークだからトランプを引いて出順を決める。BBガールズは5組中4番だった。

 

 

まずは5組が1曲ずつ歌っていく。

あきっすんが2番目に登場。あきさんはマイクを使わないという声が聞こえた。まっすんさんはサングラスをかけている。

ということで、期待通り「まっすんラップ」!

もちろんBBガールズと籾井優里奈さんもバックダンサーとして参加。客席でいっしょにパラパラを踊るのだが、完全とはいかない。もっと練習しよう。

BBガールズのコーラスがよく聴こえるのもうれしい。

まっすんさんが間奏でピアノを弾き出したのもいい。客席の後ろの方まで行って、子供さんに怖がられるのも今日ならでは。女性ダンサー4人に隠されるラストでは、ピアノの椅子に乗って存在をアピール。

 

 

カナさんが舞台左のアップライトピアノにスタンバイ。ピアノは舞台の左横を向いて置かれているから、カナさんは客席に左半身を見せて真横を向く形だ。

たじさんは会場が和風であることや、小さいお子さんを含めさまざまな年代のお客さんが来ていることから「お正月の集まりみたい」とたとえる。生中継用のカメラにカナさんも映るように舞台の前方で右に寄ってから、曲紹介。

「そんな親せきのみなさんに届ける応援ソングを歌いたいなと思います。みんな、力いっぱい夢をこの手に引き寄せてください」

「風のファンタジスタ

生でBBガールズの曲が聴けるのは、わくわく梅小路フェス以来、実に7週間ぶりになってしまった。やっと聴けたその曲の始まりは、完璧なコーラスから。いきなりBBガールズの魅力をまた実感できた。

白鍵から黒鍵へ移るカナさんの指。こうして縦に動くところを見れるとは。すごく印象的。いつもは横の動きしか見えないから。それに、両手がずっと見えていると、指づかいのなめらかさに感嘆でき、今まさにこの音を出してる感じにわくわくでき、細やかなところまでより意識して聴けるみたいだ。これまでいくつかのキーボードで聴いてきた「風のファンタジスタ」が初めての音色で聴こえる気がする。

たじさんの歌声で届く詞。今日は「それはきっと遠い日々の 君の声と響きながら」が心に迫る。

カナさんが唯一鍵盤から手を離す場面。客席の正面に向き直って、拳を上げてくれる。客席を指差す。もちろんたじさんも拳を上げ続けている。客席のみんなも。

後奏。たじさんの力強い声。伸ばしていく。どこまでもつややかに。

ピアノの音色が終わる頃、たじさんの左手が夢をつかんでいる。

「たじーっ!」「カナーっ!」

 

 

ひと組ずつのステージの前に、カバーコーナーもあるという発表。僕にとってはとてつもない朗報だ! BBガールズによるカバーも聴けるかもしれない!

 

望み通り、BBガールズが出てきてくれる。

しかもしかも、生で聴きたかった念願の「瑠璃色の地球」!

土曜パームトーン劇場のアーカイブで毎日2回ずつ聴き続けてきた、このうえない名カバー。

今日は「たなばたさま」に続く形ではなく、カナさんは「瑠璃色の地球」の前奏から弾き始める。これが絶妙な演奏で、もううるうる来てしまう。

「夜明けの来ない夜はないさ あなたがポツリ 言う」

自分が救われ、癒された、いちばん好きな詞が、たじさんの歌で届くと、もうだめだ。本当に涙が出そうになる。

土曜パームトーン劇場とはまた歌い方の違う「瑠璃色の地球」。あれから考えたことや今この瞬間の感覚が込められているのでしょう。今日ここでしか聴けない「瑠璃色の地球」。最高だ。

サビで高まるたじさんの歌。カナさんのピアノの音は静かに。

「泣き顔が微笑みに変わる 瞬間の涙」

悩んだ日が過ぎ、哀しみにくじけそうな時を耐え、夜明けが来た瞬間。

「争って傷つけあったり 人は 弱い ものね」

人間の性質を歌っているが、一人ひとりのことを言っているようにも聴こえる。何十年ぶりぐらいに深く落ち込み苦しみ胸が締め付けられ続けた時期のことが思われる。傷つけるのは弱い者のすることだ。僕は誰も傷つけたくない。生きてる以上そんなことは無理かもしれないが、少なくともわざと傷つけるようなことはしたくない。誰にも認められなくても、報われなくても、いい。仕方ない。真面目に正直に生きたい。誠実でいたい。本当に強い人は優しい。僕なんて全然人間ができていないが、少しでもそう近づけるように。僕をいたぶるようなそんな奴のやり方の真似なんかしない。

再び高まるたじさんのサビ。今度は強まるカナさんのピアノ。それでいて、たじさんの歌の強弱に合わせるように、カナさんの音も変化する。

土曜パームトーン劇場と演奏が違うように思えるところは、ピアノの特性を生かしてはるのか。最後のサビに入るところは、7月6日よりシンプルに。

たじさんの声がさらに力強くなる。そして、後奏へ。この終わり方、大好きだ。本当に素晴らしい。BBガールズによる名作。

 

カナさんがピアノを離れ、マイクを持って立つ。伊藤直輝さんがギターで加わる。今度は3人によるカバーだ。

「夏らしい曲を」と、サーカスの「Mr.サマータイム

たじさんの歌。カナさんの声。直輝さんのささやくような低い声がまたいい。アコースティックギターとこの声だけで夏の切ない熱が伝わってくる。

たじさんの歌を追う二人の声。次いで、三人の声が重なる。

「ウーウウーウウーウウーウウーウ、ウー」もいい。

詞は取り返しのつかないことをした後悔と、消えることのない罪の意識を嘆く。

2番では強く重なるたじさんとカナさんの声。それに続く直輝さんの声が追いついてくる。

転調も素敵だ。つらく切ない暑さはそのままに、盛りあがっていく。

最後はたじさんが強い声から伸ばしていき、高音のカナさんと低音の直輝さんを待って一つになった。

このお三方は去年まで「元祖OPP!」というラジオ番組をいっしょにされていた。生歌コーナーでリクエストを受け付けてくださって、鍵盤ハーモニカの見せ場がありそうな竹内まりや「駅」、たじさんの声で聴きたかったYEN TOWN BAND「swallowtail butterfly ~あいのうた~」、低音のたじさんを知りたくて中森明菜「TANGO NOIR」、切なくて青いヨルシカ「ただ君に晴れ」をカバーしていただけた。お時間のない中、大変だったでしょうに。なんてぜいたくな企画だったことか。あらためまして、ありがとうございました。

 

舞台の転換や曲の合い間になると、ひとりでに「瑠璃色の地球」の感慨がよみがえってくる。こみ上げてくるものがある。それを抑えるのが大変だ。抑えるのがもったいないという気持ちさえわいてくる。余韻がすごくて、ずっと泣きそうだ。

 

 

BBガールズのステージ。

たじさんは敷居の前まで出て、右の方にマイクスタンドを置く。

イントロ。カナさんのピアノがオシャレでかっこいい。音も手の動きも。

「苦い林檎酒」

近い。2メートルもない先でたじさんが歌ってる。客席との段差もない。この会場「なごみ工房 ~笑む」にはあると聞いて期待していたピアノも、この距離で横から見れる。不思議な感覚がしてくる。今日って、BBガールズが売れてから伝説になるイベントなのでは。

たじさんが「カナ」と示す。温かい拍手が起きる。ここのソロがまたいい。

その間奏をはさむたじさんの自由なスキャット。これを多くの人に聴いてもらいたい。

BBガールズのお二人の魅力がつまった曲だと、今日もまた思わせてもらえた。

 

最初のピアノの高音三つでハッとした。

「透明な水」

ピアノを生かす選曲だ。今日ならではじゃないか。どうして予想できなかったのか。

次第に高鳴るカナさんのピアノ。それに負けるようなたじさんのボーカルじゃない。ピアノと歌が調和している。「透明な水」の世界にもなっている。コーラスで合わさる声も美しい。

サビの繰り返しに入る前、カナさんのピアノがテンポを緩める。それとぴったり寄り添うたじさんの歌。最後のコーラスが終わる。「あなたをこんなにもーーーーー」しぜんでさりげないビブラート。そこでゆっくりと高く上っていくピアノ。優しいタッチの後、ピアノが消える。「愛してーーるーーーーーー」たじさんの声だけが聴こえ、その後にあの三つの音が帰ってくる。それからカナさんの右手が鍵盤を泳ぐ。やさしい波が寄せるような、ゆっくりときれいな高音。それに乗せてたじさんはハミングからスキャット

素晴らしい。今日あれだけよかった曲がたくさんあって、まだこんなにすごいのが聴けるなんて。生ピアノだけでの「透明な水」。今日だからこその。聴けてよかった。

 

たじさんがいつの間にかスタンドからマイクを抜いている。ビート。お二人とともに客もカウントを数える。

「まだまだGIRLでいいかしら」

会場の特性に合わせてなのだろう、たじさんのマイクの音量がいつもより小さい気がする。もちろんそれでもしっかり歌は届く。そして、それだけではなく、近い会場の前の席の特権として、マイクを通した声と生の声が両方聴こえてる感覚がある。これもファンにはめっちゃうれしいやつ。

いつ聴いても気持ちいいサビに突入するリズム。

淡路島でも客席に巻き起こるサビの手振りの渦。

間奏。「イェー、オン・キーボード、カナーっ」「カナーっ!」

カナさんは両手で交互に叩くように鍵盤を低く下りていく。最も低いあたりも響かせる。アバンギャルドという単語が浮かぶ。何も難しいことはない。このハジケっぷり。カナさんもたじさんも笑ってる。ああ、楽しい! 今日の名場面がまた増えたぞ。

「白い」「花の」で「ダダッ」って弾くのも大好き。たじさんが最後の繰り返しの歌い方。カナさんはグリッサンド。もう一度グリッサンドが来る頃には、たじさんの力強いスキャットだ。その声を伸ばし、上げていき、さらに震わせる。BBガールズが視線を合わせ、たじさんが跳んで「フーッ!」って着地した瞬間に最後の音。

