梅小路公園に入って芝生広場と水族館の間を進んでいくと、たじさんの歌声が聴こえてきた。ちょうどその部分に来たので「BBガールズ」と言いながら急ぐ。「人生はミラーボール」だ。
野外の会場に着くと、リハーサルはもう終わるところだった。これは1曲目だけリハをしたということかな。
真ん中には早いファンの方が座ってらしたので、最前列の端に席をとる。リハを終えたたじさんに早速「チケットください」と申し出る。来年2月9日(日)の京都ミューズホールでのBBガールズワンマンライブの、今日がチケット手売り解禁日。来週6月14日(金)からは、ぴあ、ローソンチケット、イープラスでも発売される。
次にPALMTONE RECORDSのブースに行き、あきっすん初のアルバム「ミックスナッツ大作戦」を予約。お金を払って、後は15日のあきっすんの土曜パームトーン劇場で受け取るのみ。
席に戻って、いよいよ2日間にわたる「わくわく梅小路フェス」が開幕。
まずは、PALMTONE RECORDSの所属アーティストによるパームトーンメドレーだ。
あきっすん「そんなアホな」
猫みたいな振り付けをしながら聴くコミックソングが全体の1曲目。
あきさんの力を抜いた「みーたーら」や、「そんなアホな」のさまざまな言い方がおかしみを増す。
昨夜のBBガールズのラジオ「まだまだGIRLでいいかしら」で、最初のメドレーはショートバージョンと聴いていたけど、1番とサビの繰り返しだけとかではなくて、想像してたよりしっかり聴かせてもらえるみたい。
コンクリートの舞台には、大きな黄色いバルーンアーチ。赤い字で「わくわく梅小路フェス」と書いてある。
その左にラジオブースが作られていて、fm GIGのパーソナリティがお二人座っている。BBガールズのイベントにも来てくださる占い師の水野優希さんも、BBガールズTシャツで参戦だ。
安部美香さん「紅の空の下」
3月の北山かなんさんのデビューライブで受付をなさっていたが、歌が聴けたのは去年10月、大阪城野外音楽堂の「サウンドパーク」以来。
伊藤直輝さん「Hello!」
ここでライブの定番曲が聴けてしまうとは。後のご自身の出番は「Hello!」なしなのだろうか。
籾井優里奈さん「甘やかな微熱」
声が出てはるような印象。
そして、いざBBガールズ!
「ガーディアン・エンジェル」のイントロで、まずカナさんが登場。「カナーっ!」鮮やかなピンクのBB大喜利Tシャツに、黒か濃紺のスカート。頭上で手を打ち、舞台右のキーボードへ。
カナさんの演奏が始まると、両腕を広げたたじさんがやって来る。「たじーっ!」同じBB大喜利Tシャツに、ゆったりしたやわらかな花柄のズボン(たぶんもっとオシャレな呼び方があるのだろうけど、僕にはわからない)。前奏の間は歩いてきていたから、天使の羽をイメージしているという新しい振り付けは歌入り後、「逃れられないわ」「ガーディアン・エンジェル」のところから。
ショートバージョンのため、カナさんのソロが聴けない。2番の後にサビを2回繰り返す形で、間奏と「赤いカードの裂け目で」からの部分が省略されている。伴奏自体もいつもと違うような気がする。
リハの通り今日の1曲目が「人生はミラーボール」なら、「ガーディアン・エンジェル」のフルバージョンが明日の1曲目最有力候補だろう。
TIME FOR LOVE「夜明けのムーンシャイナー」
BBガールズのコーラス入りで聴くことが多いので、冴沢さんと伴さんのステージでも、頭の中にたじさんとカナさんの声がする。
明日は初めて金狼さんも見れるそうで、さらに楽しみ。
山下圭志さん「虹色のパレード」
このフェスの、というか、PALMTONE RECORDSのイベントのテーマソング。今日も最後に歌われるから、一度お披露目しておくという意味もあるのでしょう。
メドレーに出た全員がバックで踊る。masaeさんも加わる。客席もいっしょに踊る曲だから振り付けを覚えたい。BBガールズの動きを真似てみるが、隣のまっすんさんとか、個人でアレンジしてる方もいて、まだ完璧にはいかない。
心配されていた雨が降ってきた。すぐにかなり強くなる。傘を差して最前列を離れ、後ろの屋根の下に行く。
北山かなんさん
デビューLIVEの白のイメージから一転、黒っぽいワンピース。
スピーカーに白いカバーがかけられていく中、まずデビューシングル「gift」。カナさんが編曲なさった曲。
2曲目は、サポートとして伊藤直輝さんがアコースティックギターで参加。デビューLIVEでもあった場面。歌われるのはたじさん作曲、直輝さん編曲の「ツムギウタ」。BBガールズのお二人をコンプリートできた。
