CRY

Twitterには長いやつ

KAI FIVE RED SUDDEN-DEATH TOUR

1994年7月28日(木) 東京厚生年金会館

 KAI FIVE腕時計と、色紙が欲しくてCDも買った。 
 席はいちばん右端。偶然、ツアーの最初と最後を右端から見ることになった。

 もうすぐ活動休止前最後のライヴが始まる。東京2日目ということで、メニュー の変更もあるのか?

 「Fever」が始まった。今日はちゃんと大音響や。甲斐のちょっとした アクションにもヒューヒュー声が飛んで、さすがに最終日とあってみんな燃えている。 強烈な盛りあがり。これまで聴いたどの「Fever」よりもよかった。 
 「幻惑されて」「激愛(パッション)」「絶対・愛」と、すごいノリで 突っ走った。「TWO」の前のインストに入るまでの、この4曲で僕の心は奪われた。 もう、メニューが変わるかなんて、どうでもいい。FIVEの演奏を、甲斐の歌を、 聴けるだけで大満足ではないか。明日からは、もうツアーはないのだ。今までと同じ 1曲1曲をかみしめて聴き、叫び、歌った。

 音のトラブルもなく、幸せなコンサートの時間は過ぎて行く。 
 今日も炎の演出があった「風の中の火のように」、甲斐の言葉に続いて、ついに 最後の曲、「嵐の明日」。 
 背景が真っ赤になった。このツアーはオレンジの照明が多いような印象やった けど、最終日へ来て、まさに「レッド サドンデス」を感じさせる。 
 赤をバックにした、この日の「嵐の明日」も、またすごかった。ずっとツアーを 見て来て思ってんけど、「嵐の明日」は「100万$ナイト」に匹敵するほど 凄まじく、すばらしい。本当に感動する。

 アンコールでは、このツアーに思い残すことがないようにという気なのか、 メンバーが走りまわった。 
 特にヤッチは「漂泊者(アウトロー)」のとき、ステージの端の端、スピーカー の前まで行って弾いたりした。 
 ピックや他の何かも投げてくれた。福岡でも投げてくれてんけど、1列目の前に 落ちてしまい、あの軍隊式の厳しい警備員たちが、客が拾いに行くのを許さず、残念 やった。

 最後の日やから注目しててんけど、「破れたハート・・・」の前に、休止宣言は、 なかった。結局それらしい発言があったのは、大阪だけやった。 
 最後の曲に感慨はあったけど、大阪のときほど悲しくはなかった。今夜休止に ついてコメントしなかったということは、復活が近いということなのでは。まして、 このまま解散なんてことはありえない。こんなに素晴らしいステージを見せてくれる バンドやもん。きっと早いうちに再生するやろう。 
 とにかく、早くライヴを! 
 そして、たくさんライヴを!

 

1994年7月28日(木) 東京厚生年金会館

 

Fever 
幻惑されて 
激愛(パッション) 
絶対・愛 
TWO 
涙のアドレス 
君のいないこの街はまるで名も知らぬ街を歩くようだ 
ラヴ ジャック 
観覧車82 
青二才(ナイーヴ) 
月に泣く 
嵐の季節 
氷のくちびる 
翼あるもの 
風の中の火のように 
嵐の明日

 

どっちみち俺のもの 
~夜にもつれて 
~ランデヴー 
~報酬 
漂泊者(アウトロー

 

破れたハートを売り物に