「たじーっ!」「カナーっ!」

司会をさえぎってしまった感があるけど、ここで叫ばずいつ叫ぶのだ。

 

 

すでにポンポンが行き渡っている。フィナーレは山下圭志さん「虹色のパレード」

masaeさんとともに、BBガールズ、あきさん、籾井優里奈さんもダンサーとして参加。カナさんとたじさんはそれぞれマイクを持っている。生コーラスが聴けるのだ。この曲はBBガールズが入るといっそう心地よくなる。

正面のカナさんをお手本に踊る。これもまだ練習が要る。

サビのコーラス。歌詞があるところはもちろんのこと、BBガールズが「フッ フッ」って入れるだけでこんなにも豊かになる。

客席に入って歌うKCさん。「友達になれるから」のところで僕の体を揺する。今日もいろいろと気にかけてくださって、とてもありがたい。

最後に「コーラス、BBガールズ」って言ってくださったのもうれしかった。

 

 

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BBガールズの土曜パームトーン劇場(2019年7月6日) アーカイブ視聴

行きたかったですが、どうしても行けなかったので、FRESH LIVEのライブ中継アーカイブを見て、2019年7月のBBガールズ 土曜パームトーン劇場の感想を書きます。いつもより簡易的な書き方になってしまいますけれども。

 

七夕前日ということで、宇宙の星々や銀河がプリントされた衣装。カナさんはワンピース。たじさんは上が白の半袖で、下が宇宙のスカート。目に入っている範囲では、たじさんのスカートの方が明るい色使いに見える。

 

「もっとオールドファッションド」

たじさんの1番の歌い方がいつもよりサバサバした感じ。

間奏でリズムに乗らずに動きを止めるのも珍しい。

 

「それはウソじゃない!?」

カナさんが楽しそうに弾き始める。座りながらでも曲に合わせて向きを変えるのもいいな。

僕ならもっと手拍子して聴きたい感じ。

たじさんはかわいくとか色っぽくとかいたずらっぽくとかではなく、貫禄を感じさせる歌い方。低音を利かせている。「シュビドゥビドゥビドゥバッパー」の前に吐息をはさむの好き。3つめの「シュビドゥビドゥビドゥバッパー」から高い声を使い出してハッとさせる。

 

「ガーディアン・エンジェル」

お二人ともステージに出ているのに、いや、たじさんが後から登場する形のときを含めても、「ガーディアン・エンジェル」のイントロでBBガールズが手拍子しないことってあっただろうか。最近すっかり定着しているから僕が忘れているだけか。それとも、新しい演出か。客席の方が先に手拍子を始め、それからたじさんも手拍子。

6月の土曜パームトーン劇場で生まれ、わくわく梅小路フェスを経て洗練された、守護天使の羽の振り付け。

 

MC。

今日のカナさんはセクシー宣言。

 

「離れてもそばにいて」

カナさんのピアノが他の楽器より目立っている。いいなあ。

たじさんは久しぶりに、アメリカのショーでスポットライトを浴びている歌姫のイメージ。余裕を持って客に微笑みかけていく。歌唱力に自信があるからこそ、と映る。

この曲はじっくり聴き入りたいところ。

 

「苦い林檎酒」

「離れてもそばにいて」からの流れで、カナさんのキーボードがいつも以上にしっかり存在感を持って耳に流れ込んでくる。

たじさんは「小さな優しさで酔えるけど」の「け」で、kの音を発音しないような歌い方を見せる。

間奏でのたじさんのスキャット。急にテイストを変えて澄んだ高音にする。こういうのを聴くと、「二度と同じ演奏はない。同じ曲でも毎回違う。ライブは生き物だ」と改めて痛感する。やはりBBガールズは生で聴きたい。そう思えるライブができるお二人なのだ。

また後奏のスキャットの素晴らしいこと。たじさんの歌の力を強くアピールできる見せ場だ。聴いていて元気が出てきた。

 

「透明な水」

白い円に浮かんだカナさんが前奏をつむぐ。たじさんは赤い照明に染まったシルエットになって揺れている。カナさんの前奏の最後から二番目の音でたじさんにスポットが当たり、最後の音でカナさんのスポットも明るさを増す。

「心を知りたくて」の「て」が、歌のヒロインの心の揺らぎを表しているようだ。

 

「ひらいたトランプ」

お辞儀をした姿勢のままでいたたじさんが、リズムに乗り出す。これくらいの切り替えはもうお手の物だ。

カナさんは丁寧に弾いている感じ。コーラスもいっぱい聴ける。カナさんのピアノとお二人のハーモニーを印象づけられる曲だ。

そして、たじさんは強気に男をなじる詞を体現するボーカル。

後奏の英語詞もスキャットもまたもや素晴らしく、それをカナさんのピアノがさらに魅力的にしている。これもまさにBBガールズ。

 

7曲目が終わったところなので、お二人は衣装を変えに行く。ここは大声援で送り出したいところ。

 

インターバルの照明に新たな工夫があった気がする。右と左を交互に照らす。カナさんとたじさんの居場所を示しているようで印象強い。

 

 「長いMC」

 

新しい衣装でのお出まし。わくわく梅小路フェスのブースに出展されていたという、紫が基調で緑も大きめに入ったノースリーブのドレス。お二人のイメージカラーでもある。たじさんは下に白のTシャツを着ている。もしお二人ともノースリーブのまま着られたら、ユニットの形態は違うけれど、映画の「ドリームガールズ」みたいにいっそうステージで映えるかもしれない。

生で見れていたら、カナさんの髪や耳飾りの様子ももっとわかったことでしょう。

 

七夕のお話。

 

たじさんが「そろそろ息合うかどうかちょっと試してみてもいいですか?」と客席に語り掛け、カナさんは高いきれいな音を弾いている。ここは即座に拍手で応えたいところ。

 

カウントから入って「フッ フー フッ フー」と声を合わせるお二人。それがもっと続くと思いきや、早く切ったたじさんが「私 ついて行くわ」と歌い出す。「ほんと」とカナさん。カラオケで歌うとき( )付きで書かれている部分の詞をカナさんが歌い、かけ合いになるのだ。BBガールズがカバーするのにふさわしい。

「乙女座 宮」

原曲は山口百恵

「今から旅に 出ようとあなたが もしも誘ってくれたら」

最後の「たら」をたじさんが実に優しくかわいく歌う。これにはやられてしまった。もうこの時点で原曲を超えている。BBガールズの曲で近いのは、「恋してオムレツ」か。かわいくて幸せな曲。

「幸せを探しにゆくの」と下げた語尾の響きの豊かさ。

「さーああー 流星に乗ってーーー」からのサビ。カナさんが細かく奏でるきれいな音が、星のきらめきを表しているようだ。

「銀河大陸ぅ」のつやつやした語尾がまた素敵。「星のぉーっ」もまたまたいい。

間奏のカナさんもまたたく星の世界。

僕の今月のカバー曲予想は、「乙女座 宮」と、小林泉美の「Dancing Star」だった。めずらしく1曲当たった。星ですぐ思い付いたいい曲だし、ラジオ「BBガールズのまだまだGIRLでいいかしら」でたじさんが「マイドンさんが浮かぶ」とおっしゃってたから。マイドンさん、獅子座の化身っぽいもんね。

とにかくこれは名演! 数あるBBガールズによる名カバーの中でも特に大好き。いつか絶対生で聴きたい!

 

カナさんが「ささのはさらさら」の「たなばたさま」を弾く。過去に何度かあったように、曲はそこからまたしても見事な変身をとげる。

 「瑠璃色の地球

「夜明けの来ない夜は無いさ」

この歌い出しだけで一気に泣けてきた。今の僕の心にはいちばん刺さる。

ついさっきまで「乙女座 宮」で幸せな気分だったのが、一気に「瑠璃色の地球」の世界だ。その中に僕がいる。

松田聖子のカバーだけれど、僕が好きなボーカリストが僕が好きな声で歌っているから、歌詞が何倍も素直に心に入ってくる。深く沁みてゆく。

僕が好きなボーカリストは、壮大な天から見つめる聖母のように、あるときは地球を代表する凜とした女性のように、かと思えば「あなた」に寄り添う身近で大切な存在のように、声の表情を変えてゆく。ほんのちょっと前、「ささのはさらさら」を聴いているときはおさない少女のような顔をしていたのに。

やがて僕が好きなピアニストによる後奏。宇宙を感じさせるような、生命を思わせるような、時間が続いてゆくことを教えているような、繰り返し。

何ということだ。もう1曲のカバーもとてつもなくすごいじゃないか。これもいつか生で聴けたらな。「悩んだ日」や「哀しみにくじけそうな時」、このカバーを思い出せばいい。ありがとうございます。

 

高いきれいな音。ここはこの曲しかない。

「夜明けの月に」

BBガールズのオリジナル曲。希望の歌。

お二人の声が重なる。「この胸の愛しさを 歌に乗せて」

「歌に乗せて」の優しさが、心をほどく。そこから何もかもがあたたかく感じられる。ホーンの音も。背景の星は青くても。「もしひとりになっても」

「すぐに朝は来るから 震えないで」

朝は来るんだ。夜は明けるんだ。そう勇気づけてもらえた。

 

カナさんのピアノが高音を奏でる。そして、前奏へ。

めずらしく、曲紹介なしでの「陽だまりの鳥」

今の僕にとって、「夜明けの月に」「陽だまりの鳥」という並びは最高だ。BBガールズのラジオにも、この2週、この順番でリクエストを送った。

カナさんのピアノだけで、カナさんのコーラスも入って、この曲が聴けるありがたさを、あらためて感じる。

「あなたの背中が 浮かんで消え たぁ」かすらせた弱いたじさんの声が哀しい。

少し前に、この曲の「あなた」は恋愛の対象にかぎらないと、気づかせてもらえた。亡くなった大事な人かもしれないし、もう会えなくなった友達かもしれない。

湧き上がる繰り返し。カナさんは今月は高い方でコーラスだ。たじさんの語尾に泣き声が混ざる。「あーーーなたのーせーなかがーあ~あ」というフェイク。このところ変化している最後のスキャットは、全身で泣くような太い声からなめらかに「ンーーー」というハミングに移り、さらに「ウーーーーーーーー」という澄んだ高音になる。これだけ伸ばして弱めていっても、声はきれいなまましっかり届く。このボーカルのすごさよ。

