CRY

Twitterには長いやつ

甲斐よしひろ Welcome to the ”GUTS FOR LOVE” Tour

1996年2月28日(水) 渋谷公会堂

 渋公は初めて。「甲斐よしひろ HISTORY」で行ったNHKホールの手前にあった。 聞いていた通り、フェスほど大きくはない。

 ブルーのシャツの甲斐が登場。 
 「ダイナマイトが150屯」やけど・・・ん?客の歌声が少なめ。東京の初日は静かやと いうけど、今日もそうなのか。

 いろいろやり取りがあって、アコースティック コーナーは「裏切りの街角」に決定。 甲斐が、自分のギターを持って来させる。ほんとに今決まったようだ。笑っている。 
 ジョージがイントロを失敗してしまう。 
 「ヒューッ、ヒューッ!」と観客が盛りあがる。 
 「そんなに言うならやんないぞ」と、甲斐が笑う。 
 今度も失敗ぎみのイントロやったけど、強行して歌へ。 
 「チュッチュルルー」が終わると、ジョージがまだ間奏弾いてるのに、甲斐はギターを 鳴らし、歌に入った。バナナホールの「風の中の火のように」のように。

 「メタモルフォーゼ」も「マイ マイ マイ」もやってくれた。東京は1曲多い。というか、 それほど、「メタモルフォーゼ」をうたいたいんだ!ということだろう。

 「2月28日にシングルで出るやつを」 
 客席は盛りあがりつつも、「それって、今日のことやん」と、ちょっと変な感じ。僕も 昼間に渋谷のタワーレコードで買うたとこ。 
 甲斐は、言ってから気がついたらしい。

 後半、甲斐のアクションが冴える。 
 「翼あるもの」では、右端のスピーカー前までやって来る。 
 「HERO」でマイクスタンドがうまく廻らないと、後ろへぶん投げてしまった。 
 アンコールでは、口にふくんだ水を吐き、床にぶちまけた。

 2度目のアンコール。 
 出て来てひとことも発さずに、「らせん階段」を弾き始める。この曲に気持ちを込めて いるのが感じられる。 
 後で「ちょっとこわかった」と言ってる人もいたけど、僕はこういうの、好きや。

 緊迫した雰囲気が、「もう1回、メンバー呼び戻そう!」のセリフで弾ける。 
 4人が帰って来る。最後はツアーTシャツで現れることの多かったジョージが、衣装を 変え、黒い帽子までかぶっている。キャップではなくて、ハット。全体は円いが、てっぺんは 真四角。円いサングラスも。 
 「港からやって来た女」 
 舞台左ソデの、やせたローディも、客とおんなじように大きくノッている。 
 メッケンのソロ。このところジョージがエレキで煽ったりしていたが、今日は1回 ギューーンと鳴らしただけ。メッケンが歩を進めることもなかった。 
 甲斐がジョージの帽子を奪ってかぶったり、最後は大盛りあがりやった。

 さあ、ついに明日でこのツアーも最後や。

 

1996年2月28日 渋谷公会堂

 

ダイナマイトが150屯 
絶対・愛 
きんぽうげ 
時の人 
風吹く街角 
スマイル 
ポップコーンをほおばって 
観覧車’82 
安奈 
裏切りの街角 
メタモルフォーゼ 
破れたハートを売り物に 
マイ マイ マイ 
レディ イヴ 
嵐の季節 
風の中の火のように 
翼あるもの 
漂泊者(アウトロー) 
HERO

 

GUTS

 

らせん階段 
港からやって来た女