今日もやさしい声でした。
midoさん
早くも雨がやむ。
カバーを2曲。ユーミンの「やさしさに包まれたなら」と、レベッカの「フレンズ」。
どちらもよく知ってる曲で、今は「やさしさに包まれたなら」が特に好き。
ねこびより音楽部さん
「fm GIGアカデミー賞」でも見た、アコーディオンの女性。今日は着物。
「アコーディオン世界旅行」というラジオをされているだけあって、世界中のいろんな曲を聴かせてくれた。MCは淡々と。
このフェスでは、fm GIGの各番組とPALMTONE RECORDSがブースを出している。「BBガールズの『まだまだGIRLでいいかしら』」のブースでは、KYOTO MUSEのライブチケット、たじさんのイラスト、カナさんのアクセサリーなどが買え、大喜利も投稿できる。
ねこびより音楽部さんはおにぎりを売っているというMCがあった。食べ物のブースがあって助かった。後で買いに行こう。
GourDollS
2週間前「わくわくシティーパーク」で見たグルメアイドル4人組。
あのときと違って、今日は多くのファンの方を後ろから見る形。アイドルファンの方にもいろんなタイプがいらっしゃるようだ。最大限の声を出す、予測できない動きで盛り上げる、しっかりステージを見て振り付けはできる範囲でする、写真に収める、それぞれの応援の仕方。何年か前、アニメのものまねが得意な芸人さんのイベントに来られていた、有名なアイドルファンの方もいらした。
「今夜はあたしと食い倒れ」という詞はやはりインパクトがある。「薄味とあなどるな」も。ビリケンさんの振り付けもあった? 最後のポーズの後のセリフがおもしろい。
おにぎりのブースへ。何とミックスナッツのおにぎりがある。初めて見た。これは買うしかない。ミックスナッツとチーズおかかのセットとお茶を購入。
おにぎり2個の他にサラダとウインナーも入っていてうれしい。おにぎりもめっちゃおいしい。ミックスナッツがこんなにおにぎりに合うなんて。これは素晴らしい。
takachoさん
野外だからか、最初はのびやかな曲。その後は激しくかっこいいギターが続く。
最後はラジオ「ちょい飲み手帖presents”音楽食堂”」の仲間、dooさんとGourDollSの飯田まいねさんも合流。takachoさんも「わくわくシティーパーク」で見ていたから、「ちょい飲み手帖を知ってる人?」「ちょい飲みの歌を知ってる人?」「ちょい飲みの歌の踊りを知ってる人?」という呼び掛けに全部応えることができた。
和田全孝さん
アコースティックギターとハーモニカで、とにかく熱い熱い思いを真っ直ぐぶつける。
社会派の曲もあって驚きました。
安部美香さん
最初の2曲はカナさんがキーボードに入る。「カナーっ!」と叫びたい気持ちを抑える。
カナさんのお顔が少し赤く見える。日焼けなさったのだろうか。急に晴れたし。体力を奪われてないといいのだけど。あ、もしかしてビールを飲まれたのかも。そう思って勝手に安心しました。
カナさんは曲中に音響の方に何か伝えたそうだけど、ずっと両手が鍵盤の上にあるから難しそうだ。でも、やがて無事に伝わった。
ゆったり静かに始まって高まっていく曲と、おしゃれな曲とコーラス。素敵な演奏が聴けた。BBガールズの出番が増えてとてもうれしい。
安部美香さんお一人になってからも、去年「サウンドパーク」で聴いて印象に残っていた蝶の歌など楽しませていただきました。
(一旦、中略。後からちょっとずつ書き加えます)
あきっすん
臨時ニュースから「アスノテンキ」。気になる京都市は、明日くもりの予報らしい。
まっすんさんが事故でケガをしたというMC。おだいじになさってください。
「CASUAL」
あきさんからまっすんさんに「面白い話をする準備はできましたか?」の無茶ブリ。
「まつげボーン」、ハリセンはおしりに。
あきさんが「いつもはこの『まつげボーン』で終わるんですが、電光石火の新曲を持ってきております」と発表。
BBガールズと籾井優里奈さんがバックダンサーに入って、「まっすんラップ」
あきさん、たじさん、カナさん、籾井さんが、カナさんが振り付けを考えたというパラパラを踊る。僕も席に座りながら同じ動きをしてみる。パラパラ初体験。
「まっすんラップー」という豪華なコーラスも頭に残る。
「ラップンまっす」という遊んだ詞も楽しい。
跳ねるまっすんさんの姿が、前に出てきた女性4人に隠されて、ズーンで終わる。
BBガールズによるコーラスの仕掛けもあるそうで、アルバムで聴くのが楽しみだ。
(一旦、中略。後からちょっとずつ書き加えます。)