 

たじさんの影が左手を上げている。

「風のファンタジスタ

「陽だまりの鳥」に続く王道の並び。今日久々の力強い曲になっていく。

カナさんがソロを少し変えた気がする。

この後奏もすごい。強い声を長く長く伸ばし、自由自在に揺らすし上げるし。

最後はカナさんの調べに合わせて曲線的に体を動かしていたたじさんが、ひきよせた夢を掲げるように左の拳を上げていく。

 

終盤に入る短いMC。

「たじちゃんは?」「スター」

「カナちゃんは?」「天才」

というコール&レスポンス。

そんなことは言えといわれなくても、ずっと心の中で思っている。

圧倒的なボーカルで惹き付けるたじさんは、僕のスター。まぎれもないスター。

キーボードとコーラスはもちろん、作曲も編曲もこなすカナさんは、天才。普通じゃできないことをやってのける。僕の音楽の知識は乏しいけれど、僕が知るかぎり編曲(アレンジ)とは、前奏や間奏をも含むはず。あのフレーズも、そのメロディも、この盛りあがりも、カナさんがつくっているのだ。

だからこそ、口にするときは気持ちを込めて言いたい。形式的な決まり文句にしたくない。だから僕は、万感の思いを込めて、自分がここぞと思うタイミングで、全てを二文字に託して叫ぶ方が好きだ。

「たじーっ!」

「カナーっ!」

 

クランベリージャム」

こんなに後ろで歌われることはめったにない。

おしゃれに軽やかに歌うたじさん。壮大な曲とはまた違う魅力。本当にどんな曲でも、その曲に合ったやり方で歌いこなしてしまうのだ、このスターは。

ステップも手振りも軽快に。わあ、たじさんが回ったぞ! これは是非、定番にしてほしい動き!

「朝が来て醒めてしまうもの~おー」とフェイクもはさむ。カナさんの音色もグリッサンドも本当に好き。たじさんの腕の動きの美しさ。

「one more love love love love」と、いつもよりloveがひとつ多いのが今日のレシピ。

 

「人生はミラーボール」

いつもより落ち着いた感じ。たじさんが客席にレクチャーするような動きでノせていく。

かと思えば、「あなた次第」を伸ばすところで「あーなたしだーーーーーーーーーあ~あ~い」とフェイクを入れる。間奏のカナさんに注目させるために退いていた舞台左後方から、おどけてペンギンみたいなちょこまかした動きでセンターに帰ってくる。

たじさんが客席に知らせて煽って「BBガールズ!」

声を合わせるところでカナさんは鍵盤から両手を離し、人差し指を出して上げる。そこから自然な動きでグリッサンドに続く。こういうところにも天才を感じる。

 

「ノっていきましょう! 『平成ガール』!」

カナさんの前奏がいつも新鮮だ。わくわく梅小路フェスのバンドバージョンを見たからというだけではない気がする。毎回どこかは変えてるんじゃないだろうか。

シンバル?を含んだようなビートが目立つ。「いつの間にやら夜みたーあーぃ」に「アー」と付け足したたじさんの声が繰り返し響く。

バンドではないので、「Love Love Love Machine」からのカナさんのコーラスは控えめ。と思ったら左の駆け上がるグリッサンドだ。

たじさんの最後の「アーイ」がまた響いて後奏へ。カナさんの左手が低音を加える。この後奏、タイムマシンのイメージを感じる。明治 大正 昭和 平成を飛び越える歌だもんね。

 

「ワン トゥ ワン トゥ」のカウントからカナさんの前奏。

「まだまだGIRLでいいかしら」

本編の最後に帰ってきた。あまり慣れていないお客さんへの配慮も感じさせていたたじさんが、2番からアクションが大きくなる。たじさんが客席をノせているのか。客席がたじさんをノせているのか。

全部ひっくるめた迫力。その中でも「おおっ!」と思わせるカナさんの彩りがある。

 

アンコール。

今日この後にある京都ミューズホールでのライブ、明日のゼスト御池わくわくシティーパーク、来年2月9日(日)の同じくMUSEでのライブの告知。

 

「恋してオムレツ」

今月取ってあったのは、この曲。アンコールで歌われるのは、僕が初めて見に行った去年3月以来だ。

1番の「ワー」でのカナさんの振り付けが、静止バージョンで復活。

間奏での言葉。「毎月毎月このイベントは続いていきますので、よかったらみなさん毎月の楽しみにしていただければなと思います。今日はありがとうございましたー!」

3番の「イェイ」。カナさんはもちろんダブルピース。たじさんもその場で、左手だけでなくマイクを持った右手でもピース。

最後にたじさんがキーボードのそばへ寄り、お二人が片手ずつを上げるあのポーズ。

 

「ラジオを通じて、ネットを通じて、どこへでも飛んでいけるよっていう思いでつくった『境界線はいらない』という曲でお別れしたいな、と思います」

たじさんが客席を引っ張りつつ、丁寧に歌っていく。

たくさんの手が揺れていたはず。今日もいいライブになった。

 

いや、今日のライブはいつも以上にすごかった。カバーも最高に素晴らしかった。僕の心にしっかり残る。

 

こんなにすごいライブを、生で見れなかったなんて。

本当は7月6日と7日でBBガールズのライブに3つ行く予定だった。ものすごく悔やまれる。でも、どうしても無理だったのだ。

このライブ映像を見て元気になれたし、もう見逃さないようにまたライブに通おう。

 

 ライブのアーカイブ映像はこちらです。

freshlive.tv

観た映画リスト

  

 

あーす

ああ独身

Aardman Collection

ああ爆弾

アイアン・シーク

アイアン・ジャイアント

AIKI

愛されちゃって、マフィア

愛してる、愛してない…

アイズ ワイド シャット

アイデン&ティティ

アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル

愛と青春の旅だち

愛の嵐 <ノーカット完全版>

愛のコリーダ 2000

愛の新世界

愛のメモリー

逢いびき

アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング

I love ペッカー

アウトレイジ

アウトロー

青い恋人たち

青い珊瑚礁

青い自動車

青い春

青いパパイヤの香り

青 chong

赤い航路

赤い風船

赤毛のアン

赤ずきんちゃん

赤ちゃん教育

赤ひげ

明るくなるまでこの恋を

アキラ AKIRA

悪魔のいけにえ

悪魔の水車小屋

悪魔の毒々モンスター

悪名

アサシン

あしたのジョー

明日に向って撃て!

アタック・オブ・ザ・キラートマト

アタック・オブ・ザ・ジャイアントウーマン

アタック・オブ・ザ・ジャイアント・ケーキ

アタック・ナンバーハーフ

頭山

アダムス・ファミリー

アダムス・ファミリー

アタメ

熱いトタン屋根の猫

アトランティック・シティ

アナスタシア

あなた買います

あなたが寝てる間に…

あなたにも書ける恋愛小説

アナと雪の女王

アナライズ・ミー

アニバーサリーの夜に

アニマルマン

アニー・ホール

アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生

姉のいた夏、いない夏。

あの頃ペニー・レインと

あの子を探して

あの娘と自転車に乗って

アバウト・ア・ボーイ

アバウト・タイム 愛おしい時間について

網走番外地

暴れん坊兄弟

アパートの鍵貸します

アヒルと鴨のコインロッカー

アビス

アフター・アワーズ

aftersun アフターサン

アフタースクール

アフリカン・ウェディング

アフリカン・カンフー・ナチス

アベンジャーズ

ア・ホーマンス

アポロ13

アマデウス

雨に唄えば

アメリ

アメリカン・カートゥーン ブルー

アメリカン・カートゥーン レッド

アメリカン・サマー・ストーリー

アメリカン・パイ

アメリカン・ヒストリーX

アメリカン・ビューティー

アラジン

荒ぶる魂たち

荒武者キートン

ALI アリ

ありがとう

アリス

アリとキリギリス

歩いても 歩いても

ある脅迫

ある天文学者の恋文

アルナーチャラム 踊るスーパースター

ある犯罪の話

アルビノアリゲーター

アルマゲドン

アレックス ORIGINAL CUT

暗黒街の対決

アンジェラの灰

暗戦 デッドエンド

アンダー・ザ・シルバーレイク

アンタッチャブル

アンチェイン

アンテナ

アンデルセン物語

アントニア

アンナ

アンナと王様

アンナマライ

アンブレイカブル

 

 

  

 

イージー★ライダー

イースター・パレード

E.T. 20周年アニバーサリー特別編

イエスマン ”YES”は人生のパスワード

黄線地帯(イエローライン)

硫黄島からの手紙

伊賀忍法帖

伊賀野カバ丸

生きない

生きる

生きるべきか死ぬべきか

イコライザー

イコライザー

いたずら子猫

1980

一番美しく

IKKA 一和

いつか晴れた日に

一分間タイムマシン

いつまでも二人で

愛しのローズマリー

愛しのロクサーヌ

田舎の日曜日

田舎のネズミ

稲村ジェーン

頭文字D THE MOVIE

犬神家の一族

イヌとイタリア人、お断り!

