CRY

Twitterには長いやつ

KAI FIVE RED SUDDEN-DEATH TOUR

1994年7月23日(土) 東京厚生年金会館

 甲斐友と、新宿駅から5枚目の映画の看板前で待ち合わせ。が、ヤツは来ない。 チケットはヤツが持っているのだ。めっちゃあせった。

 会場前では、「生きることを素晴らしいと思いたい」に載ってた静岡の元野球 少年など、ツレの知り合いを紹介してもらった。 
 ホールの階段を上ると、大阪のみんなにも会えた。

 東京の客は静かやった。大阪・名古屋を見てるだけに、その差に驚く。完全に 満員やったけど、広島なんてこの半分の人数で、倍の声が出てたと思う。これまでの 5本のうち、とびぬけて客が大人しい。 
 演奏の音も明らかに小さかった。特に1・2曲目。これは音響のミスなんじゃ ないか。自分がいつもの大きさで歌うと、甲斐の声が聴こえなくなるほどだ。客席の 様子は、この影響もあったかもしれない。 
 そのせいだろうか、「絶対・愛」あたりの甲斐は、不機嫌そうに見えた。 しかし、MCでは、「立錐の余地なく、みんな来てくれてうれしい」と何度も繰り返し ていた。

 「TWO」は、このツアーで初めてCD通りの歌詞で歌われた。

 ヤッチと河野選手の2人が、「観覧車’82」の間奏で、同じ振りをする。 
 ヤッチは「月に泣く」のラスト、コーラスせずにギターに集中している。 
 どちらも、福岡ぐらいから、そういう感じになってきた。 
 そのヤッチに、事件が起きた。 
 「風の中の火のように」。間奏でステージ上のタワーが豪快に燃えはじめた。 すごい演出や。いいぞ。 
 しかし、終了まぎわにヤッチのギターにトラブル。大阪の「翼あるもの」を 思い出す。今度は、ヤッチはギターを舞台ソデへ、本当に投げつけてしまった。怒りと 悔しさからだろう。 
 演奏が終わると、ヤッチへ声援が飛ぶ。

 「漂泊者(アウトロー)」では、河野選手はキーボードの位置へ戻った。名古屋の ことがあったからやろう。

 とにかく今夜は、東京独特の客のノリと、ヤッチのギター投げに尽きる。

 

1994年7月23日(土) 東京厚生年金会館

 

Fever 
幻惑されて 
激愛(パッション) 
絶対・愛 
TWO 
涙のアドレス 
君のいないこの街はまるで名も知らぬ街を歩くようだ 
ラヴ ジャック 
観覧車82 
青二才(ナイーヴ) 
月に泣く 
嵐の季節 
氷のくちびる 
翼あるもの 
風の中の火のように 
嵐の明日

 

どっちみち俺のもの 
~夜にもつれて 
~ランデヴー 
~報酬 
漂泊者(アウトロー

 

破れたハートを売り物に