BBガールズとはんなりディスコボールシャワー。
カナさんのキーボード。たかしさんと増田雄一さんのツインギター。かじさんのベース。ふるじゅんさんのドラム。各楽器がスタンバイし、音を出して確認していく。カナさんも合図されてキーボードを鳴らす。マイクも試せという指令が出ているみたいだが、カナさんは気がついていないよう。「もうライブ始めるぞ」という感覚に入ってはるのか。
BBガールズは衣装に着換えている。初めて見る衣装。カナさんがクリーム色がかった白、黄色の帯。たじさんは緑で、赤の帯。帯があるから最初は着物っぽい印象も受けたが、半袖で、つなぎっぽい感じもあり、上半身にはシャツみたいにボタンがある。お二人とも、小さめの柄がいくつも入っている。
バンドが音を出す前にたじさんが第一声。
「みんなお待たせ、行くぞーっ!」
ふるじゅんさんのシンバルが3度鳴ると、カナさんのグリッサンド。たじさんが跳ぶ。
「今夜も始まった 人生はミラーボールーー うーたわせてーーーーーー フーッ!」
たじさんが最初からめっちゃノっている。Aメロ前のドラムがもうかっこいい。
バンドだし、それに野外というのもあるのか、たじさんがいつも以上に声を出す。すごいすごい、さすが。
後奏のスキャットもとても力強く、しかもつやがある。その声を伸ばしていく。
さらにここからがバンドバージョンの「人生はミラーボール」最後の見せ場。まだまだ後奏が続いていく。バンドの楽しさ。その音を彩るカナさんのキーボードも自由できれいで軽やかで。今日は楽譜立てにFRESH LIVEの中継を確認するタブレットを置いてないから、鍵盤の上の両手の動きが全部見えるのもいい。その間たじさんは青いタンバリンを揺すり叩いている。そして、バンドの音が一瞬途切れると、ハジケた声で「わくわく梅小路フェッスー」と言い、再び湧き上がる音に乗せて太く迫力あるスキャットを伸ばす。最後の音とともに「フーッ!」
「たじーっ!」「カナーっ!」って叫ぼうとしたけど、ドラムがまだ続いている。
そのまま「ひらいたトランプ」へ。
やってくれると思ってた。Facebookのバンド練習配信で、「クランベリージャム」はやらないと言ってたから、それならと。
あの3連打の音が全部の楽器で強化されてる感じ。たじさんの声の出し方も強い。
間奏はキーボードが目立つようになっている。たじさんもカナさんを見てよと示す。
この曲でも長めの後奏が楽しめる。たじさんの声。その裏でこんなにもギターが鳴っている。最後も他の楽器がブレイクし、ギターだけが曲を奏で、再び全員で3連打して果てた。
たじさんがもう右手を上げている。それを見たふるじゅんさんが手早く態勢を整えてリズムを叩き出す。
「風のファンタジスタ」
たじさんは最初の「ひきよせて」の語尾を伸ばしていき、フェイクも入れ、さらに「アーアーー」というスキャット。「何も傷つけずに」に入るまでが長めになるバンドバージョンならではか。
サビの繰り返し前、たじさんは「きせーきは 光るよー~」の「か」を上げて「る」を詰めるフェイク。
続くサビでカナさんは鍵盤から手を離さない。いつもであれば「夢を君の手に」で客席を指差していくところ。その代わり、たじさんが「手に!」にアクセントを付けて軽くジャンプする。
最後のサビから後奏へ、バンドがどんどん激しくなる。ギターのうなり。たじさんの歌も強くなる。しなやかでいてたくましい、この伸びゆく声を聴いてくれ。
いちばん最後はカナさんの静かなピアノだけになる。たじさんが右手を上げる最初の形に戻る。
カナさんの妖しく魅惑的な低音が独特のタイミングで響く。やっぱりいきなりこの前奏で入るの大好き!
「まだまだGIRLでいいかしら」
でも、たじさんはまだ歌わない。バンドでの「まだまだGIRLでいいかしら」をバックに客席に呼び掛け、MUSEのワンマンライブの告知をし、再び客たちに声を掛ける。手を打ち、跳びはね、最後に「ヤーー」と言って歌い始める。
リズムもギターもかっこいい。ボーカルとキーボードは言わずもがな。シンバルが入るのも気持ちいい。聴く者をしびれさせるハーモニー。
たじさんの歌を追いかけるギター。カナさんのソロ。膝を曲げずに足を上げるたじさんの動き。「オン・キーボード、カナーーーーっ」に続く「カナーっ!」の叫び。
去年に続いて後奏のドラムがすごい。一打一打強烈な音が倍加して襲ってくる。たじさんも強く深い声を放ち続けてる。鍵盤もギターもベースも高ぶり連打される。リズムが爆ぜ、カナさんのグリッサンドが締めくくる。
これがBBガールズとはんなりディスコボールシャワー。すごいんだぞ。
(つづく)