犬の生活

イノセント

イヴの総て

イマジン ジョン・レノン

いまを生きる

妹の恋人

イリュージョニスト

イル・ポスティー

イン&アウト

イングロリアス・バスターズ

インサイド・ヘッド

インターステラー

インディ・ジョーンズ 最後の聖戦

インデペンデンス・デイ

インテルビスタ

イントレランス

インファナル・アフェア

インビジブル

 

 

  

 

ウィスキー

ウェイクアップ! ネッド

ウェインズ・ワールド

ウェインズ・ワールド2

ウエスト・サイド物語

ウェディング・シンガー

ウェディング・プランナー

ウォーターボーイ

ウォーターボーイズ

ウォータームーン

ウォールフラワー

ウォレスとグルミット 危機一髪!

ウォレスとグルミット チーズ・ホリデー

ウォレスとグルミットのおすすめ生活

ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

うさぎとかめと花火合戦

うずまき

うたかたの日々

歌ふ狸御殿

宇宙人ポール

宇宙大戦争

ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう

うなぎ

ウホッホ探険隊

生まれてはみたけれど

海の上のピアニスト

海辺の家

海辺のポーリーヌ

裏窓

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー

麗しのサブリナ

ウンタマギルー

運動靴と赤い金魚

運命じゃない人

運命の逆転

 

 

  

 

永遠のマリア・カラス

eiko

栄光のスタジアム 大リーグへの道 

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ

エイトメン・アウト

エイプリルの七面鳥

エイミー

エイリアン

「A」

A.I.

エーゲ海に捧ぐ

エグゼクティブ・デシジョン

SF新世紀レンズマン

エスケープ・フロム LA

エステサロン ヴィーナス・ビューティ

エターナル・サンシャイン

XYZマーダーズ

Hな彼女の見つけ方 マシューの童貞卒業物語

エデンの東

江戸川乱歩劇場 押繪と旅する男

江戸川乱歩劇場 恐怖奇形人間

エドtv

エネミー・ライン

エノケンの猿飛佐助

エノケンのざんぎり金太

エノケンのちゃッきり金太

エノケンのどんぐり頓兵衛

エノケンの法界坊

エノケンのホームラン王

エバー・アフター

江分利満氏の優雅な生活

エベレスト

エマ

エマニエル夫人

エリザベス

エリン・ブロコビッチ

LAコンフィデンシャル

エル・スール

エルフ ~サンタの国からやってきた~

エンジェルス

エンジェル、見えない恋人

エンゼル・ハート

エンド・オブ・デイズ

エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?

 

 

  

 

オアシス

お熱いのがお好き

おいしい生活

黄金

黄金狂時代

黄金の王様

牡牛のフェルディナンド

王手

狼と赤ずきん

大阪極道戦争 しのいだれ

大阪ハムレット

オースティン・パワーズ

オースティン・パワーズ ゴールドメンバー

オースティン・パワーズ デラックス

OH!タカラヅカ

オーバー・ザ・トップ

OPEN HOUSE

オープン・ユア・アイズ

オール・アバウト・マイ・マザー

ALWAYS 三丁目の夕日

オール・ザット・ジャズ

オールド・ルーキー

おかえりなさい、リリアン

おかしな奴

丘の家のジェーン

沖縄を変えた男

奥様は魔女

鴛鴦歌合戦

おしゃれ泥棒

オズの魔法使

恐るべき子供たち

お茶漬の味

夫たち、妻たち、恋人たち

おっぱいとお月さま

おっぱいバレー

オテサーネク

おとぎ王国

男たちの挽歌

男と女

男のゲーム

おとなのけんか

大人は判ってくれない

踊る大走査線 THE MOVIE

踊るニワトリ

踊れトスカーナ

鬼火

お引越し

お風呂なんて大嫌い

オペラハット

溺れる魚

おまけつき新婚生活

おもひでぽろぽろ

親指スターウォーズ

親指タイタニック

オリエント急行殺人事件

オリバー ニューヨーク子猫ものがたり

オルフェ

俺たちに明日はない

俺達に墓はない

俺たちフィギュアスケーター

女ガンマン 皆殺しのメロディ

女と男のいる舗道

女番長  野良猫ロック

お笑い捕物帖 八ッあん初手柄

女の賭場

On Your Mark

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ

 

 

  

 

Curve

ガープの世界

カーラの結婚宣言

ガールズ&パンツァー 劇場版

ガールファイト

ガールフレンド:ストラトス

外人球団

海賊版=BOOTLEG FILM

怪盗ブラックタイガー

怪盗ルビイ

カイロの紫のバラ

カウガール・ブルース

帰ってきたMr.ダマー バカMAX!

帰らざる河

蛙になったお姫さま

隠し砦の三悪人

陰日向に咲く

風花

カサブランカ

カサンドラ・クロス

樫の葉が落ちるまで

カジュアリティーズ

カスケーダ

数に溺れて

ガス人間第1号

風と共に去りぬ

風の谷のナウシカ

家族ゲーム

家族シネマ

かぞくのひけつ

片腕マシンガール

カタクリ家の幸福

語るべきか、あるいは語らざるべきか

カッコーの巣の上で

勝手にしやがれ

河童のクゥと夏休み

悲しきヒットマン

カニ

彼女が水着にきがえたら

彼女は最高

カフカ 田舎医者

カポーティ

窯岡刑事

蒲田行進曲

カミーユ・クローデル

紙ひこうき

紙屋悦子の青春

髪結いの亭主

ガメラ 大怪獣空中決戦

ガメラ2 レギオン襲来

ガメラ3 邪神覚醒

カメラを止めるな!

カメラを止めるな! リモート大作戦!

仮面ライダー THE NEXT

かもめ食堂

花様年華

カラー・オブ・ハート

カラオケ

カラスが多すぎる

硝子の塔

ガラスの動物園

カラヴァッジオ

ガリヴァー旅行記

カリフォルニア・ドールズ

ガルシアの首

カルテット

華麗なるギャツビー

華麗なるヒコーキ野郎

ガンガ・ディン

歓喜の歌

完全なるチェックメイト

カンゾー先生

神田川淫乱戦争

カンニング・モンキー 天中拳

がんばっていきまっしょい

がんばれ! ベアーズ

がんばれ! ベンチウォーマーズ

カンフーハッスル

 

 

  

 

キートンのカレッジ・ライフ

キートンのセブン・チャンス

キートンの探偵学入門

黄色い涙

黄色い風土

飢餓海峡

きかんしゃ やえもん D51の大冒険

菊次郎の夏

喜劇王

喜劇 とんかつ一代

危険な関係

危険な情事

キサラギ

木更津キャッツアイ 日本シリーズ

岸和田少年愚連隊

岸和田少年野球団

奇人たちの晩餐会

キスより簡単

奇蹟の輝き

ギター弾きの恋

キタキツネ物語

気狂いピエロ

鬼畜

キック・アス

キック・アス ジャスティス・フォーエバ

キックボクサー

キッズ・リターン

キッド(1921年)

キッド(2000年)

きっと、うまくいく

軌道からの帰還

ギフト

ギブリーズ episode2

希望の街

君がいた夏

きみに読む物語

君の名は。

君も出世ができる

逆噴射家族

キャスパー

逆境ナイン

キャッチボール屋

彼奴を逃すな

キャノンボール

キャノンボール

キャプテン

キャプテン・スーパーマーケット

ギャラクシー・クエスト

キャリア・ガールズ

キャリー

ギャング・オブ・ニューヨーク

キューティーハニー

キューティ・ブロンド

キューティ・ブロンド ハッピーMAX

CUBE

凶気の桜

教祖誕生

きょうのできごと

巨星ジーグフェルド

キラー・クイーン 舌を巻く女

キラーコンドーム

嫌われ松子の一生

ギリーは首ったけ

桐島、部活やめるってよ

霧の旗

キリン

キリング・ミー・ソフトリー

斬る

ギルバート・グレイプ

キル・ビル

キル・ビル Vol.2

きれいなネコにはトゲがある

疑惑

銀河鉄道999

キンキーブーツ

金魚の一生

キング・オブ・コメディ

キングピン ストライクへの道

禁じられた遊び

キンダーガートン・コップ

銀のエンゼル

金融腐蝕列島 呪縛

 

 

  

 

クイーン・コング

クイック&デッド

空気人形

空中レヴュー時代

クール・ランニング

グエムル 漢江の怪物

グッドフェローズ

グッドモーニング

くノ一淫法 百花卍がらみ

グミ・チョコレート・パイン

雲の上団五郎一座

蜘蛛巣城

クラークス

クライ・ベイビー

暗くなるまで待って

暗くなるまで待てない!

クラッシュ(1996年 カナダ)

クラッシュ(2003年 日本)

クラッシュ(2004年 アメリカ ドイツ)

クラム

グラン・トリノ

グラン・ブルー <オリジナル・ヴァージョン>

クリード 炎の宿敵

クリーン,シェーブン

グリーンマイル

クリスティーナの好きなコト

クリフハンガー

グリマーマン

クリミナル・ラヴァーズ

クリムゾン・タイド

グレアム・ヤング毒殺日記

クレイジー・イングリッシュ

グレイスランド

グレイテスト・ショーマン

クレイドル・ウィル・ロック

クレイマー、クレイマー

クレージー大作戦

グレート・ブルー

クレしんパラダイス! メイド・イン・埼玉

紅の豚

グレムリン

クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ! 戦国大合戦

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲

クレヨンしんちゃん ガチンコ! 逆襲のロボとーちゃん

クレヨンしんちゃん 爆発! 温泉わくわく大決戦

クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝

黒い画集 あるサラリーマンの証言

黒い十人の女

グローイング・アップ ラスト・バージン

黒蜥蜴

クロモフォビア

 

 

  

 

刑事物語

KT

軽蔑

競輪上人行状記

激突!

激突! 殺人拳

けっこう仮面

結婚哲学

月世界旅行

ゲット・ア・チャンス!

ゲット・オン・ザ・バス

ゲット・スマート

月曜日のユカ

ケロッグ博士

けんかえれじい

県警対組織暴力

建築家の腹

現金に体を張れ

現金に手を出すな

 

 

  

 

恋する遺伝子

恋する女たち

恋する惑星

恋に唄えば♪

恋におちたシェイクスピア

恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ

恋は五・七・五!

恋は邪魔者

恋はデジャ・ブ

恋は負けない

恋人たちの予感

こいびとのみつけかた

恋人よ帰れ! わが胸に

GO

go

絞殺魔

河内山宗俊

校長先生とクジラ

幸福の鐘

荒野の七人

荒野のストレンジャー

荒野の用心棒

ゴージャス

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊

ゴースト ニューヨークの幻

ゴーストバスターズ

ゴースト・ワールド

コーヒー&シガレッツ

ゴールデン・ボンバー

ゴーレム パイロット版

コーンウォールの森へ

コーンヘッズ

五月のミル

小熊物語

門島

極楽特急

地上より永遠に

心と体と

50回目のファースト・キス

ゴジラ

ゴジラ2000 ミレニアム

ゴジラVSビオランテ

ゴジラ×メガギラス G消滅作戦

ゴジラメカゴジラ

ゴジラ FINAL WARS

ゴジラモスラキングギドラ 大怪獣総攻撃

五線譜のラブレター

蝴蝶の泉

コックと泥棒、その妻と愛人

ゴッド・アンド・モンスター

ゴッドファーザー

ゴッドファーザー PARTII

子連れ狼 三途の川の乳母車

孤独のススメ

琴と少年

子どもの形而上学

子猫物語

この愛の物語

この世界の片隅に

この窓は君のもの

この森で、天使はバスを降りた

(500)日のサマー

500ページの夢の束

瘤取り

コブラ

コミック雑誌なんかいらない!

ごめん

子守歌

御用金

コヨーテ・アグリー

コリン・マッケンジー もうひとりのグリフィス

殺しのドレス

殺しの烙印

殺し屋1

こんにちはチェブラーシカ

 

 

  

 

サークル・オブ・フレンズ

search サーチ

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最強のふたり

サイコ

最高の人生の見つけ方

最後の盗み

最後の一葉

最後の誘惑

サイコ・ビーチ・パーティー

最終絶叫計画

SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~

サイボーグ

サイモン・バーチ

サイン

ザ・インターネット

サウスパーク <無修正映画版>

THE 有頂天ホテル

サウンド・オブ・ミュージック

酒井家のしあわせ

佐賀のがばいばあちゃん

ザ・カンニング アルバイト情報

櫻の園

さくらん

酒とバラの日々

ザ・コンヴェント

さざなみ

細雪

ザ・シークレット・サービス

ザ・スイッチ

殺人狂時代 (1947年 チャップリン

殺人狂時代 (1967年 岡本喜八

殺人の追憶

ザッツ・エンターテイメント

ザッツ・エンターテイメント PART2

ザッツ・エンターテイメント PART3

サディスティック・ミカ・バンド

座頭市

里見八犬伝

ザ・ドリフターズの極楽はどこだ

サハラ

さびしんぼう

ザ・ファン

サブウェイ

ザ・フライ

ザ・ブルード 怒りのメタファー

サボテン・ブラザース

サマーウォーズ

サマーストーリー

サマータイムマシン・ブルース

サムサッカー

サムライ

さよならゲーム

さよなら子供たち

さよなら、いつかわかること

さよなら、さよならハリウッド

「さよなら」の女たち

さらば箱舟

サラリーマン金太郎

サラリーマン手帳 坊ちゃん社員とぼんぼん社員

ザリガニの鳴くところ

猿と満月

猿の惑星

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ

ザ・ロック

ザ・ワン

残酷・異常・虐待物語 元禄女系図

三国志 第一部 英雄たちの夜明け

三国志 第三部 遙なる大地

三国志 第二部 長江燃ゆ!

三十九夜

三十四丁目の奇蹟

サンセット大通り

サンタのプレゼント

サンドイッチの年

三匹の子ぶた

秋刀魚の味

三文役者

 

 

  

 

THE ICEMAN 氷の処刑人

幸せになる彼氏の選び方

幸せの1ページ

幸福の黄色いハンカチ

幸せのポートレート

Gガール 破壊的な彼女

GTO

シー・デビル

ジーパーズ・クリーパーズ

ジェネシス

ジェネックス・コップ

シェルブールの雨傘

視角の外

シカゴ

死刑執行人もまた死す

死刑台のエレベーター

地獄

地獄に堕ちた勇者ども

地獄のデビル・トラック

地獄のバスターズ

地獄の黙示録

シコふんじゃった。

醜女の深情け

シザーハンズ

仕立て屋の恋

七人の侍

七年目の浮気

シックス・センス

シックス・デイ

16ブロック

6ixtynin9

知ったこっちゃない

シド・アンド・ナンシー

死に花

死ぬまでにしたい10のこと

SIVA

死への逃避行

シベリア超特急

シベリア超特急 <ディレクターズカット アメリカ版>

シベリア超特急

死亡遊戯

市民ケーン

ジム・キャリーはMr.ダマー

下妻物語

ジャイアン

ジャイアント・ピーチ

シャイニング

シャイン

蛇鶴八拳

社葬

ジャック・サマースビー

ジャッキー・ブラウン

ジャニス リトル・ガール・ブルー

シャブ極道

しゃべれども しゃべれども

シャム猫

Jam Films

Shall we ダンス?

Shall we Dance?

シャロウ・グレイブ

ジャングル・ジョージ

ジャングル・ブック

ジャンヌ・ダルク

ジャンプ

シュア・シング

13日の金曜日

17歳のカルテ

十二人の怒れる男

12人の優しい日本人

18歳の“やっちまえ”リスト

14歳の栞

ジュエルに気をつけろ!

シュガーベイビー

シュガー・ラッシュ

シュガー・ラッシュ:オンライン

十階のモスキート

JUNO

ジュマンジ

ジュラシック・パーク

ジュラシック・パーク III

修羅雪姫(2001年)

シュリ

手裏剣戦隊ニンニンジャー THE MOVIE 恐竜殿さまアッパレ忍法帖

シュレック

純喫茶磯辺

蒸気船ウィリー

情熱

少年と自転車

少年メリケンサック

ショウ・ボート

上流社会

少林サッカー

勝利への脱出

少林寺

昭和残侠伝 死んで貰います

照和 My Little Town / KAI BAND

ジョーカー

ショーシャンクの空に

ジョーズ

ジョー・ブラックをよろしく

ショーン・オブ・ザ・デッド

食神

ショコキ!

ショコラ

女囚さそり けもの部屋

女囚701号 さそり

処女の泉

ジョゼと虎と魚たち

女優フランシス

ションベン・ライダー

地雷を踏んだらサヨウナラ

知らなすぎた男

白雪姫(ベティ・ブープ

白雪姫(ディズニー)

シリアル・ママ

知りすぎていた男

死霊のはらわた

死霊のはらわたII

シルビーの帰郷

白い風船

白黒フィルム

新幹線大爆破

仁義なき戦い

仁義なき戦い 広島死闘篇

シング・ストリート 未来へのうた

シングルマン

シン・ゴジラ

ジンジャーの朝 ~ さよなら、わたしが愛した世界

シャーロック・ホームズ おかしな弟の大冒険

新・仁義なき戦い

新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に

人生劇場 新・飛車角

人生劇場 続・飛車角

人生劇場 飛車角

人生劇場 飛車角と吉良常

人生は長く静かな河

シンプル・シモン

シンプル・プラン

シン・レッド・ライン

 

 

  

 

スイート・スイート・ビレッジ

スイート・ムーンライト

スイス・アーミー・マン

スウィート・ノベンバー

スウィンガーズ

スウィングガールズ

スーサイド・スクワッド

ズートピア

スーパーサイズ・ミー

スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!

スーパーマリオ 魔界帝国の女神

ズーランダー

ズーランダー No.2

スカーフェイス

スカウト

図鑑に載ってない虫

好きにならずにいられない

SKIN 短編

スクール・オブ・ロック

スクリーム

スクリーム2

助太刀屋助六

スケバン刑事

スコット・ピルグリム VS.邪悪な元カレ軍団

スコルピオンの恋まじない

洲崎パラダイス 赤信号

スター・ウォーズ <特別編>

スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス

スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃

スター・ウォーズ ジェダイの復讐 <特別編>

スター・ウォーズ 帝国の逆襲 <特別編>

スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち

スタンド・バイ・ミー

スティル・クレイジー

ステイン・アライブ

スティング

スティング ブルー・タートルの夢

ステューピッド・イン・ニューヨーク

ストーリー・オブ・ラブ

ストップ・メイキング・センス

ストレイト・ストーリー

ストレンジャー・ザン・パラダイス

ストロベリーショートケイクス

スナッチ

砂の器

スネーク・アイズ

スパイダーマン

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

素晴らしき哉、人生!

素晴らしき日

スピード

スペース・カウボーイ

スペーストラベラーズ

すべては海になる

すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ

スモーク・シグナルズ

スモール・ソルジャーズ

スライディング・ドア

スラップ・ショット

スラムドッグ$ミリオネア

スリーパーズ

スリープ・ウィズ・ミー

スワロウテイル

 

 

  

 

セイ・エニシング

成功争ひ

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア

西部戦線異状なし

セーラー服と機関銃

世界中がアイ・ラヴ・ユー

世界で一番パパが好き!

世界にひとつのプレイブック

世界にひとつのロマンティック

セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ

セックス・アンド・ザ・シティ

セックスと嘘とビデオテープ

切腹

瀬戸内少年野球団

瀬戸内少年野球団 青春編 最後の楽園

セプテンバー

ゼブラーマン

セブン

セレブリティ

セレンディピティ

007 カジノ・ロワイヤル

007 ダイ・アナザー・デイ

1999年の夏休み

戦国自衛隊

戦場のメリークリスマス

全身小説家

潜水服は蝶の夢を見る

セント・エルモス・ファイアー

千と千尋の神隠し

セントラル・ステーション

千年の恋 ひかる源氏物語

戦慄の絆

善良な兵士シュヴェイク1 コニャックの巻

善良な兵士シュヴェイク2 列車騒動の巻

善良な兵士シュヴェイク3 堂々めぐりの巻

 

 

  

 

草原の唄

双生児 GEMINI

続・赤毛のアン アンの青春

続・荒野の用心棒

卒業

その場所に女ありて

空飛ぶネズミ

空飛ぶゆうれい船

Saltburn

それ行けスマート 0086笑いの番号

孫文の義士団

 

 

  

 

ダーク・スター

ダークマン

ターザン

ダーティ・メリー クレイジー・ラリー

ターミネーター

大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン

タイ・カップ

第三の男

第十七捕虜収容所

大丈夫日記

タイタス

大脱走

タイタニック

タイタンズを忘れない

大統領の陰謀

ダイナマイトどんどん

大日本人

ダイ・ハード

ダイ・ハード

台風クラブ

大冒険

大菩薩峠

タイムトラベラー きのうから来た恋人

ダイヤルM

ダイヤルMを廻せ!

大誘拐 RAINBOW KIDS

太陽

太陽がいっぱい

タイヨウのうた

太陽の塔

太陽の墓場

太陽を盗んだ男

対話の可能性

ダウン・バイ・ロー

タキシード

タクシードライバー

たそがれ清兵衛

タッカー

タップ

楽しい復活祭

Wの悲劇

TAMALA 2010 a punk cat in space

タランティーノ 映画に愛された男

誰かがあなたを愛してる

誰にでも秘密がある

誰も知らない

タワーリング・インフェルノ

丹下左膳餘話 百萬兩の壺

ダンサー・イン・ザ・ダーク

ダンシング・ヒーロー

探偵シュペイブル

探偵物語

ダンボ

タンポポ

 

 

  

チアーズ!

小さな家

チート

チェイシング・エイミー

チェブラーシカと怪盗おばあさん

地下鉄のザジ

地球は女で回ってる

地球防衛軍

チキンラン

チキン・リトル(1943年)

父親たちの星条旗

血とバラ

父の初七日

地中海殺人事件

ちはやふる 上の句

ちびのヘラジカ モリス

ちびまる子ちゃん

チャーリーズ・エンジェル

チャーリーズ・エンジェル フルスロットル

チャイニーズ・オデッセイ Part1 月光の恋

チャイニーズ・オデッセイ Part2 永遠の恋

チャイニーズ・ゴースト・ストーリー

チャック&バック

チャップリンの移民

チャップリンの成功争い

忠臣蔵外伝 四谷怪談

超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか

蝶蜻蛉は虹の夢を見る

蝶の舌

直撃! 地獄拳

直撃! 地獄拳 大逆転

チョコレート

チョコレートドーナツ

チンピラ

沈黙の陰謀

沈黙の戦艦

 

 

  

 

追悼のざわめき

ツインズ

月の輝く夜に

月のひつじ

月はどっちに出ている

つぐみ

椿三十郎

妻は告白する

釣りバカ日誌

 

 

  

 

DOA デッド・オア・アライブ

ディープ・インパクト 

ディープ・ブルー

ティガー・ムービー プーさんの贈りもの

帝都物語

ティム・バートンのコープスブライド

デイライト

デート・ウィズ・ドリュー

刑事まつり

手紙

敵、ある愛の物語

テキーラ・サンライズ

テキサスの五人の仲間

デスプルーフ in グラインドハウス

デスペラード

鉄男 TETSUO

鉄コン筋クリート

鉄道員

DEAD END RUN

DEAD OR ALIVE 犯罪者

デッドマン・ウォーキング

鉄腕投手 稲尾物語

デトロイト・ロック・シティ

てなもんや東海道

デヴィッド・バーンのトゥルー・ストーリー

デビルマン

手袋

手袋の失われた世界

デブラ・ウィンガーを探して

デュース・ビガロウ、激安ジゴロ!?

テルマ&ルイーズ

テルミン

田園交響楽

田園に死す

天空の城ラピュタ

DENGEKI

転校生

転校生-さよなら あなた-

天国と地獄

天国の駅

天国の日々

天国までの百マイル

天山回廊 ザ・シルクロード

天使ガブリエルと鵞鳥夫人

天使行動2

電子頭脳おばあさん

天使とデート

天使にラブ・ソングを…

天使のくれた時間

天使の涙

デンジャラス・ビューティー

デンジャラス・ビューティー

天井桟敷の人々

電送人間

転々

天然コケッコー

 

 

  

 

トイ・ストーリー

トイ・ストーリー

トイ・ストーリー

トイ・ストーリー

トイ・ソルジャー

12モンキーズ

20センチュリー・ウーマン

トゥームレイダー

10日間で男を上手にフル方法

東京画

東京上空いらっしゃいませ

東京ハレンチ天国 さよならのブルース

東京物語

灯台

塔の上のラプンツェル

逃亡者

トゥルーマン・ショー

トゥルー・ロマンス

遠い声、静かな暮らし

トーク・レディオ

トータル・リコール

トーチソング・トリロジー

都会のアリス

ドカベン

時の香り リメンバー・ミー

時をかける少女(1983年)

時をかける少女(2006年)

徳川いれずみ師 責め地獄

独裁者

読書する女

ドグラ・マグラ

独立愚連隊

独立愚連隊西へ

時計じかけのオレンジ

年をとった鰐

どついたるねん

ドッジボール

突然炎のごとく ジュールとジム

どっちにするの。

とっとこハム太郎 ハムハムハムージャ! 幻のプリンセス

とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険

トットチャンネル

トップガン

トップ・ハット

どですかでん

となりのトトロ

となりの山田くん

ドニー・ダーコ

トニー滝谷

ドライビング Miss デイジー

ドライブ・マイ・カー インターナショナル版

ドラえもん のび太と鉄人兵団

ドラえもん のび太の恐竜

ドラゴン怒りの鉄拳

ドラゴン危機一発

ドラゴンボール 神龍の伝説

ドラゴンボール

ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険

ドラゴンボール 魔神城のねむり姫

ドラッグストア・カウボーイ

トラック野郎 御意見無用

トラフィック

ドラムマンz バチがもたらす予期せぬ出来事

トランザム7000 VS 激突パトカー軍団

ドリームガールズ

ドリーム・ゲーム 夢を追う男

ドリーム・スタジアム

ドリフターズですよ! 特訓特訓また特訓

トレインスポッティング

トレマーズ

トロピック・サンダー 史上最低の作戦

泥棒成金

とんかつ大将

冬冬の夏休み

ドンマイ

トンマッコルへようこそ

 

 

  

 

ナイアガラ

ナイトウォッチ

ナイト・オン・ザ・プラネット

ナイトエンジェル

ナイトホークス

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス

ナイルの娘

奈緒

長靴をはいた猫 80日間世界一周

眺めのいい部屋

ナチュラ

ナチュラル・ボーン・キラーズ

夏子と、長いお別れ

NANA

ナビィの恋

ナポリの饗宴

なまいきシャルロット

浪商のヤマモトじゃ! 喧嘩野球編

NARUTO-ナルト- 木ノ葉の里の大うん動会

NARUTO-ナルト- 大活劇! 雪姫忍法帖だってばよ!!

 

 

  

 

ニキータ

肉弾

肉屋

ニコ・イコン

虹の女神 Rainbow Song

25年目のキス

26世紀青年

2001年宇宙の旅

二代目はクリスチャン

日本以外全部沈没

日本一の裏切り男

日本一の男の中の男

日本一のゴマすり男

日本一のゴリガン男

日本一のショック男

日本一の断絶男

日本一のホラ吹き男

日本一のヤクザ男

日本のいちばん長い日

ニッポン無責任時代

ニッポン無責任野郎

担へ銃

ニノチカ

2番目のキス

200本のたばこ

日本暴力列島 京阪神殺しの軍団

ニューオリンズ

乳酸菌飲料販売員の女

ニュー・シネマ・パラダイス

ニューヨーク1997

ニューヨーク・ストーリー

N.Y式ハッピー・セラピー

摩天楼はバラ色に

ニワトリに何をしたか

人魚

人魚の踊り

忍者武芸帳

忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動! の段

 

 

  

 

抜き射ち二挺拳銃 

 

 

  

 

猫の恩返し

寝ずの番

ネバーエンディング・ストーリー

ネバーセイ・ネバーアゲイン

ネバーランド

眠狂四郎 無頼剣

眠るパリ

眠れる森の美女

粘土

 

 

  

 

ノアの箱船

ノートルダムの鐘

ノスタルジア

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

のど自慢

能登の花ヨメ

昇り竜鉄火肌

飲みすぎた一杯

野良犬

のらくら

のら猫の日

典子は、今

 

 

  

 

ヴァージン・ハンド

ヴァージン・フライト

ヴァーチャル・セクシュアリティ

バーディ

PARTY7

パーティで女の子に話しかけるには

バード

ハード・キャンディ

Bird Becomes Bird

ハートブレイカ

バートン・フィンク

ハーピア

PERFECT BLUE

バーフバリ  伝説誕生

バーブ・ワイヤー ブロンド美女戦記

パーマネント野ばら

パーマネント・バケーション

バーレスク

π

バイオハザード

灰とダイヤモンド

ハイ・フィデリティ

ヴァイブレータ

House on a Frozen Lake

ハウルの動く城

バウンティフルへの旅

バウンド

博士の愛した数式

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか

バカヤロー! 私、怒ってます

バクステール

白線秘密地帯

バグダッド・カフェ

バグダッド・カフェ <完全版>

バグダッド・カフェ <ニュー・ディレクターズ・カット版>

博奕打ち 総長賭博

白昼の死角

博徒

博徒斬り込み隊

幕末太陽傳

パコと魔法の絵本

橋の上の娘

はじまりのうた

はじまりはヒップホップ

蓮池の赤ん坊たち

ハスラー

バタアシ金魚

パターソン

裸の銃を持つ逃亡者

裸の島

裸のランチ

裸足のピクニック

バタフライ・エフェクト

パダヤッパ いつでも俺はマジだぜ!

働き子ぶた

八月の鯨

八月のクリスマス

八月の濡れた砂

87分の1の人生

8人の女たち

バック・トゥ・ザ・フューチャー

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3

バックドラフト

はつ恋

初恋スケッチ ~ まいっちんぐマチコ先生

初恋のきた道

パッション・フィッシュ

初体験 リッジモント・ハイ

パッチ・アダムス

バッテリー

Pat&Mat 雨どい

Pat&Mat 生け垣

Pat&Mat ウィンドサーフィン

Pat&Mat 運動

Pat&Mat 大掃除

Pat&Mat 鍵

Pat&Mat 家具

Pat&Mat ガレージドア

Pat&Mat 金庫

Pat&Mat サイクリング

Pat&Mat 芝刈り機

Pat&Mat 洗濯

Pat&Mat ドア

Pat&Mat 遠出

Pat&Mat 泥よけ

Pat&Mat パンク

Pat&Mat ビスケット

Pat&Mat ビリヤード

Pat&Mat へま

Pat&Mat 幌つき自動車

Pat&Mat 模型

Pat&Mat 屋根

Pat&Mat 寄せ木細工

Pat&Mat レンガ

Pat&Mat ワイン作り

バッド・デイズ

バットマン

バットマン リターンズ

ハッピー・フライト

ハッピィブルー

バッファロー’66

鳩の翼

波止場

バトルランナー

バトル・ロワイアル

バトル・ロワイアル 特別篇

花いちもんめ

花とアリス

花と蛇

花のお江戸の無責任

HANA-BI

ハニーランド 永遠の谷

パニック・ルーム

パパ・カルロ劇場

パプリカ

パペット大騒査線 追憶の紫影

バベットの晩餐会

ハムナプトラ 失われた砂漠の都

ハムナプトラ2 黄金のピラミッド

パラダイス

薔薇の名前

ハリー・ポッターと賢者の石

ハリー・ポッターと秘密の部屋

ハリケーン・クラブ

張込み

巴里のアメリカ人

パリの恋人

巴里の恋愛協奏曲

ハリマオ

春が来れば

遥かなる甲子園

パルコフィクション

パルプ・フィクション

ハロルドとモード 少年は虹を渡る

バロン

ハワイアン・ドリーム

バンクーバーの朝日

バング・ザ・ドラム

パンダコパンダ

ヴァン・ダム IN コヨーテ

パンチドランク・ラブ

バンデッドQ

ハンニバル

ヴァンパイア 最後の聖戦

バンビ

 

 

  

 

HERE WE COME THE 4 SOUNDS

ヒア・マイ・ソング

ビースト 獣の日

ピースメーカー

ピーター・パン

ピーター・パン2 ネバーランドの秘密

ビー・バップ・ハイスクール

ピーピー兄弟

ヒーローインタビュー

ピオネールに入りたい

光と闇の伝説 コリン・マッケンジー

PIGGY ピギー

非情城市

美女と液体人間

美女と野獣(1946年)

美女と野獣 <ラージ・スクリーン・フォーマット>(1991年)

HYSTERIC

ヒストリー・オブ・ザ・ビートルズ

陽だまりの庭で

ビッグ

ビッグ・ダディ

ビッグ・ビジネス

羊たちの沈黙

PITY ある不幸な男

ビデオゲーム THE MOVIE

人でなしの恋

人のセックスを笑うな

ビニール袋の夜

陽のあたる場所

ピノキオ(1940年)

ピノキオ(1996年)

ピノキオ√964

火の鳥 鳳凰

火の鳥 ヤマト編

非・バランス

ビフォア・サンセット

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)

ビフォア・ミッドナイト

緋牡丹博徒 お竜参上

ヒマラヤ杉に降る雪

ひまわり

秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~

秘密と嘘

ひみつの花園

101匹わんちゃん

百万長者と結婚する方法

百万弗の人魚

ヒューゴ・プール

病院坂の首縊りの家

評決

秒速5センチメートル

漂白剤

漂流街

ビヨンド・サイレンス

ビリー・ザ・キッド 21才の生涯

昼下がりの情事

ビルとテッドの地獄旅行

ビルとテッドの大冒険

火を噴く惑星

ピンク・フラミンゴ <特別編>

ヴィンセント

ヴィンセントが教えてくれたこと

瓶詰め地獄

ピンポン

 

 

  

 

ファーゴ

ファイト・クラブ

ファイナル・プロジェクト

ファスター・プシィキャット! キル! キル!

ファニー・ページ

ファミリービジネス

ファロウ ずっと一緒に

ファンシイ・ダンス

ファンタジア

ファンタジア2000

ファンタスティック・プラネット

ファントム・オブ・パラダイス

フィールド・オブ・ドリームス

フィガロクレオ

フィフス・エレメント

フィリックスオランダへ行く

フィリックスと海の王様

フィリックスと金のガチョウ

フィリックスのロミオとジュリエット

フィンガー5の大冒険

風雲 ストームライダーズ

風車小屋のシンフォニー

フェイカーズ 4日間で借金を返す法

フェイス/オフ

Famous Fred

フェティッシュ

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ

フェラーラ物語

フェリスはある朝突然に

フェリックス・ザ・キャットの五里霧

フォーエバー・ヤング 時を越えた告白

フォー・ザ・バーズ

フォード・フェアレーンの冒険

FALL フォール

フォレスト・ガンプ 一期一会

プカドン交響楽

ブギーナイツ

福田村事件

フグとペンギン

袋小路

ふしぎの国のアリス

不思議惑星キン・ザ・ザ

武士の一分

二つの霜

二人が喋ってる。

ふたりにクギづけ

ふたりの男とひとりの女

普通じゃない

普通の人々

復活の日

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー

フットボール

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

不滅の恋 ベートーヴェン

不夜城

フューリー

芙蓉鎮

プライベイトスクール

ブラインド・フューリー

フラガール

BROTHER

ブラス!

プラダを着た悪魔

ブラック・ダリア

ブラック・レイン

フラッシュダンス

ブラッド・スポーツ

フラットワールド

PLANET OF THE APES 猿の惑星

プラネット・テラー in グラインドハウス

フランクリン物語

フランケンシュタイン

フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ

フランスの想い出

フリークス

ブリグズビー・ベア

ブリジット・ジョーンズの日記

プリティ・リーグ

ブルース・オールマイティ

ブルースが聞こえる

ブルースチール

ブルース・ブラザース

プルートで朝食を

プルートのひな鳥教室

プルーフ・オブ・マイ・ライフ

ブルーベルベット

プルガサリ 伝説の大怪獣

フルメタル・ジャケット

フル・モンティ

フルヴィーネクのサーカス

ブレア・ウィッチ・プロジェクト

ブレイズ

PLAY BALL

ブレインデッド

ブレーキダウン

ブレードランナー

ブレードランナー <完全版>

ブレードランナー <ディレクターズカット 最終版>

フレンチ・キス

ブロークダウン・パレス

フロム・ダスク・ティル・ドーン

プロメア

文学賞殺人事件 大いなる助走

風櫃の少年

文明からのレポート

 

 

  

 

ヘアスプレー

平成狸合戦ぽんぽこ

兵隊やくざ

ヘイトフル・エイト

ペイネ 愛の世界旅行

塀の中の懲りない面々

ペイバック

ベイビー・ドライバー

ベイビーわるきゅーれ

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー

ペイ・フォワード 可能の王国

ペーパー・ムーン

ベガスの恋に勝つルール

北京原人 Who are you?

北京的西瓜

ヘザース ベロニカの熱い日

ベスト・フレンズ・ウェディング

ベストフレンド

ベティ愛の勝利

ベティと陽気な音楽隊

ベティ日本へ行く

ベティのシンデレラ

ベティのダイエット

ベティ・ブルー 愛と激情の日々

ベティ・ブルー <インテグラル 完全版>

ペット・セメタリー

ペテン師とサギ師 だまされてリビエラ

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

ヘラクレス

ペリカンとしぎ

ベル・エポック

ベルベット・ゴールドマイン

ベルリン・天使の詩

ペンギン

ベンゴ

ベン・ハー

 

 

  

 

冒険者たち

冒険大活劇 黄金の盗賊

暴走特急

暴力教室

暴力脱獄

ボーイズ・ドント・クライ

ボーイ・ミーツ・ガール

ホームドラマ

ホーム・フォー・ザ・ホリデイ

ポーラX

Born to be ワイルド

ポカホンタス

ボギー! 俺も男だ

牧笛

僕の彼女を紹介します

ぼくの名前はズッキーニ

北北西に進路を取れ

ぼくらと遊ぼう お魚の話

ぼくらと遊ぼう カブの話

ぼくらと遊ぼう 出会いの話

ぼくらと遊ぼう 冬眠の話

ぼくらと遊ぼう ビーバーの話

ぼくらと遊ぼう ヒョウの話

僕らのミライへ逆回転

ボクらはいつでも恋してる! 金枝玉葉

ポケットモンスター ミュウツーの逆襲

星占いで大災難

ポセイドン・アドベンチャー

火垂るの墓

北海ハイジャック

ホット・ショット

ホット・チック

ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!

ボディガー

ボディガード牙

Body Beautiful

ホテル・ニューハンプシャー

ポネット

ボヘミアン・ラプソディ

ボリショイ・バレエ 2人のスワン

ポリス・ストーリー3

ポリス・ストーリー 香港国際警察

ホリデイ

ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男

ホワイトアウト

ポワゾン

ホワット・ライズ・ビニース

香港クレージー作戦

香港国際警察 NEW POLICE STORY

ボンテージ・ゲーム

ポンヌフの恋人

ボンベイ

 

 

  

 

マーサの幸せレシピ

マーサ・ミーツ・ボーイズ

麻雀放浪記

マーズ・アタック!

まあだだよ

マイク・ザ・ウィザード

マイケル・ジャクソン THIS IS IT

舞妓Haaaan!!!

舞妓はんだよ全員集合!!

マイスモールランド

マイ・ネーム・イズ・ジョー

マイ・ビッグ・ファット・ウェディング

マイ・フェア・レディ

マイ・プライベート・アイダホ

マイ・プレシャス・リスト

マイ・フレンド・フォーエバ

マイライフ・アズ・ア・ドッグ

マカロニ

マキシマム・リスク

マグノリア

魔女の宅急便

マスク

マダム・スザーツカ

町でいちばんの美女

まちにいってしまったもぐらくん

街の灯

松ヶ根乱射事件

M★A★S★H

マッチ工場の少女

マッチポイント

マッドマックス

マッドマックス2

マッドマックス 怒りのデス・ロード

マッハ!!!!!!!!

祭りだお化けだ全員集合!!

マトリックス

マネキン

魔の刻

瞼の母

魔法にかけられた島

魔法の森のお菓子の家

幻の湖

ママ

間宮兄弟

真夜中のカーボーイ

真夜中の舞踏会

まらそん侍

マリリン 7日間の恋

マルクス一番乗り

マルクス兄弟 オペラは踊る

マルクス兄弟珍サーカス

マルクス兄弟デパート騒動

マルクスの二挺拳銃

マルコヴィッチの穴

マルタの鷹

(秘)色情めす市場

満員電車

マン・オン・ザ・ムーン

満月のくちづけ

満月の夜

マンハッタン・ラプソディ

マンボ! マンボ! マンボ!

 

 

  

 

ミートボールマシン

ミーン・マシーン

右側に気をつけろ

右曲がりのダンディー

ミクロキッズ

ミシシッピー・バーニング

みすゞ

ミスター・アーサー

Mr.インクレディブル 

Mr.ディーズ

Mr.マグー

ミスター・ルーキー

ミステリー・トレイン

ミスト

ミス・ポター

未知との遭遇 <特別編>

ミッキーのがんばれサーカス

ミッキーの巨人退治

ミッション・インポッシブル

M:I-2

ミッション・クレオパトラ

ミッション・トゥ・マーズ

三つ数えろ

ミッドナイト・ラン

mid90s ミッドナインティー

ミツバチのささやき

ミトン

みにくいあひるの子(1939年)

MIFUNE:THE LAST SAMURAI

耳に残るは君の歌声

耳をすませば

ミモラ 心のままに

宮城野

宮本武蔵 巌流島の決斗

未来世紀ブラジル

ラクルマスター 七つの大冒険

ラクル・ワールド ブッシュマン

ミリイ 少年は空を飛んだ

ミリオンダラー・ベイビー

ミリオンダラー・ホテル

みんな~やってるか!

みんな元気

みんなのいえ

みんなのしあわせ

 

 

  

 

ムーラン

ムーラン・ルージュ

息子の部屋

無責任遊侠伝

ムトゥ 踊るマハラジャ

 

 

  

 

メアリーの総て

メイキング・オブ・明日に向って撃て!

名探偵コナン から紅の恋歌

メイド・イン・ヘブン

めがね

女神の見えざる手

めぐり逢う朝

メジャーリーグ

メジャーリーグ

メジャーリーグ

メジャーリーグをぶっ飛ばせ!

メッセージ

メッセージ・イン・ア・ボトル

地下鉄に乗って

メビウス

めまい

メメント

MEMORIES

メラニーは行く!

メリーに首ったけ

メリー・ポピンズ

メルシィ! 人生

メル・ブルックス 新サイコ

メロディ

メンフィス・ベル

 

 

  

 

もういちど逢いたくて 星月童話

燃えよドラゴン

殯の森

もぐらくん、ちかてつでぼうけん

もぐらくんとおんがく

もぐらくんとじどうしゃ

もぐらくんとテレビ

もぐらくんとはるのおまつり

もぐらくんとひよこのたび

もぐらくんとまいごのうさぎ

もぐらくんとマッチばこ

モスの消防隊

モスラ

モスラ対ゴジラ

モダン・タイムス

もっとしなやかに もっとしたたかに

もっともあぶない刑事

最も危険な遊戯

モテキ

もののけ姫

モハメド・アリ かけがえのない日々

桃尻娘

桃尻娘 プロポーズ大作戦

桃尻娘 ラブアタック

森の音楽会

ロッコ

モンキー・ボーン

モンキー・リーグ 史上最強のルーキー登場

モンスターズ・インク

 

 

  

 

かまし村の子どもたち

かまし村の春夏秋冬

野球狂の詩

極道渡世の素敵な面々

やさぐれ姐御伝 総括リンチ

優しきライオン ランバート

ヤジャマン 踊るマハラジャ

野獣死すべし

山猫

ヤング・アインシュタイン

ヤング≒アダルト

ヤング・フランケンシュタイン

 

 

  

 

由緒正しきネコ

誘拐犯

ユー・ガット・メール

勇敢な王様

勇敢な機関士

U-571

ユージュアル・サスペクツ

優駿 ORACION

遊星からの物体X

郵便配達は二度ベルを鳴らす

雄弁家

U.M.A レイク・プラシッド

誘惑のアフロディーテ

雪に願うこと

雪の女王

ゆきゆきて、神軍

油断大敵

ユニヴァーサル・ソルジャー

夢を生きた男 ザ・ベーブ

夢野久作の少女地獄

ゆれる

 

 

  

 

八日目

妖女の時代

用心棒

浴室

ヨコハマBJブルース

ヨコハマメリー

汚れた英雄

汚れた血

よしもと新喜劇映画 商店街戦争 SUCHICO

よっちゃんロシア 残りもの

世にも怪奇な物語

世にも憂鬱なハムレットたち

蘇る金狼

夜の蝶

歓びを歌にのせて

弱き者たちの聖夜

48時間

40歳の童貞男

 

 

  

 

ライオン・キング

ライオンと歌

life

ライフ・イズ・スウィート

ライフ・イズ・ビューティフル

ライフ with マイキー

ライフマン

ライフマン’97

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー

ライムライト

ライラにお手あげ

楽園の瑕

ラジュー出世する

羅生門

ラストサマー

ラスト・サムライ

ラスト・ショー

ラストソング

ラスベガスをやっつけろ

ラジオ・デイズ

ラヂオの時間

ラッシュアワー

ラッシュアワー

ラットレース

ラブ・アクチュアリー

ラブ&ポップ

ラ・ブーム

ラ・ブーム

ラブ・オブ・ザ・ゲーム

ラブゴーゴー

ラヴソング

ラブソングができるまで

ラヴレース

らぶれたあ

Love Letter

LAMB ラム

ラ・ラ・ランド

Laundry

ラン・ローラ・ラン

 

 

  

 

リアリティ・バイツ

リーサル・ウェポン

リーサル・ウェポン2 炎の約束

リービング・ラスベガス

リーマン・ジョー

リオ・ブラボー

リトル・ダンサー

リトル・ニッキー

リトル・ビッグ・フィールド

リトル・ヴォイス

リトル・マーメイド

リトル・ミス・サンシャイン

リトル・ランナー

リトル・ロマンス

リバー・ランズ・スルー・イット

REVIVAL OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン 劇場版

リメインズ 美しき勇者たち

リメンバー・ミー(2000年)

リメンバー・ミー(2017年)

掠奪された七人の花嫁

理由なき反抗

リュミエールの映画のはじまり

猟奇的な彼女

竜馬暗殺

旅情

リリイ・シュシュのすべて

りんご作りのジョニー

リンダ リンダ リンダ

 

 

  

 

ルーカスの初恋メモリー

ルーニー・テューンズ バック・イン・アクション

ルームメイト

ルパン三世

ルパン三世 カリオストロの城

ルビー&カンタン

 

 

  

 

レイジング・ブル

レインマン

レオン

レオン <完全版>

レザボア・ドッグス

レス・ザン・ゼロ

レスリー・ニールセンの2001年宇宙の旅

レックス・ザ・ラント

レッド・オクトーバーを追え

RED SHADOW 赤影

レッド・スコルピオン

レディ・バード

レディ・プレイヤー1

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ

レネットとミラベル 四つの冒険

レプリカント

レベッカ

恋愛小説家

恋愛適齢期

連合艦隊

連弾

RENT

恋風

 

 

  

 

ロイビーン

ローカル・ヒーロー

ローズ家の戦争

ロード・オブ・ザ・リング

ロード・トゥ・パーディション

ロープ

ローマの休日

ローレル&ハーディの極楽危機一髪

ローレル&ハーディのリバティ

鹿鈴

ロザリー・ゴーズ・ショッピング

ロザリンとライオン

ロジャー・ラビット

ロシュフォールの恋人たち

ロスト・チルドレン

ロスト・ワールド

ロッキー

ロッキー2

ロッキー3

ロッキー4 炎の友情

ロッキー・ホラー・ショー

ロックアップ

ロック、ストック&トゥー スモーキング バレルズ

ロックンロール・ストリップ

ロッタちゃん はじめてのおつかい

ロッタちゃんと赤いじてんしゃ

ロボコップ

ロボコップ

ロマンス

ロミー&ミッシェル

ロミオ&ジュリエット

 

 

  

 

ワーキング・ガール

ワー! マイキー リターンズ!

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!

ワイルド・パーティ

ワイルドバンチ アルバム・イン・モンタージュ

ワイルドバンチ <オリジナル ディレクターズ カット>

ワイルド・マン・ブルース

我輩はカモである

わが緑の大地

惑星ソラリス

WASABI

忘れられない人

私が愛したグリンゴ

私がウォシャウスキー

わたしが美しくなった100の秘密

私の愛情の対象

私は好奇心の強い女

私は告白する

私は小鳥が生まれるのを待っている

私をくいとめて

私を野球につれてって

笑の大学

悪いことしましョ!

悪い奴ほどよく眠る

187

ワン・カップ・オブ・コーヒー

once ダブリンの街角で

ワンダー・ウォール

ワンダー 君は太陽

ワンダーランド駅で

ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国

わんわん物語